2012年4月29日日曜日

●● 『企画展:世界の終わりのものがたり』

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┃◆2012.4.29┃ vol.76  『企画展:世界の終わりのものがたり』
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みなさん

おはようございます。

先週から「思考の深さ」に関するテーマを書き始め、
今週は「その深め方」を送る予定でした。

しかし、今日はゴールデンウィーク2日目。。

あまり真面目なことを書いても誰も読んでくれない
と思ったため(笑)、

今回は、ゴールデンウィークに一人でも多くの方に
行って欲しい「企画展」の紹介をすることにしました。

この「企画展」は、久しぶりに、
私が自信を持ってオススメできる内容です。

普段、仕事に追われていると忘れてしまったり、
考えることを先延ばしにしてしまいがちな、
「長期的に大切なこと」を思い出すことができます。

おそらく、自分自身の普段の生活、仕事、生き方を
見つめ直すきっかけにも、なると思います。

ぜひ、ゴールデンウィークの予定の参考にして下さい。

【企画展】

『世界の終わりのものがたり』
~もはや逃れられない73の問い~

場所:日本科学未来館(東京・お台場)
期間:2012年3月10日(土)~6月11日(月)
入場料:大人1000円 18歳以下300円

▼公式ホームページ
http://www.miraikan.jp/sekainoowari/


この企画展の主旨を少し説明すると、

「終わり」について、来場者一人一人に真正面から
向き合い、考えてもらうというチャレンジングな
この企画は、2年以上前から進められてきました。

環境学、海洋学、経済学、気象学、情報学、医学、
生物学、哲学、社会学など40人余りの研究者に取材し、
集めた100以上の「問い」から、73を厳選。

その展示内容は、

「個人」の身の回りにあるリスクや死から始まって、
テクノロジーの発展に伴う「文化」や「資源」の終わりへと
テーマを広げ、最後は「世界」そのものの終わりへ向かう。

それらの「問い」と正面から向き合うことで、
「終わり」から始まる、新たな希望のものがたりが
個々人の内側に生まれることを目的とした企画展です。

あらかじめ言っておくと・・・、
この企画展には、特に派手さ・面白さはありません(汗)。

派手な建設物も、
すごいCGを使った動画も、
最先端の科学技術も、

一切、見ることはできません。

それほど広い施設でもないため、
あまり深く考えずに見て回れば、30分もかからずに
全ての展示を見ることができるでしょう。

しかし私は、1つ1つの展示からとても大切で、
本質的な「問い」を投げかけられている気がして、
かなり長い時間、入り浸ってしまいました。

館内は全て写真が許可されているため、ネタバレに
なり過ぎない程度に、内容をご紹介します。


まず、入場してすぐに目に入るのは、

「あなたの人生で一番心配なことはなんですか?」

という「問い」です。

▼この「問い」に、あなたなら何と答えますか?

















お金が無くなること?
仕事を失うこと?
誰かに批判されること?

それとも・・・、

大切な誰かを失くすこと?

会場内には、付箋を使ってアウトプットする場も
あるので、他の人が書いた意見を参考にして、
「問い」に対する自分の考えを深めることができます。

▼「問い」に対するみんなの意見を見ることができます。
















その他にも、最初は「個人」の身の回りにある
リスクや死に関する「問い」が、いくつも並んでいます。

▼リスクに関する「問い」には驚きのデータが・・・。
















上記の「問い」に対しては、多くの方が、
「リスクのない安心な環境で暮らしたい」という
答えを出すのではないでしょうか?

しかし、現実は・・・、

リスクの沢山ある環境に生息している野生の象と、
リスクがまったくない動物園にいる象とでは、
野生の象の方が、寿命が2倍以上長いのです。

リスクがあるからこそ、動物は強くなろうとし、
進化をすることができる。

そんな矛盾を、この自然界は孕んでいるようです。

▼その他にも、根源的な「問い」が沢山出てきます。





















▼この「問い」は、昨年の震災を思い起こします・・・。
















次に、テーマを「テクノロジー」「文化」に移すと、

「テクノロジー・変革・進化」と、
「文化・持続・関係性」の対比構造によって、
その是非が問われます。

「テクノロジー」を進歩させ、「変革」を起こせば起こすほど、
「文化」は失われ、「関係性」の喪失が起こります。

しかし、すでに「テクノロジー」によって補完された
社会から、人類は元の生活に戻ることはできません。

どこまで科学技術に頼り、
どこまで自分たちの人間性を尊重するのか?

これからの時代、避けては通れない課題が、
沢山あるのです。

▼最初の「問い」は、テクノロジーによって消えたものは?
















▼多くの人が「人と人のつながり」と書いていました。
















▼DNAの解析が進み、自分の未来がわかったら・・・。
















▼私との関係性は、どこまで広がる?
















そして、最後のテーマは「世界の終わり」です。

このテーマで最初に投げかけられることは、

「あなたにとって、終わりとはなんでしょうか?」

という「問い」です。

自分が死んだら、それが「終わり」か?
死ぬと、何も残らないのか?
もし、死してなお残る価値があるとしたら、それは何か?

そんな、人生の目的とも言える深い「問い」を、
このテーマでは考えさせられることになるのです。

▼自分が死んでもなお残るものとは、何でしょうか?

















▼地球もいずれ、「終わり」を迎えます。

















▼「死」を意識した上で、生きている間にやりたいことは?
















▼「自分の終わり」に向けて、どんな未来を作るでしょうか?
















以上が、簡単ではありますが、この企画展の概要となります。

シンプルな「問い」から、自分の価値観を改めて見直す
きっかけを与えてくれる内容になっています。

この企画展は、6月11日(月)まで開催されていますので、
ぜひ、時間を創って行ってみて下さい。

個人的な感想としては、この内容で入場料1000円は、
安すぎると思いますよ!


今回は、以上です。

なんだか結局、真面目な内容になってしまいました。。

書いている本人が真面目なので、しょうがないですね(笑)。
許して下さいm(_ _)m。

ちなみに個人的には、ゴールデンウィークに1日、
お台場に行く日を作って、『世界の終わりのものがたり』と、
『ガンダムフロント』に行ったら楽しいと思います(笑)。

◎ ガンダムフロント
http://gundamfront-tokyo.com/jp/

それでは、ゴールデンウィークを楽しみましょう!!

また来週~(^^)/。

2012年4月22日日曜日

●● 思考の井戸を、深く掘る。

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┃◆2012.4.22┃ vol.75    weekly mailmagazine / blog
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〔1〕 思考の井戸を、深く掘る。

〔2〕 近況報告「 【映画】マーガレット・サッチャーの光と闇  」

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〔1〕 思考の井戸を、深く掘る。
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みなさん

こんばんは。

今回から数回に渡って、「思考(考える)」という
テーマについて、気合を入れて書いていきます。

実は、この「思考」というテーマは、
私にとっては常に最大の関心事項なのです。

なぜならば、私は「思考」こそが、

人が持つ能力の中で最も“価値”が高く、
後天的に身につけることができて、これからの時代で、
“求められる能力”だと信じているからです。

自分自身が、まだまだ人に誇れるレベルではありませんが、
書ける範囲でお伝えしていきます。

どなたかの参考になれば、幸いです。


人の言葉・行動は全て「思考」を発端に起こっています。

100階建てのビルでも、
東京スカイツリーだろうと、

誰かが「こんなものを創りたい!」と考え、
発言し、行動したからこそ、いま存在しているのです。

そう考えると、普段私たちが無意識にしている
「思考」は、社会における全ての事象の源だと言えます。

では、この人が持つ「思考」は、どうすれば質が上がり、
周りと自分を豊かにしてくれるのでしょうか・・・?

「思考」の質において、よく使われる尺度が「深さ」です。

「あの人はすごく深い考えを持っている。」と言われる人は、
だいたい「思考」のレベルが高いと言っていいでしょう。

みなさんも、いままでの体験として、

「この人、全然先のこと考えてないな。」
「この人は常に、行き当たりばったりの発言しかしないな。」

という「思考が浅い人」と仕事をして、
ストレスを抱えた経験があると思います(笑)。

しかし一方で、

「この人が出す解決策は、他の人とはレベルが違う。」
「なぜこの人は、的確に物事の本質を見抜けるんだろう?」

という「思考が深い人」と仕事をすることで、
自分が成長できた・成果を出せた、という経験もあるでしょう。

私自身、多くの人と話したり、一緒に仕事をしてみて、
この「思考の深さ」が、人の魅力・仕事の成果に密接に
関わっていると、ようやく分かりました。

「思考が深い人」であればあるほど、行動したことに
よる成果が上がりやすく、自分の思う結果を得ることができる。

それを実感して以来、私は、
「どうしたら自分の思考が深くなるのか?」を、
常に考えてきました。

そこで辿りついた「思考の深さ」に対する1つの見解が、
【「思考の深さ」は「井戸」のようなものである。】
ということです。

「井戸」は掘っていくと、水が出てきます。
掘れば掘るほど、キレイな水が出てくるのです。

少しだけ掘って、浅いところから出てきた水は、
他の人も使っていて、汚れている可能性があります。

これを「思考」に例えると、その意見は
多くの人と同じだったり、個別・個人解としては
正しくても、他のケースには適用できないということになります。

しかし一方で、

長い時間をかけて「井戸」を掘り下げていき、
深いところから汲みだした水は・・・、

とてもキレイで、みんなが飲むことができるし、
他のこと(料理・製品)にも利用できます。

これはつまり、

深い思考から導きだされた意見は、
多くの人が悩んでいることの本質に迫り、
解決する糸口を見つけ、行動を導き出すことができる。

そのような意見・考えになりやすいのです。

つまり、深いところから汲みだした水(思考)であれば
あるほど、多くの問題解決・価値創出につながりやすく
なるのです。

他にも、「深い思考」から導き出された意見・考えは、
多くのことに影響を与えます。

例えば・・・、

・自分の考え・やりたいことに、多くの人が共感して
  くれて、応援・協力してもらうことができる。

・問題の本質を掴み、その解決力が飛躍的に上がる。

・深いレベルで自分の行動を意味づけすることができ、
行動力が上がる。

・人の悩み・感情への理解が上がり、共感力が高まる。

・いままでなかった新しいアイデア(結びつき・組み合わせ)
  を生みだし、価値を創出することができる。

これらのような、本質的な変化を生みだすことができるのです。

私は、こういった「深い思考」の持ち主が、
今後の時代では重宝されるようになる、と考えています。

なぜなら、先週も書きましたが、
「人にしか出来ないこと」で価値を創出することが、
今後は鍵になってくるからです。

そのためにも・・・、

「思考の井戸を、深く掘る」という作業を、
1日わずか1ミリでもいいので進めていくことが
重要になります。

これは、終わりのない作業です。
おそらく、一生かけて深めていくことになるでしょう。

ただ、その「掘り方(深め方)」を複数のパターン知って
おくと、進めやすくなるとも思っています。

そこで来週から、「思考の井戸の掘り方」について、
私の意見を書いていこうと思います。

どうぞ、お楽しみに!

追伸:

このテーマ、私が最も力を入れていることなので、
ご意見・ご感想があったら、ぜひ教えて下さい。m(_ _)m
励みになります!


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〔2〕 近況報告「 【映画】マーガレット・サッチャーの光と闇  」
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「マーガレット・サッチャー」と言えば、
多くの方がその名前を聴いたことがあるでしょう。

イギリス史上初の女性首相でありながら、
11年という長期政権を築き、歴史に名前を残しました。

その間に進められた経済政策は「サッチャリズム」と
言われ、信念を意固地に貫いたが故に、いまだに
賛否が議論されるほどです。

名言としては、

「私はコンセンサス(合意)というものは、
  さほど重要なものであるとは思いません。
  あれは時間の浪費の原因のようなものですから。」

「言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。
  やってほしいことがあれば、女に頼みなさい」

など、過激な発言が多数残っています。

そんな、時代を背負った1人の女性が、
どのような信念を持って国を引っ張っていたのか。

同時に、表舞台で浴びた光によってできた【闇】は、
どのような形で現れたのか・・・。

時代を切り開いた人の、
光と闇を垣間見ることができる映画が公開されています。

◎ マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
http://ironlady.gaga.ne.jp/






















▼サッチャー元首相は、町の小売店の娘でした。















▼女性というだけで周りに笑われます。それでも、信念を貫きます。















▼アルゼンチンとの戦争で勝利し、大きな支持を得ます。















▼最後は、どんどん「独裁者」に向かっていきます。















この映画の概要は、
上記のページや映画紹介サイトを見て頂ければと思います。

私がこの映画の中で、最も注目したのは、
私生活で表面化するサッチャー元首相の【闇】の部分です。

歴史を創りだすような人は、ある意味、狂っているレベルで
一つのことに打ち込まないと偉業は達成できません。

しかし一方で・・・、

それによって失われるものも多く、
1人の人生を長期的に見た時に、それが決して
「幸せ」と呼べるかは、わからない・・・。

この映画を見ている間、そんな深い裏テーマが
隠されているような気がして、なりませんでした。

また、ストーリーだけでなく俳優にも注目です。

サッチャー役のメリル・ストリープによる
迫力のある演技は秀逸としか言いようがありません。

私も観賞後に、サッチャー元首相のことを色々と
調べましたが、写真を見て「同じじゃん!?」と思うほど、
メリル・ストリープは似ていました。

見に行こうと思った方は、サッチャー元首相が
取り組んだ政策、戦争、税制のことなどを少し勉強して
行くと、より楽しめると思います。

歴史が好きな方、光が強く当たっている人の【闇】に
興味がある方は、ぜひご覧ください。


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最後に・・・、

今週の前半、出張で博多に行ってきたのですが、
初めて本場の「水炊き」を食べました。

食べた瞬間・・・、全然違う!

いままで自分が味わってきた「水炊き」の味とは
まったく違っていて、少し衝撃を受けました。

▼食べた「水炊き」。スープの色が違います。。
















▼肉も、私が知っている「水炊き」とはものが違いました・・・。
















今回お世話になったお店は、このお店です。
(かなり有名な店らしいです。)

◎ 水たき 長野
http://r.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000010/

まだまだ日本には、
知らないけど美味しい食べ物が沢山ありますね。。

ぜひみなさんも、博多に行く機会があれば
美味しい「水炊き」を体験してみて下さい。

それでは、本日は以上です。

今回も私の長~~い駄文に付き合って頂いて(汗)、
本当にありがとうございます。

来週も、どうぞお楽しみに!

2012年4月15日日曜日

●● 『ハイ・コンセプト』の時代

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┃◆2012.4.15┃ vol.74    weekly mailmagazine / blog
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〔1〕『ハイ・コンセプト』の時代

〔2〕 近況報告「 サバイバルゲームで、狙い打つ! 」

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〔1〕 『ハイ・コンセプト』の時代
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みなさん

こんばんは。

今週は、私の現在の取り組みをご紹介したいと思います。

先週も書きましたが、今年の頭くらいから、
下記の講座の企画・運営をしています。

◎ビジネススケッチ講座 Facebookページ
http://www.facebook.com/business.sketch

※私が毎日(平日)、更新しています。
  ぜひ「いいね!」で応援してもらえると嬉しいです!

◎ビジネススケッチ講座 ホームページ(作成中)
http://www.business-sketch.jp/

この講座は、「絵を仕事に利用する」という
コンセプトで、仕事に使える・自分の未来を描くための
絵の描き方をお伝えしています。

「絵なんて、別に仕事と関係ないじゃん。。」
「絵が描けるようになっても、売上は増えないしなぁ。」

そう思われた方も多いと思います。

そこで、今回は私がこの講座に取り組もうと決めた背景を、
1冊の本と一緒にご紹介したいと思います。

どなたかの参考になれば嬉しいです。


私と一緒に仕事をしたり、ゆっくり話をしたことが
ある方はご存じだと思いますが、、、

私は論理・言語を重視した『左脳タイプ』の人間です。

一つの行動をする度に、

「何でそれをやるんだっけ?」
「それやってどうしたいの?」

という面倒くさいことを言う人間なのです(汗)。

しかし、実は・・・、

私は昨年くらいから、自分が『左脳タイプ』の人間で
あることに、危機感を覚えていました。

なぜならば、

今後の成熟社会の中では、私のようなタイプは
『価値が落ちていく』からです。

その危機感を与えてくれたのは、ある1冊の本でした。

◎ ハイ・コンセプト ~「新しいこと」を考え出す人の時代~
http://www.amazon.co.jp/dp/4837956661






















この本の概要を少し解説すると、

コンピューターが発達し、インターネットが普及。
そしてBRICs諸国が追い上げてくる中で、アメリカや日本の
ような先進国の人間はどうすればいいのか。

21世紀に、まともな給料をもらって、よい生活をしようと
したら、どんな能力を身につけなければいけないか、

これらのことを、現在の社会で起きている構造的な変化と
ともに、詳しく解説してくれる良書です。

私はこの本に出会って、自分が現在持っている
特性・スキルに対して、『危機感』を抱きました。


なぜならば、この本の結論を要約すると・・・、

(1)他の国(特に途上国)にできる仕事は、どんどん無くなる。

現在はネット環境が整って、
地球の裏側までの通信コストがゼロになった。

そうなると、先進国はBRICs、そしてアフリカなどの、
人件費が10分の1以下の人たちと競争しなくてはならない。

つまり、「誰がやっても結果が同じ仕事」では、
収入は下がる一方になるのだ。


(2)コンピューター・ロボットにできる仕事は、どんどん無くなる。

単純作業、繰り返し計算、反復手順に分割できる仕事は、
どんどんコンピューター・ロボットに取って代わられる。

それらは疲れることを知らず、睡眠の必要もなく、
エネルギーさえあれば、永遠に動き続けるのだ。

しかも、論理・効率の分野では、コンピューターの知能レベル
が上がったことで、人間の頭脳は必要なくなってしまった。

その証拠に、チェスの世界チャンピオンでも、
いまではコンピューター相手に勝つことすらできない。

論理・効率に限定してしまえば、すでに人間よりも
コンピューターの方が圧倒的に早く、優れているのだ。


(3)機能・利便性だけを求めた仕事は、どんどん無くなる。

すでに現在の人々は、
機能・合理性(利便性)を訴えた商品・サービスでは、
満足できなくなっている。

そのような商品(例えば、いまのデジタルテレビ)は、
急激に価格が落ちていくことになる。

それよりも、有意義な生きがい(意味)・目的、
自分らしさなどの精神の充足を与えてくれる商品・サービス
こそが、求められているのだ。


以上の(1)~(3)の変化が、いまも徐々に進行しています。

この変化が起きた後の社会では、
『私たちがする仕事』はどうなるのでしょうか?

単純作業ではなく、力仕事でもない。
反復性、論理性でもない仕事といえば・・・、

創造力を活かし、新しいものを発想すること。
部分ではなく、全体的なデザインができること。
他人に共感して、つながりを深められること。
新たな意味・意義を見出し、物語を描けること。

こういった、
人々の美的感覚と感情的・精神的欲求を満たせる
ような仕事を、行わねばならなくなったのです。

そして、これらの仕事を行う上で必要とされるのは、

情報化社会において価値が高かった
『左脳タイプ』の論理・言語能力よりも、

コンセプチュアル社会と言われる、美的・感情的・精神的な
豊かさをもたらす『右脳タイプ』の感性・創造力こそが、
価値を持つ時代になるということです。

この美的・感情的・精神的という要素ですが・・・、
私には、最も欠落している能力です(涙)。

そのため、この本を読んで、

将来自分が「価値の高い仕事」をするためにも
『右脳系能力』を磨かなければ、、、と、
痛烈に感じたのです。

『右脳系能力』を磨くには、物語を書く、比喩を考える、
絵を描く、共感を得る、ユーモア・遊び心を持つなど、
様々な方法があります。

その中から、私はいま持っている「習慣」との相性、
そして何より「人との出会い」もあって、「絵を書く」
という分野を選びました。

またせっかくなら
自分の「好きなこと」「楽しいこと」とくっつけて、
「講座をやろう!」という結論に至ったのです。

みなさんも、いままでの仕事を振り返ってみて・・・、

自分が持っている「右脳系能力」の中でも、
『何が優れているのか?』をぜひチェックしてみる
ことをおススメします。

もしかしたら、その能力がこれからの時代、
すごい価値を生み出すかもしれませんよ(^^)/。


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〔2〕 近況報告「 サバイバルゲームで、狙い打つ! 」
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「見つけた・・・!!」

私は、注意深く周りを観察しながら、
まだこちらに気づいていない敵影を発見した。

早速、無線機で仲間と交信する。

「2時の方向、15m先に敵影あり。誰か近くにいますか?」

味方から返事が返ってくる。

「えー、いま俺が30m先にいる。戻って後ろから殺るか?」

「そうですね。じゃあ、僕が少し引きつけておきます。
  少し撃ち合うので音を頼りに来て下さい。敵に気をつけて。」

「了解。」

そして、私が敵と銃撃戦を開始。

どちらも動けない膠着状態を作りだして、数分が立つと・・・、

見事に敵の援護が到着。

後ろにノーマークだった敵は、
いとも簡単に仕留めることができたのです!!

そう、森の中の闘いは、周囲360°に注意を張り巡らせながら、
敵には気付かれないように味方と協力をして、敵の数を
減らしていく、高度な心理戦であり、チーム戦なのだ・・・。

ということで、今回はそんなスリリングな体験ができる、
サバイバルゲーム(略:サバゲー)に行ってきたご報告です!!

私は今回が初めてのサバゲー参加だったのですが、
朝6時前に起きて夕方17:30まで、たっぷり銃撃戦を
堪能してきました!

今回サバゲーを体験してきたのは、こちらのフィールドです。

◎ サバイバルゲームフィールド NO.9
http://www.no9-co.jp/

▼今回お世話になったフィールド。千葉の山の中にあります。
















▼全ての装備を借りれることができるので安心です。
















▼マトリックスに出てきた武器庫のようです。
















▼服も借りられます。最終的には汗びっしょりになりました。。
















▼ここからバトルフィールドに入っていきます。
















今回は、ある広告会社の社長が中心となった14人の
メンバーで、7対7の死闘を繰り広げてきました。

すごい人でいうと、実際に自衛隊の非常勤務を
やっている人までいて(汗)、装備・雰囲気が違いました。

しかし、それもゲームが始まって、
フィールドに入ってしまえば関係ありません。

サバゲーで活躍できるかは、上手さ・経験もありますが、
相手が通る道をどう抑えるか?さえわかれば、
初心者でもベテランを仕留めることができるのです。

実際に初参加の私でも、
草むらに隠れて相手が来たところを狙い打ってみたり、
攻め込んできたところを味方3人で囲んでみたり(笑)、

と、かなり楽しむことができました。

特に、相手が気付いていない時に、こちらが一方的に
狙い撃ちをして、ヒットした時の快感といったらもう・・・、

たまらなく楽しいのです(笑)。。

▼すごい銃を使っている人も沢山いました。。
















▼今回私をサバゲーに誘っってくれたOさん。。
















ちなみに、サバゲーに参加した翌日・翌々日は
太ももと腕がひどい筋肉痛に襲われましたが、

森の中を走り回れる快感、
味方と協力をして、敵を罠にかける快感、
そして、無防備な相手を一方的に仕留める快感、、、

これらに比べたら、筋肉痛なんて、
大したことはありません。

サバゲーは、アクション映画が好きな人には、
適度な運動にもなるのでおススメですよ!!

次回の戦闘は6月に行う予定です。

興味がある人は、
ぜひ私とチームを組んで、敵を狙い打ちましょう!


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最後に・・・、

みなさん、安心して下さい。
世界の安全度が、また一つ上がりました。

なんと、ゾンビが襲って来た時のための、
サバイバルマップができたようです。

◎ ゾンビに街を支配されたときに役立つサバイバルマップ

『Map of the Dead: Zombie Survival Map』
http://japan.internet.com/webtech/20120414/1.html

これで、バイオハザードのような世界になっても、
多くの人が生き残れますね!!

みなさん、「想定外の事態」に備えて、
ぜひダウンロードしてみてください。

それでは、本日は以上です。

今回も最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます。
来週も、どうぞお楽しみに!

2012年4月8日日曜日

●● 探し続ける覚悟を。

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┃◆2012.4.8┃ vol.73    weekly mailmagazine / blog
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〔1〕 探し続ける覚悟を。

〔2〕 近況報告「 BRUTUS:大友克洋、再起動。 」

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〔1〕 探し続ける覚悟を。
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みなさん

こんばんは。

先週から、
「自分で、自分のことがわからなくなる。」
ことについて、心理的な原因を探っています。

社会に出て「稼ぐこと」や「目の前の仕事を行う」
という現実を前に、自分の「好きなこと」「楽しいこと」
を、いつの間にか見失ってしまった・・・。

でも、自分の「好き・楽しい」を活かして仕事を
したいと思っている・・・、そんな、私のような人に(汗)、
役に立てば嬉しいです。

今回は、なぜ自分の「好きなこと」「楽しいこと」が
わからなくなってしまうのか?について、書いていきます。

いつもにも増して長文になってしまいましたが、、、
お時間のある時に、ぜひご覧ください(^^)/。


先週も書きましたが、人は、
「自分で、自分がどんな人間か理解する。」
ということが、苦手な生き物のようです。

友人・知人の「欠点」はいつも言っているけど、
自分自身の「強み・欠点」はよく分かっていない。

そんな人、沢山いませんか?

もちろん、私自身もその特性を強く持っていて・・・、

社会人として仕事をするにつれて、いつの間にか、
自分の「好きなこと」「楽しいこと」が分からなくなって
しまいました。

自分は一体、何が好きなんだろう?
自分は一体、何をしている時が楽しいんだろう?

そんな状態に、陥ったのです。

なぜ、自分のことにも関わらず、
「好きなこと」「楽しいこと」すら、
わからなくなってしまったのでしょうか?

先週も書きましたが、その理由として下記の3つを考えました。

=========================================

◎「好きなこと」「楽しいこと」を見失ってしまう理由

1、自分にとっては「アタリマエ」すぎて、
    他人から見たら異常行動だと気づけなくなっている。

2、他人からの批判・中傷によって、自分を押し殺している。

3、それが「好きなこと」「楽しいこと」だと、認めたくない。
    認めるのが、怖い。

=========================================

これらの理由を1つずつ、解説していきます。

1、自分にとっては「アタリマエ」すぎて、
    他人から見たら異常行動だと気づけなくなっている。

人には、誰しも「偏り」があります。

普段の生活でいえば、

・時間を何に使うか。
・お金で何を買っているか。
・どんな場所によくいるか。

などの「基礎行動」を見ていけば、確実に人それぞれが
違う動きをしているのです。

しかし、自分にとってはそれらの行動は、
アタリマエであり、日常です。

そのため、偏りがあったとしても、
自分では気づけないことが多く、ある意味
「みんな同じだろう」という錯覚を持ってしまうのです。


2、他人からの批判・中傷によって、自分を押し殺している。

私が、このパターンでした。

自分の「好きなこと」「楽しいこと」が、
以前はわかっていたのです。

しかし、他人からの批判・中傷によって、
自己否定をかけてしまいます。

「こんなことが好きなんて言ったら、馬鹿にされる。」
「こんなことが楽しいって言ったら、変だと思われる。」

このように、他人の目を気にすることから・・・、

「好き」なのに、「楽しい」ことなのに、
好きでも・楽しくもない振りをすることで、
本当の感情を押し殺してしまうのです。


3、それが「好きなこと」「楽しいこと」だと、
    認めたくない。認めるのが、怖い。

これは、理想を思い描くのは好きだけど、
現実を認めたくない私のような人に多いパターンです(笑)。

いまは「好きなこと」「楽しいこと」がわからないから、
やっていないだけだ。

もしわかったら、もちろん、やるつもりだ。

そんな言い訳を盾にして、自分が「好きなこと」
「楽しいこと」をやっていないことを、正当化するのです。

しかし一方で、本当の自分が心の中で
「いまの状態は、何か違う」と囁き、葛藤に苦しめられ
ることになります・・・。


以上、3つのの理由で、
自分の「好きなこと」「楽しいこと」を
見失ってしまう人が多いのではないでしょうか?

これらの問題に対して、
どうやって自分の「好きなこと」「楽しいこと」を
見つければいいのか?

という質問に対しては、色々と解決策はあると思います。

例えば、

・自分のお金・時間・場所を見える化してみる。
・子供の頃、学生の頃に夢中になったことを思い出す。
・昔からの友達に、自分について聴いてみる。

などは、確実にヒントになるでしょう。

ただ、それよりも、

私が感じる最も重要なことは、
自分が「好きなこと」「楽しいこと」を大切にして、
それがどんなことでも、素直に認め、見栄を張らないこと。

そして、出来る限りを仕事にする(やり続ける)方法を、
探し続けること・諦めないこと。

それこそが重要だと思うのです。

いまのように、キャリア・労働環境が流動的になると、
同じ会社の中でも、違った仕事を体験する機会が増えています。

その機会を利用して、少しでも自分らしく働ける仕事・環境や、
自分の「好きなこと」「楽しいこと」に近い仕事を、

求め続ければ、
探し続けていれば、
諦めなければ、

どこかでヒントが見えてくるはずだと、
私は、信じています。


そんなことをずっと考えていた私ですが、
実は・・・、

自分の「好きなこと」「楽しいこと」を仕事にする
ために、小さな一歩ですが、行動を始めています。

自分が大好きな知識・知恵の体系を持って、
人の可能性を開くことに貢献する、同じ方向性を
持った人と一緒に学ぶ。

そんな講座を、運営・企画しているのです。

詳しくは来週書こうと思いますが、
ぜひ下記のサイトを見て頂けると嬉しいです!

◎ビジネススケッチ講座 Facebookページ
http://www.facebook.com/business.sketch

※私が毎日(平日)、更新しています。
  ぜひ「いいね!」で応援してもらえると嬉しいです!

◎ビジネススケッチ講座 ホームページ
http://www.business-sketch.jp/

来週は、この「ビジネススケッチ講座」について、
背景、目的、概要などをご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに!!



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〔2〕 近況報告「 BRUTUS:大友克洋、再起動。 」
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今回は、オタクな人にしかわからない内容です。
(↑ノーマルな方、すいませんm(_ _)m)

昨年から「糸井重里特集」「スターウォーズ特集」と、
オタク心を読み切った特集を組んでいる『BRUTUS』が、
またしてもやってくれました。

今回の特集は・・・、

「日本のアニメーションに対する世界の評価を一変させた」
と言える名作:『AKIRA』の原作者:大友克洋さんです。

◎ BRUTUS:大友克洋、再起動。
http://magazineworld.jp/brutus/729/read/






















▼代表的なイラストも沢山掲載されています。

『AKIRA』をあまり知らない方も、
タイトルくらいは聴いたことがあるかもしれません。

◎ AKIRA
http://dbeat.bandaivisual.co.jp/akira/

『AKIRA』は、歴史に名を残した作品です。

舞台は第三次世界大戦後の世界にある「廃墟都市(ネオ東京)」。
そこに生きる「不良少年」たちが、人為的に作られた「超能力」
を操る敵と闘い、無政府状態の日本をどう導いていくのか・・・、

という、誰もが想像すらしなかった世界を1982年に発表し、
日本の漫画界に『革命』を起こしました。

しかも、日本で爆発的なヒットを記録した後は、、

1990年に北米・ヨーロッパで映画が公開されると
カルト的な人気を得ることになり、「日本のアニメ」の
先進性を世界に知らしめたのです。

今回の特集では、

長く漫画を描いていなかった大友さんが、なぜいま、
「再起動」をすることになったのか?という理由。

そして、昨年の震災が与えた影響などが書かれています。

私が最もこの特集で面白かったのは、
大友さんの「漫画へのコダワリ」が垣間見えたことです。

これだけデジタルが発達しても、まったくコンピューターを
使うことなく、全て手で描くというのです。

なぜならば・・・(以下、インタビューより抜粋)、

「雲の線一本、建物の線一本引くにも、
「雲になれ」「ビルになれ」って念じながら引いてるわけです。

そういう「呪い」が溜まっていれば、お客様も気持ち悪くなるんじゃ
ないかって。コンピューターだと「呪い」が薄いんですよね。」

この「呪い」という言葉に、大友さんの漫画にかける
執念のような意気込みを、感じました。

しかも・・・、

今回の特集には、「スラムダンク」の原作者:井上雄彦さん
との対談も掲載されています。

▼この2人の組み合わせは中々見られません。。
















読めば分かりますが、一流の人が1つの作品に賭けている思い、
絵に対するコダワリなどを語り合う言葉には、
刺激を受けること間違いありません。

ちなみに、今回の特集は来週から始まるこの原画展の
プロモーションを兼ねているのですが、、、

私はもちろん、行くことにしました(笑)。

◎ 大友克洋GENGA展
http://www.otomo-gengaten.jp/























大友さんの新作には、どんな物語(未来)が描かれるのか・・・。
いまから楽しみで、仕方がありません。

みなさん、書店でBRUTUSを見かけたら、
ぜひ中を覗いてみて下さい(^^)/。


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最後に・・・、

どれだけ探しても、見当たりません。
すでに全滅してしまったようです・・・。

いまだかつて、『豆腐』がここまでの
快進撃をみせたことがあったでしょうか?

▼「ザクとうふ」(198円)。こんなの・・・反則でしょ!!
















▼「ザクとうふ」早くも全滅!?
   生産間に合わず、全力で増産体制強化へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120403-00000049-rbb-ent

▼「ザクとうふ」 相模屋公式ホームページ
http://sagamiya-kk.co.jp/zaku/detaile.html

やっぱりヒットの要因は、
「ヒートホーク・スプーン」だったと思います。

かっこよすぎですって・・・。

今回は最後までオタクな内容になってしまいました。。
ノーマルな方々、退屈させてすいませんm(_ _)m。。

それでは、本日は以上です。
今回も最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます。

来週も、どうぞお楽しみに!



2012年4月1日日曜日

●● 自分が一番、わからない?

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2012.4.1┃ vol.72    weekly mailmagazine / blog
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 自分が一番、わからない?

〔2〕 近況報告「 想像性と優しさを兼ね備えた「おもちゃ」 」

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〔1〕 自分が一番、わからない?
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みなさん

こんばんは。

突然ですがみなさん、
自分の「好きなこと」「楽しいこと」って
理解していますか?

自分はどんなことなら、
(人から止められようとも)好きでやってしまうのか。

どんなことをしている時が、
一番楽しくて、ワクワクできるのか。

私は社会人になってからずっと、
自分の中の「好きなこと」「楽しいこと」を探し、
悩み、迷ってきました(今も続いています)。

それでも、いまも探し続ける理由は、

自分の生涯の仕事は、「頑張る・踏ん張る」とは
まったく違うエネルギーである、「好き」「楽しい」の
次元で仕事がしたいと、心から望んでいるからです。

今日から、その「好きなこと」「楽しいこと」について、
私の小さな気づきを書いていきたいと思います。

どなたかの参考になれば幸いです。


思い返してみると、私は学生時代の頃から、

「自分の興味のある分野について学ぶ。」
「同じ分野に興味のある人と会って話す。」

ということが、大好きでした。

なにか本を読んで、興味があったら勉強会に行ってみる。
勉強会に行って、講師の話を直接聴く。質問する。
同じ勉強会の参加者と話をして、意見を交換する。

この一連の行動によって得られる『知的興奮』に、
病みつきになってしまったのです。

たとえ高いお金を支払おうと、
たとえ土日が亡くなろうと、

何かを学ぶ・人と会う、
そんな行動が、楽しくて楽しくて仕方がなかったのです。

そのためであれば、学生時代にはバイトを増やし、
節制して、友達と遊びに行かずに(汗)、お金を貯める、
という行動も、まったく苦ではありません。

俗にいう「飲み会」や「合コン」なんかに行くよりも、
よっぽど何かについて学んだほうが楽しいのに・・・、
真剣にそんな疑問を持っていました。

上記のように言葉にしてみると、
「好きなこと」「楽しいこと」が分かりやすくて、
偏っている私でも・・・、

社会人になって数年が経つと、自分が何が「好き」で、
何をしている時が「楽しい」のか、

まったく分からない状態になりました。

「自分の好きなことって、なんだろう?」
「自分は何をしている時が、楽しいんだろう?」

そんなありきたりな質問が頭の中でグルグルまわって、
解答が見つからない。そして結局、自己嫌悪で終わる。

そんな状態に、陥ったのです。
(いまも抜け出したとは思っていません。)

なぜ、こんなにも・・・、

自分のことは、見えないのでしょうか?
自分のことなのに、見えなくなってしまうのでしょうか?

その総論に対しての答えは、まだ私には分かりません。

しかし、その中の一部である、私の最大の関心事、
自分の「好きなこと」「楽しいこと」を見失ってしまう
理由については、実体験から下記のように考えています。

「好きなこと」「楽しいこと」を、
見失ってしまう理由は、それは・・・、

1、自分にとっては「アタリマエ」すぎて、
    他人から見たら異常行動だと気づけなくなっている。

2、他人からの批判・中傷によって、自分を押し殺している。

3、それが「好きなこと」「楽しいこと」だと、認めたくない。
    認めるのが、怖い。

この3つだと思うのです。

この3つの要因を、外部から気づかせてくれる人がいれば、
「好きなこと」「楽しいこと」が見つかりやすくなる、
と最近は思うようになりました。

全て解説したいのですが、今回で書いてしまうと、
またかなりの分量になってしまうので(汗)、

来週、続きを書きたいと思います。
(ちょっとこのテーマ、長引くかもしれません。。)

お楽しみに!

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〔2〕 近況報告「 想像性と優しさを兼ね備えた「おもちゃ」 」
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言葉とは不思議なもので、

1つの言葉でも、人によって連想される
意味・イメージがまったく違います。

例えば、みなさんは下記の文章から、
どんなことをイメージするでしょうか?

「私は、あの男におもちゃのように扱われた。」

・・・少し例文が悪いかもしれませんが(汗)。。

この文章を日本人が読むと、多くの人が
「男性が女性に対してひどい扱いをした。」
という意味にとられます。

しかし、、、

この文章をヨーロッパやロシアの人が読むと、
「男性が、女性を丁寧に・大切に接した。」
という意味になるのです。

この違いは、「おもちゃ」という言葉から
連想される意味・イメージが違うからです。

日本では「おもちゃ」といえば、
子供が使う遊ぶ道具の意味合いが強いですが、

ヨーロッパやロシアで「おもちゃ」といえば、
想像性を育み、子供を教育してくれる貴重な物、
大切に扱うべき物なのです。

上記のように、日本では少し重要性が
低く見られている「おもちゃ」に関して、

東京都内に世界中から有名な・珍しい「おもちゃ」を
集めた美術館があるのはご存知ですか?

今日は私が1度行って大好きになってしまった、
「東京おもちゃ美術館」のご紹介です!

◎ 東京おもちゃ美術館
http://goodtoy.org/ttm/

この美術館は、
中央・総武線「四ツ谷駅」から徒歩10分、
丸ノ内線「四谷三丁目駅」から徒歩5分の場所にあります。

私も歩いていて、途中から
「こんな住宅街の中に、本当に美術館があるの?」
と思いましたが、少し我慢するとすぐに見えてきます。

▼この美術館は、廃校となった学校を使って展示をしています。
















▼入口はこちら。とにかく空間がいい!落ち着きます。
















▼各教室の中には、沢山の「おもちゃ」が並んでいます。
















中に入ってみると、まず、
展示されている「おもちゃ」の量に驚かされます。

字の通り、【全世界から・あらゆる時代の「おもちゃ」】
を集めてきているため、見たこともないような種類が
沢山あるのです。

そして、多くの「おもちゃ」を見ていく内に・・・、

「おもちゃ」という物の創造性、教育に対する可能性、
いままでの歴史、果たしてきた役割に、圧倒されます。

「いままで自分は、「おもちゃ」という物を、
  まったく理解していなかった。」

と、真剣に思わされます。(←本当に)

▼2012年の「おもちゃベスト10」。知らない「おもちゃ」が沢山です!
















▼様々な「おもちゃ」で遊ぶことができます。
















▼木の玉で出来たお風呂。私も入りましたが、、気持ちいい。。
















多くの「おもちゃ」を触ったり、体験していく中で、
最も印象的だったのは、やはり「木で出来たおもちゃ」です。


上の写真にもあるように、
木の玉で出来たお風呂に入ると、子供は笑顔になるし、
大人だって身体も心も癒されるのです。


この質感から感じ取れる“優しさ”は、
テレビゲームで表現できるはずがありません。

こういう物で子供の時から遊べば、
もう少し私も優しい人間になったのではないか・・・!(笑)
とすら思いました。

これから、「おもちゃ」が子供の教育にどれだけ
影響を与えるかという点で、確実に注目を集めるだろうなぁ、、
という確信を得てきました。。

その他にも、1回では回りきれないほど、
沢山のゲームを体験することが出来ます。

ハッキリ言って、これは大人もハマってしまうと思います。


▼私がハマったゲーム。共通項目を4つ並べたら勝ち!
















▼女の子2人が真剣勝負をしています。
















▼アフリカの音が出る「おもちゃ」も展示されていました。





















▼積み木のおままごとセット。男の子が独占状態でした。。
















▼「おもちゃ作成教室」なども行われています。
















今回、私は2時間ほど見たり遊んだりしましたが、
この美術館を全て満喫しようとしたら、とても2時間では
足りません。

また、本当に多くの子供たちが遊んでいるので、
それをかいくぐってゲームを確保するのは至難の技です(笑)。

行く方は、覚悟して行って下さい。

しかし、

私がぜひ、この美術館に行って頂きたいのは・・・、
お子様をお持ちの方です。

その方々には、この美術館に行くことを全力で
おススメします!

木の優しさや、自分の身体を動かして遊ぶ
楽しさを知るためにも、ぜひ子供を連れて行ってあげて下さい!

ここの楽しさは、私が保証しますよ!!


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最後に・・・、

今日は4月1日。1年に1回のエイプリルフールです。

みなさんご存じかもしれませんが、日本にはいつの間にか、
ある1つの素晴らしい文化が根付いています。

それは、4月1日に様々な企業・団体・個人が、
24時間限定で何がウソで何が本当かわからない
カオスまみれのホームページを公開するという文化です。

そんな中でも、今年、私が一番気に入ったサイトはこれでした。

◎ auから春モデルの新製品「MAKYU 01」として、
  「大リーグボール養成スマートフォン」登場
http://www.au.kddi.com/jiyu/0401/

面白い・・・!

こういう、ある意味「ふざけた企画」から、
次の新しい商品・サービスが生まれる気がしてなりません。

他にも沢山面白いサイトが上がっているので、
ぜひチェックしてみて下さい。

◎ エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ 2012年
http://gigazine.net/news/20120401-aprilfool-matome/

それでは、本日は以上です。
今回も、最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます。

来週も、どうぞお楽しみに!