2012年9月25日火曜日

●● 「名前」は「背景」を添えて。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2012.9.25┃ vol.114 「名前」は「背景」を添えて。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさん

こんばんは。

今回から週1回の配信になって、
少し気持ちが楽になりました(笑)。

今後は1つのメインテーマと、
編集後記として、最後に少し近況報告を入れる
構成で発信していきたいと思います。

ぜひお楽しみください!

今回は、ある飲み会でつっこまれた「名前」に
関するトピックスをお伝えします。

もしこれを機会に、自分の周りにある「名前」を
もっと深く知ろう!という方が増えると嬉しいです。

ぜひ下記をご覧ください(^^)/。


先日、ある飲み会で60歳くらいの男性に、
こんな質問をされました。

「君の名前は、どんな漢字を書くの?」

「はい、『赳夫』という字を書きます。」

「へぇ~、変わった字だね。なんでこの字なの?」

(少し自慢げに・笑)

「実は私の父が、昔、総理大臣だった『福田赳夫』さんの
  ことを、とても尊敬していたんです。

  将来、そういう立派な人物になって欲しいという思いを
  込めて、この名前を頂きました。」

「へぇ~、ずいぶん立派な名前だね~。
  私も『福田赳夫』さんのことは覚えてるよ。」

・・・ここまでは、よかったんです。

そしていままで、私の「名前」に関する話は、
だいたいここで終わっていました。

しかし、その方の口から次に出た言葉は、
当たり前といえば当たり前の、下記の質問でした。

「それで、君のお父さんは『福田赳夫』さんの
  どんなところを尊敬していたの?」

「・・・え?」

恥ずかしい話ですが、、、

私は上記の質問に、
しっかりと答えることができませんでした。

正直、自分がとっても恥ずかしかったです。

もうすぐ30歳になる男が、自分の名前についての
質問に返すことができないとは。。。

「これは、まずい。」と思ってすぐに、名前を
付けてくれた父親に同じ質問をぶつけてみました。

その結果、私の『赳夫』という名前には、

人から羨ましがられたり、
注目を受けたり、
時代の流行りを追いかけるのではなく、

地味だとしても、
例え一時的に批判をされるとしても、

人として正しいこと、
目の前のことよりも将来を見据えて、
自分の信念を持って生きてほしい。

という意味が、込められていました。
(『福田赳夫』さんは、そのような人物でした。)

▼福田赳夫・元首相。田中角栄のライバルでした。

これを聴いて、だいぶ立派な人の名前だなぁと、
背筋が伸びる思いがしましたが(汗)。。

しかし、自分の名前の「意味」を知った時に、
同時に思ったのです。

人、

会社、

お店、

商品、

・・・などなど。

全ての名前には、
付けた人の「思い入れ」や「意図」があります。

しかし、その後ろ側まで理解している人は、
どれくらいいるのでしょうか?

少なくとも私はいままで、人や会社が持っている
「名前」を、大切にしてこなかったのかもしれない・・・。

そんな反省をすることになりましたm(_ _)m。

そして実際に調べてみると、
一見平凡に聴こえても、面白い「意図」を
持ってつけられた名前は沢山あります。

例えば、多くの人が知っている下記サイトの
名前の由来はご存知ですか?

◎ amazon
http://www.amazon.co.jp/

このサイト、なぜ「amazon」というのでしょうか?

その由来を調べてみると、

インターネット草創期の1994年。
ジェフ・ベゾス(Amazon創設者)は、あるヴィジョンを
掲げます。

それは、

「インターネットの世界で、最もユーザーが集まって、
  最も多くの商品が流通するサイトを作りだす。」

そして、このヴィジョンを実現するために作った
サイトの名前が、「amazon」です。

その由来は、もちろん、アマゾン川です。

世界で最大規模の「流域面積」を持つアマゾン川に、
ネットの世界で「最大量の流通」を実現するヴィジョンを
重ねて、この名前を付けたのです。

そして、最初に始めたのが「インターネット書店」であり、
いまでは家電や健康食品、スポーツ用品からバイク用品まで
多くの商品を扱っています。

ご存じだったでしょうか?

最初から「Amazon」の名前の由来を知っていれば、
amazonが書店以外に進出した時にも、何をしたいのか
瞬時に理解ができるでしょう。

名前に関する諺に、
「名は体を表す」という言葉があります。

この言葉の意味は、
「名前はその物や人の性質や実体をよく表す。」
ということです。

しかしこの言葉をもう少し親切に訳すと、

「名前は、付けられた背景(思い入れ・意図)まで含めて
  理解した時に、その性質や実態がよく理解できる。」

ということだと思います。

今回の出来事で、少なくとも私は「名前」に
対する認識が浅かったことがわかりました。

私は自分の名前がとても気に入っていて、
この名前を付けてくれた親に、本当に感謝をしています。

にも関わらず、

その名前を本当の意味で理解できていなかった
訳ですから、他の人の名前にも、しっかりと
関心が向いているはずがありません。

自分の名前を大切にすると同時に、
人の名前を大切にできる人になりたい。

そして、その「背景」(思い入れ・意図)まで含めて
知った時、初めて「理解した」と思えるようになりたいと、
今回の1件から思いました。

やっぱり、様々な年代の方と話すと、
ためになりますね~(>_<)。


=============================================================

最後にちょっと、最近のマイブームをご紹介。

密かに人気急上昇中のマンガ:「となりの関くん」が
面白すぎます。。

◎ となりの関くん
http://www.amazon.co.jp/dp/4840137919

このマンガ、簡単に言うと、「関くん」という
主人公が、ひたすら授業をさばって机の上で遊ぶ
という話です。

ただ、その「関くん」」の遊びにかける情熱が、
尋常ではありません。

将棋、
ドミノ倒し、
チェスの対抗戦、
猫ををあやす、
化石を発掘する、

・・・それを授業中に、机の上でやっちゃうの??

と驚くような遊びを次々に展開していきます。

「無意味なことを一生懸命やるナンセンスさ」は、
一種の男のロマン。

これからの「関くん」に、
個人的に注目したいと思います。


それでは、今週は以上です。
いつも長文にお付き合い頂いて、ありがとうございます。

また次回も、どうぞよろしくお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿