2012年4月22日日曜日

●● 思考の井戸を、深く掘る。

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┃◆2012.4.22┃ vol.75    weekly mailmagazine / blog
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〔1〕 思考の井戸を、深く掘る。

〔2〕 近況報告「 【映画】マーガレット・サッチャーの光と闇  」

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〔1〕 思考の井戸を、深く掘る。
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みなさん

こんばんは。

今回から数回に渡って、「思考(考える)」という
テーマについて、気合を入れて書いていきます。

実は、この「思考」というテーマは、
私にとっては常に最大の関心事項なのです。

なぜならば、私は「思考」こそが、

人が持つ能力の中で最も“価値”が高く、
後天的に身につけることができて、これからの時代で、
“求められる能力”だと信じているからです。

自分自身が、まだまだ人に誇れるレベルではありませんが、
書ける範囲でお伝えしていきます。

どなたかの参考になれば、幸いです。


人の言葉・行動は全て「思考」を発端に起こっています。

100階建てのビルでも、
東京スカイツリーだろうと、

誰かが「こんなものを創りたい!」と考え、
発言し、行動したからこそ、いま存在しているのです。

そう考えると、普段私たちが無意識にしている
「思考」は、社会における全ての事象の源だと言えます。

では、この人が持つ「思考」は、どうすれば質が上がり、
周りと自分を豊かにしてくれるのでしょうか・・・?

「思考」の質において、よく使われる尺度が「深さ」です。

「あの人はすごく深い考えを持っている。」と言われる人は、
だいたい「思考」のレベルが高いと言っていいでしょう。

みなさんも、いままでの体験として、

「この人、全然先のこと考えてないな。」
「この人は常に、行き当たりばったりの発言しかしないな。」

という「思考が浅い人」と仕事をして、
ストレスを抱えた経験があると思います(笑)。

しかし一方で、

「この人が出す解決策は、他の人とはレベルが違う。」
「なぜこの人は、的確に物事の本質を見抜けるんだろう?」

という「思考が深い人」と仕事をすることで、
自分が成長できた・成果を出せた、という経験もあるでしょう。

私自身、多くの人と話したり、一緒に仕事をしてみて、
この「思考の深さ」が、人の魅力・仕事の成果に密接に
関わっていると、ようやく分かりました。

「思考が深い人」であればあるほど、行動したことに
よる成果が上がりやすく、自分の思う結果を得ることができる。

それを実感して以来、私は、
「どうしたら自分の思考が深くなるのか?」を、
常に考えてきました。

そこで辿りついた「思考の深さ」に対する1つの見解が、
【「思考の深さ」は「井戸」のようなものである。】
ということです。

「井戸」は掘っていくと、水が出てきます。
掘れば掘るほど、キレイな水が出てくるのです。

少しだけ掘って、浅いところから出てきた水は、
他の人も使っていて、汚れている可能性があります。

これを「思考」に例えると、その意見は
多くの人と同じだったり、個別・個人解としては
正しくても、他のケースには適用できないということになります。

しかし一方で、

長い時間をかけて「井戸」を掘り下げていき、
深いところから汲みだした水は・・・、

とてもキレイで、みんなが飲むことができるし、
他のこと(料理・製品)にも利用できます。

これはつまり、

深い思考から導きだされた意見は、
多くの人が悩んでいることの本質に迫り、
解決する糸口を見つけ、行動を導き出すことができる。

そのような意見・考えになりやすいのです。

つまり、深いところから汲みだした水(思考)であれば
あるほど、多くの問題解決・価値創出につながりやすく
なるのです。

他にも、「深い思考」から導き出された意見・考えは、
多くのことに影響を与えます。

例えば・・・、

・自分の考え・やりたいことに、多くの人が共感して
  くれて、応援・協力してもらうことができる。

・問題の本質を掴み、その解決力が飛躍的に上がる。

・深いレベルで自分の行動を意味づけすることができ、
行動力が上がる。

・人の悩み・感情への理解が上がり、共感力が高まる。

・いままでなかった新しいアイデア(結びつき・組み合わせ)
  を生みだし、価値を創出することができる。

これらのような、本質的な変化を生みだすことができるのです。

私は、こういった「深い思考」の持ち主が、
今後の時代では重宝されるようになる、と考えています。

なぜなら、先週も書きましたが、
「人にしか出来ないこと」で価値を創出することが、
今後は鍵になってくるからです。

そのためにも・・・、

「思考の井戸を、深く掘る」という作業を、
1日わずか1ミリでもいいので進めていくことが
重要になります。

これは、終わりのない作業です。
おそらく、一生かけて深めていくことになるでしょう。

ただ、その「掘り方(深め方)」を複数のパターン知って
おくと、進めやすくなるとも思っています。

そこで来週から、「思考の井戸の掘り方」について、
私の意見を書いていこうと思います。

どうぞ、お楽しみに!

追伸:

このテーマ、私が最も力を入れていることなので、
ご意見・ご感想があったら、ぜひ教えて下さい。m(_ _)m
励みになります!


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〔2〕 近況報告「 【映画】マーガレット・サッチャーの光と闇  」
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「マーガレット・サッチャー」と言えば、
多くの方がその名前を聴いたことがあるでしょう。

イギリス史上初の女性首相でありながら、
11年という長期政権を築き、歴史に名前を残しました。

その間に進められた経済政策は「サッチャリズム」と
言われ、信念を意固地に貫いたが故に、いまだに
賛否が議論されるほどです。

名言としては、

「私はコンセンサス(合意)というものは、
  さほど重要なものであるとは思いません。
  あれは時間の浪費の原因のようなものですから。」

「言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。
  やってほしいことがあれば、女に頼みなさい」

など、過激な発言が多数残っています。

そんな、時代を背負った1人の女性が、
どのような信念を持って国を引っ張っていたのか。

同時に、表舞台で浴びた光によってできた【闇】は、
どのような形で現れたのか・・・。

時代を切り開いた人の、
光と闇を垣間見ることができる映画が公開されています。

◎ マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
http://ironlady.gaga.ne.jp/






















▼サッチャー元首相は、町の小売店の娘でした。















▼女性というだけで周りに笑われます。それでも、信念を貫きます。















▼アルゼンチンとの戦争で勝利し、大きな支持を得ます。















▼最後は、どんどん「独裁者」に向かっていきます。















この映画の概要は、
上記のページや映画紹介サイトを見て頂ければと思います。

私がこの映画の中で、最も注目したのは、
私生活で表面化するサッチャー元首相の【闇】の部分です。

歴史を創りだすような人は、ある意味、狂っているレベルで
一つのことに打ち込まないと偉業は達成できません。

しかし一方で・・・、

それによって失われるものも多く、
1人の人生を長期的に見た時に、それが決して
「幸せ」と呼べるかは、わからない・・・。

この映画を見ている間、そんな深い裏テーマが
隠されているような気がして、なりませんでした。

また、ストーリーだけでなく俳優にも注目です。

サッチャー役のメリル・ストリープによる
迫力のある演技は秀逸としか言いようがありません。

私も観賞後に、サッチャー元首相のことを色々と
調べましたが、写真を見て「同じじゃん!?」と思うほど、
メリル・ストリープは似ていました。

見に行こうと思った方は、サッチャー元首相が
取り組んだ政策、戦争、税制のことなどを少し勉強して
行くと、より楽しめると思います。

歴史が好きな方、光が強く当たっている人の【闇】に
興味がある方は、ぜひご覧ください。


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http://anweekly.blogspot.com/
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最後に・・・、

今週の前半、出張で博多に行ってきたのですが、
初めて本場の「水炊き」を食べました。

食べた瞬間・・・、全然違う!

いままで自分が味わってきた「水炊き」の味とは
まったく違っていて、少し衝撃を受けました。

▼食べた「水炊き」。スープの色が違います。。
















▼肉も、私が知っている「水炊き」とはものが違いました・・・。
















今回お世話になったお店は、このお店です。
(かなり有名な店らしいです。)

◎ 水たき 長野
http://r.tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000010/

まだまだ日本には、
知らないけど美味しい食べ物が沢山ありますね。。

ぜひみなさんも、博多に行く機会があれば
美味しい「水炊き」を体験してみて下さい。

それでは、本日は以上です。

今回も私の長~~い駄文に付き合って頂いて(汗)、
本当にありがとうございます。

来週も、どうぞお楽しみに!

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