2011年10月30日日曜日

●● 世界で稀有な「通貨高・デフレ」

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2011.10.30┃ vol.50 ●● 世界で稀有な「通貨高・デフレ」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 世界で稀有な「通貨高・デフレ」

〔2〕 近況報告「 【姉、再来!】スペイン旅行記(2) 」

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 世界で稀有な「通貨高・デフレ」
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

みなさん

こんばんは。

昨日からようやく、鼻をかんだ時に血と膿が出なく
なってきました。「鼻水が透明って・・・幸せ。。」
そんな、変な幸せを感じています。

すいません。余談でした。。

今回は、前回とは少し焦点を変えて、
引き続き「日本経済」について書いていこうと思います。

今回も、最後まで読んで頂ければ幸いです。

さて、前回は日本の経済の概要を書きましたが、
いま日本が抱えている問題は、複雑で簡単には
言い表せないものばかりです。

そんな中、今回は
「円高」と「デフレ」に焦点を当ててお伝えします。

現在の世界では、非常に珍しいこの2つの現象。

前回に引き続き。国を擬人化したキャラクター
「ニホン君」との会話形式で解き明かしていきましょう。


=====================================================

「ニホン君、君が借金漬けで首が回らないことはわかったけど、
  他にも経済で大きな問題を抱えているんでしょ?」

「そうなんだよ~。もう色んな問題が重なりすぎて、
  何がなんだか・・・。。でもやっぱり、いま一番困って
  いるのは、円高が止まらないことかなぁ。。」

「ついに先週75円台に突入して、戦後最高値を
  更新したばかりだもんね。それにしてもすごい勢いだね。」

「冗談じゃないよ!僕たちの家計は良くなってないのに
  なんでこんなことになるんだよ・・・。

  円高が行きすぎて、国内では製造業とかの輸出を
  中心とした企業の皆さんが怒っちゃって大変なんだよ!」

「先進国の経済状況が軒並み悪いからね。
  ユーロは崩壊寸前。アメリカは財政赤字が増える一方。
  日本はそれと比較すると、まだいい方だからなぁ。」

「しかもみんなヒドイんだよ!誰もこの状況を助けて
  くれないんだよ??G7とかでも言ってるのに・・・。」

「いまの状況は、他の先進国にとっては都合がいいからね。」

「え?それ、どういう意味?」

「いま先進国はみんな、自国が不況を脱出する為に
  輸出を増やすことばかり考えていて、そのために
  有利な『自国通貨安競争』をどんどん進めてるからね。

  ある意味、この円高は操作されているんだから、
  ニホン君、君はカモなんだよ。カモ。」

「ひ、ひどい。。そこまではっきり言わなくても・・・。」

「だって、それが真実なんだから。」

「だからといって、そのために『自国の通貨の価値を下げる』
  なんて、おかしいでしょ??

  オバマ大統領だって、去年までは「強いドルを目指す!」とか
  言ってたくせに・・・。」

「もうそんなこと言ってられないくらい、足元がぐらつい
  ちゃってるんだよ。しかも彼らは、世界的なインフレにも
  悩まされているからね。」

「インフレ?日本で起こっているデフレじゃなくて?」

「デフレで困っているのなんて、世界中で日本くらいなもんだよ。
  いま世界はインフレが止まらなくて、困ってるんだから。」

「え?そうなの?
  ちなみに、インフレって何?」

「これだから引きこもりは・・・。。

  インフレは簡単に言うと、
 『モノの値段が全体的に上がり、お金の価値が下がること。』

  つまり生活必需品などの物の値段が上がってしまうんだ。」

「へぇ~、なんでインフレなんかになってんの?」

「大まかに言うと、理由は2つあって、
  1つ目はいままでの経済行動における『代償』。
  2つ目は『地球環境の変化(人口の増加)』が大きい。」

「う~ん、よくわかんない。。具体的には?」

「まず1つ目の『代償』に関しては、
  この数年、特にリーマンショック以降、先進国は
  金融緩和と恐慌脱出のためにお金を刷りまくってきた。

  それによってまず、お金の全体量が増えてしまった。」

「お金の全体量が増えると、インフレになるの?」

「もちろん。『お金』と『物』は相対的な関係にあるからね。

  例えば、ブランド物のバックが人類の数だけ生産されて、
  みんな持っていたら「高い値段を払う価値」があるだろうか?
  ないよね。間違いなく1個1個の値段は下がる。

  同じようにお金も全体量が増えると、1枚1枚の価値が
  下がるんだ。見えないから、わかりづらいけどね。」

「へぇ~、じゃあ乱暴な言い方をすると、
  1万円は1万円でも、いまは10年前の8000円くらいの
  価値しか持たなくなってしまったってこと?」

「そういうこと!お金の価値が下がってしまったんだ。

  そしてもう一つの『地球環境の変化』はすでに話題になって
  いる「人口の増加」と「新興国の台頭」が大きい。」

「確か、人口が明日で70億人になるんだよね!!」

「そう、この50年は歴史的な人口爆発の時代なんだよ。
  いいことのように聴こえるけど、人口が増えると、
水・食料・エネルギーなどの物がより沢山必要になる。」

「物の生産は増えているの?」

「そんな爆発的には増えないよ。
  農作物を育てる土地は有限だし、石油だって有限。

  そうすると、より少ない資源をみんなで分け合うことになり、
  相対的に『物』の価値が上がる。つまり値段が上がる。」

「それがインフレに・・・。」

「そう、今後はインフレにならざるをえない。

  いま日本は、円高で輸入がしやすいからインフレの影響を
  受けていないけど、他国ではすでに物の値段が20%くらい
  上がってきている。給料は上がらないのにね。

  このインフレ(物の値段の上昇)が私たちの生活にまで及んだ
  時が、本当の意味で世界経済が一国民の家計を苦しめる時だよ。」

「うちの国、、やばい・・・。。」


=====================================================

分かりやすさを重視するために、細かい部分を省きましたが、
私がわかっている「円高」、そして「デフレ⇒インフレの流れ」を
書いてみました。

上記にも書いたとおり、「通貨安競争」に負け続けている
日本は今後も「円高」が続くでしょう。

しかし本当に怖いのは、それが反転して一気に「円安」、
そして「インフレ」が襲ってきた時です。

そういう意味では、現在の「円高」はよく言われる
「マネーの一時避難先」という言葉がピッタリです(汗)。。

決して経済が良くない中での「円高」、
そして世界的に襲ってきている「インフレ」。
おそらくこれらは、今後起こる大きな変化の前兆です。

数年以内に起こると思われる大転換を読み解くヒントとして、
そして、現在の経済の“流れ”を汲み取るために、
ぜひご参考下さい。


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 近況報告「 【姉、再来!】スペイン旅行記(2) 」
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

先週の近況報告で、
ついに私の姉をメルマガに出演させることに成功しました。

ご感想頂いた方々、ありがとうございますm(_ _)m

人としてリピート率が高い私(?)は、
もちろん『継続発信』を進め、持ち前の営業力で
再度、提案が通りました。

今回は「姉の後ろ姿」付きです。

それでは、先週から引き続き、
「スペイン旅行記 グラナダ編」をお楽しみください。

↓ (ここから)


感想のお言葉を、ちょっとだけ頂戴しました。
好評とは言い難いですが、なんか第二弾もやらないと
いけない感じなので、2日目、スタートです。

[10/10(月)3日目 グラナダ]

2日目の夕方から、バレンシアへ移動。
夏だったら、ひまわり畑が見える絶好ポイントもあるみたいだけど、
時季外れの私たちにとっては、中継地点でした。
バルセロナ→バレンシア間は、ずーっとずーっと、
地平線の向こうまで、オレンジ畑。
さすが、世界のバレンシアオレンジ。

午前中は、ずっとバス旅。
ランチ。
魚介類のフライ。
見た目は、茶色いものだらけで、おもしろくないけど、イカとか、
すごくやわらかくて、おいしかったです。





















途中のインターで生ハムポテトチップスも食べたよー(≧◇≦)ノシ
ちゃんと、ハム味でした!
ポテトチップスな時点で、生じゃないと、思うけど…(><)





















午後、やっと、グラナダへ。

二つ目のメイン。
アルハンブラ宮殿。



























グラナダは、スペイン南部。
イスラム文化がとっても色濃く残っている地域。
レコンキスタ(キリスト教の国土回復運動)を経てなお、
スペインに残るイスラム文化の象徴。


象牙の細かい細工は、きっと、写真では伝わらないですねー(><)





















離宮ですら、半端ない広さ。





















宮殿からは、アルバイシンの街が見渡せます。
それにしても、空青すぎ。





















残念だったのは、ライオンの中庭が修繕工事中だったこと。
本当は、今年の8月に完成予定だったのに、来年の8月に
延びたそうです。。。
延びすぎですよねー(><)



夜は、ツアーのみんなは、フランメンコのディナーショーへ。

私たちは、花よりなんとかで。。。
タクシーに乗って、街におでかけですー(≧◇≦)ノシ
ここまで、ツアーで連れて行かれるだけの旅だったので、
タクシーの中で、あわてて、スペイン語講座。。。

ウノ(1)、ドス(2)…

2人だから、ドスまでしか、使わないはずーってことで、
3は最後までわかりませんでした…(><)

ちなみに、プリーズは「ポルハボール」。
これだけわかれば、大丈夫です!

スペインは、なのか、グラナダは、なのか、わからないけど。
黄色い灯りの街。
日本って、白い灯りの街なんだなあーって、ここに来て、気づきました。
これって、日本がマイノリティーなのかな?
黄色い街のほうが、夜が暗いです。



























最初は、エル・コルテ・イングレス。
スペイン唯一のデパート。
スペイン国内には、たくさんあります。
1個の街につき、2個くらい。
バスで走ってると、そこかしこに、エル・コルテ・イングレスの看板がありました。
ここのデパ地下的なところで、みんなへのお土産探し。
食べものばっかり買うから、すごい重い荷物になりましたー(><)
地元の人になりきって、ワインを選ぶフリをして、遊んでみたり。。。





















生ハム売り場に感激ー(≧◇≦)ノシ
エコバッグならぬ、生ハムバッグ付です!
ちなみに、重くて、持ちあがらなかった。。。
どんだけ、重いのー(><)



























お買い物のあとは、念願のバルへ。
天井から、無数の生ハムがぶらさがってる、
生ハム好きにはたまらないお店!!





















添乗員さん曰く、この地域のアルハンブラビールは、
日本に入ってきてないビールだから、ぜったい飲むといいよ!とのこと。
普段は、ビール党じゃない私もチャレンジしましたー。
まあ、違いとか、よくわからないんだけどね…飲みやすかったです(><)





















そして、主役の生ハムさま、きたーーーー(≧◇≦)ノシ
もちろん、ここまで来た以上、迷わず、ハモン・イベリコさまです!!
11ユーロ。安すぎる!
日本だと、きっと2500円くらいだと思う!!
最高!以外の言葉で表せない、ボキャブラリーの少なさが申し訳ないですー(><)
グルメ王には、なれません。。。





















帰りには、路面店で、アイスクリームも食べちゃいましたー。
すごい寒かったけど、どうしても、食べたかったー(><)
でも、2ユーロです!安すぎ!!





















あとで添乗員さんに聞いたのですが。。。
グラナダは、地方都市だから、やっぱり、マドリードやバルセロナに
比べて、物価が安いから、お得においしいものが食べられたみたいです。
地方都市だからこそだと思うけど、この4時間くらい?の自由時間、
まったく、日本人に会いませんでした。
イスラムとキリストの融合文化の街は、いままで歩いた街の中で、
一番、異国でした。
グラナダは、忘れられない街になりそうです。

大満足のグラナダに別れをつげて、セビリアへ向かいます。
この旅行は、セビリアからコルドバを経て、マドリードまで続きます。

機会があれば、また、ご紹介できる日があるかもないかも。。。

なぜか、私の旅行日記を2週間にわたり紹介する謎の展開でした…。
もはや、どうやって締めればよいか、わからなくて、3行くらい費やしてます(><)
なにはともあれ。
ありがとうございました。(←強引な締めでごめんなさい…)


-------------------------------------------------------------
■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
-------------------------------------------------------------

最近、会社の近くにあるこのパン屋にはまっています。

◎ d'une rarete (デュヌラルテ)
http://www.dune-rarete.com/

このお店、パン屋の中では結構有名なお店で、
もちろんパンも美味しいのですが、なんと言っても
『商品の見せ方』が上手い。

1つ1つのパンを、あたかも「高級なケーキ」のように、
単価を高く売る販売方法は、勉強になります。

▼キューブベー















▼ナチュール
















▼シリンドルブール





















もちろん、それに連られていつも買い過ぎているわけですが。。
それは勉強料だと思うようにして、自分を納得させています(汗)。

それでは、
今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

2011年10月23日日曜日

●● 日本の『現在(いま)』を直視する。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2011.10.23┃ vol.49 ●● 日本の『現在(いま)』を直視する。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 日本の『現在(いま)』を直視する。

〔2〕 近況報告「 【姉が初登場!】スペイン旅行記(1) 」

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 日本の『現在(いま)』を直視する。
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

みなさん

こんばんは。

今回は、久しぶりに経済について書きたいと思います。
テーマは「日本経済の現状」。

日本経済について書こうと思った理由は、
今週流れたこのニュースです。

◎ 国の借金、(来年の3月に)1000兆円突破へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000137-jij-pol

現在、新聞・ニュースは欧州のことで騒がしいですが、
決して日本も他人事ではありません。

私がわかっている範囲ですが、日本の経済について、
現在の状況を共有できればと思います。

また「近況報告」では、
ついに・・・、知る人ぞ知る私の「姉」が登場します。

今回もぜひ、最後までお読みください。


突然ですがみなさん、
「ヘタリア」という漫画はご存知ですか?

名前くらいは聴いたことがあるかもしれませんが、
簡単に言うと「国家擬人化マンガ」として一時話題になりました。

国の特徴や思想をキャラクターにして、1つの出来事に
対する意識の違いや、お互いの掛け合いを楽しむ、というもの。

◎ヘタリア
http://www.amazon.co.jp/dp/4344812751

まぁそんなマンガはどうでもいいのですが、
「国を擬人化する」というアイデアは、面白いと思います。

そこで今回は、「日本という国を擬人化した『ニホン君』」と
話すという設定で、日本経済の現状をお伝えします。

前回の経済ネタで反省したのですが、経済の話は文章にすると
堅苦しいし、どうしても単調になってしまいます。

そこで、少しは工夫をしようかと。。

ちなみに、「国の予算」を「家計」に置き換えて書くため、
わかりやすい単位に数字を変えてあります。(※正確な数字は後記。)

それでは、以下よりどうぞ。

=====================================================

「ニホン君、ニホン君、
  なんだか最近君の国は地震とか台風とか大変そうだけど、
  最近の家計はどうなの?」

「いやぁ、よくないんだよ。。まずいよー。」

「臨時の出費が多そうだもんね~。
  とりあえず、毎年の収入と支出はどれくらいなの?」

「いまうちの国はねー、年収が420万円なんだけど、
  毎年920万円くらい国の運営に使っているんだ。。」

「え?
  年収が420万円なのに、毎年920万円も使っているの??

  そうしたら、毎年500万円ずつ借金が増えることに
  なっちゃうけど・・・大丈夫?
  毎年の収入よりも、毎年の借金のほうが多いよ?!」

「大丈夫じゃないよ~。でも大きな地震とか台風、
  他にも放射能の問題もあって、国内の保証とか大変なんだよ~。」

「へ、へぇ。
  ちなみに借金はいまどれくらいあるの?」

「それが・・・、来年の3月には、1億円になっちゃうんだ。。」

「え?ええぇ?
  年収420万円しかないのに、1億円の借金があるの!?
  そんなのもう20年かかっても返せないじゃん!!!!」

「・・・言われてみればそうかも。。。」

「よく貸した人たちから「いい加減返せ!」って言われないね??
  大丈夫?追われてない??」

「それが・・・実はこれだけが救いなんだけど、
  お金を借りた先がほぼ身内(国内)だから、みんな(国民)は
  「いずれは返してくれるだろう」って思っているみたい。。

  でも、このままじゃあまずいよね・・・。」

「(コイツ何言ってんだ!?まずいレベルをとっくに超えてるよ!
  これは自己破産(デフォルト)しかないぞ。。)

  そ、そっかぁ。。
  それで、ニホン君はどうするつもりなの??」

「そう!実はこの間、また新しく首相が変わったんだけど、
  今回の最重要政策は、財政再建なんだ!
  なんとかして、借金返すようにしようと思ってるんだよ!」

「(返すつもりあるんだ・・・。。)
  聴きたいんだけど、財政再建って具体的に何をするつもりなの?」

「う~~んとね、いま考えているのは、

  みんなが怒らなければ、消費税・所得税をちょっと上げて、
  それから様子を見て、たばこの値段も上げて、
  それでも大丈夫そうであれば、住民税を上げようと思ってんだ。

  あとは日本の資産は60歳以上が80%以上持っているから、
  これから死ぬ人の財産を国に返してもらおうかな~、

  って思っているんだ。何しろ、身内の人たちはあまり文句を
  言わないイイ人が多いことが僕の自慢だからね!

  どうかな?」

「どうかなって、、、何それ??
  もうそんな、周りの顔色を伺っている場合じゃないと思うよ!
  ちゃんと自分の収入に合った生活をしないと・・・。」

「そうなんだよね~~。わかってはいるんだけどな~。
  一度贅沢を体験すると、人間てなかなか以前には戻れない
  んだよね。人って難しいね!」

「・・・(もう勝手にしろ。。)」

※※※上記の会話の中で出てきた数字を正すと、

日本の1年間の税収:420万円⇒42兆円
日本の1年間の国家予算:920万円⇒92兆円
日本の借金(2011年度末):1億円=1000兆円

です。直観的にわかるように簡易的な書き方を
させてもらいました。お気をつけ下さい。

=====================================================

こんな感じになると思います。

これだけでも日本という国が、どうしようもない
債務超過に陥っていることがわかります。

にも関わらず、難しい専門用語・難しい議論を重ねる
ことで現状をわかりづらくして“国民のお金を遣い続ける”と
いうのが、現在の正直な姿。

このシワ寄せは、数年以内に必ず来ます。

諸外国の人たちだって、すでに日本が現在抱えている借金を
返せるとは、思っていないでしょう(戦争でもない限り)。

現に、格付け会社は徐々に、あまり注目されない範囲で、
日本の国債の格下げを行っています。

◎ ムーディーズが日本国債格下げ(2011年8月24日)
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPJAPAN-22837320110824

これがあまり話題にならないこと自体に、
いまの日本の姿が現れている気がして仕方ありません。

最低限の情報収集はしっかりと行いながら、
1人1人が日本を現在(いま)を直視する必要が、ありそうです。。


と、ここまで酷評しておきながらなんですが、
同時に理解しておくべきことがあると思います。

それは、
「国の運営において、(他国と比べたら)日本は優秀である。」
ということです。

日本国内の視点だけで考えると、
1年おきに首相は変わるし、いまだに無駄なお金をジャブジャブ
使っているし、重要な政策が何も決まらない、ように見えます。

しかし、

選挙のためだけの財政政策(何も意味がない)をするアメリカ、
通貨危機から、存続危機(でも、何も決まらない)にあるユーロ圏
そしていまだに投票権もない、格差が広がり続ける中国、

上記を考えてみると、もしかしたら現在、国の運営について、
世界で最も上手くいっているのは日本ではないだろうか?

という意見すらあるのです。

3.11の東日本大震災を体験した日本人の意識は、
次の時代に向けたヴィジョンにおいて、明らかに他国よりも
進んでいるはず。

我々の世代が、目にモノ見せてやる番ですね。

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 近況報告「 【姉が初登場!】スペイン旅行記(1) 」
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
私には姉がいます。

この姉が、私の人格には多大なる影響を及ぼしており、
毎年の年越しは格闘技観戦で一緒に過ごす、というほど
仲がいいのです。(気持ち悪い?)

そんな私の姉ですが、
実は先週1週間、ずっとスペインに旅行に行っていました。

帰ってきて写真を見せてもらったら、とってもキレイだったので、
急遽、このブログに姉のスペイン旅行記を書いてもらうことにしました。

私とはまったく違う文体、違うテンションですが・・・、
みなさんぜひ、スペインの風景を見て心を癒してください。

↓ (ここから)

10/8~10/15まで、6泊8日のスペイン旅行に行ってきました。
ヨーロッパまで、12時間。
さらに、スペインは、直行便がないのです。
初日は、フランクフルト経由での、フライトで一日が終了しました。

そして、バルセロナ入り。

いきなり、クライマックス!
サグラダファミリア、きたー(≧◇≦)ノシ



























朝いちばんだったので、まだあんまり混んでなかったんだと思いますー。
日曜日だったので、工事はお休みの日でした。
なんでも、昨年、ローマ法王が訪れる前に、突貫工事が進んで、数年前に比べると、
だいぶ、できあがってるそうです。
予定では、2026年完成の目標ができたみたいだけど。。。
まあ、スペインのことなので、軽く10年くらいは、遅れそうですー(><)

彫刻の説明は、たくさん聞いたけど、ぜんぜん、覚えてませんー(><)
だいたい、キリストがどうしたこうしたみたいなお話の断片を切り取ってる感じです。
なんか、ゴールドブレンドの人は、スペインでの人気はいまいちで、
今は、もう、働いてないそうです。





















教会内部。
まだ作ってるとか、思えない出来栄え。



























タワー2本に、登れるようになってるので、私たちも登りました。
行きは、エスカレーター。
帰りは、階段にチャレンジ。
うずまき状の階段なんだけど、柵がない!
落ちたら、完璧に、死にますー(><)
このあたりの、危機管理が、やっぱり、日本と全然違います。。。





















ランチ。
フィデウラっていう、バルセロナ地域のパスタで作ったパエリア。
訳すると、やきそばです。
アリオリソースが、にんにくでおいしいー。
ワインに、よくあいます☆





















午後は、ガウディの建築物がたくさんある、グエル公園へ。

立体道路。
19世紀初めに、まだ、車がたくさん走ってて、高速道路がとか、一般道という
時代じゃないのに、この形を作り出してるって、すごいですよね。





















結局、ガウディが住むことになったピンクハウス。
斬新すぎて、売れなかったのかなー。



























有名なドラゴンのモチーフ。
ここは、すごい観光客だらけで、写真を撮るのが、大変でした。



























公園からは、バルセロナの街が、見下ろせます。
街並みの向こうには、地中海が見えたような、見えなかったような。。。
うろおぼえ。。。




























グエル公園を後にして、バスに乗り込み、また街を走ります。
カサ・ミラとか、車窓見学で、ちょっと残念。。。

細い路地を抜けて、ピカソ美術館に向かいます。



























あとで、マドリードのプラド美術館で出会うことになる、
ラス・メニーナスのオマージュ作品とかあります。
ここは、写真不可なので、中身がありませんー。
ピカソの子供の頃と晩年の絵があります。



























プラド美術館→ピカソ美術館の順番で行ったほうが、楽しめたかも。
今回、ピカソの作品をたくさん見たけど、ピカソがどうして、天才って言われるのかを、
ちょっとわかった気がします。
今では当たり前になっている3Dをすでに実現してた人。
ピカソも、ガウディも、思考が未来へ行き過ぎてて、当時では考えられない世界を
見ていたんだなあー。


バルセロナはここで、終了。。。
もっと、いろいろ観たかったなあー。
サッカーとか。
メッシとか。
サッカーとか。
メッシとか。


バルセロナから、バレンシアへ。
この日は、バレンシアでお泊りです。

途中で、タラゴナの水道橋でちょっと休憩。
お昼のワインで、気持ちのよくなって、ガッツリ寝てました。。。
シエスタ中に起こされて、写真を撮ってたので、どこで撮ってるのか、
よくわかってなかった…(-3-)
通り過ぎた後に、ガイドブックで確認してました。。。
これも、世界遺産だった…(><)





















明日は、グラナダへ向かいます。

**********************************

なんか、すごい書け書けと、つよいプレッシャーを受けてました。
もはや、被害者と呼んでもよいくらいに。。。

どれくらいの距離感で書いていいのか、最後までわかりませんでした。
一応、カタメにしておきました。
アルデンテのもう少し上くらい。
ゆるい文章がすきな私にしては、がんばりました。


これを読んでいただいている読者の方は、3人くらいだと思って書きました。
弟は、もっと多いと言っていましたが、きっと盛っているに違いありません。

私の話を弟から一方的に聞いているらしい方。
まったく知らなくて、展開についてこれない方。
三者三様だと思いますが…

残念なことに、私は、一切、ご存知ありません!
なんで、この環境で、記事を提供しないといけないのか、
考えても答えがないので、あきらめました。

超アウェイ。

北朝鮮戦の日本代表より、寂しいです。
チームメイトいないし。
この企画を、楽しんでいただけたのか、はなはだ疑問です。

でも、感想とか、いりません。
評判悪いと、落ち込むだけなので…(><)

せめて、スペイン、ちょっと行ってみたいかもと思っていただけたら、
うれしいですー(≧◇≦)ノシ

浅羽家は、先週、風邪がはやってました。
皆様も、季節の変わりめで、体調を崩しやすいので、ご自愛ください。。。

浅羽舞子


↑ (ここまで)

さて、【姉登場!企画】、いかがだったでしょうか?
姉は感想なんていらないと言っていましたが、感想がある方は
ぜひ私までメールを送ってください。

好評ならまたやります。
(私が書かなくていいので、楽なんです。)

-------------------------------------------------------------
■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
-------------------------------------------------------------

今回は以上です。

お恥ずかしいのですが、実は先週の日曜日から
「副鼻腔炎」という病気にかかっています。

◎ 副鼻腔炎
http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec19/ch221/ch221i.html

この病気、常時、鼻から血と膿が出続けるという
いままで味わったことのない苦痛を身体と心に
もたらしています。。

だんだん頭がポーっとしてくるし、
鼻の奥から出てきた膿が口にも入るので、美味しい物を
食べてもよくわからない。。

誰か!この病気のいい治療法を教えて下さい!(本気で)

ということで、もし先週・今週のメルマガがあまり面白く
なかったら、それは病気のせいです(笑)。許して下さい。

それでは、
今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

2011年10月16日日曜日

●● 行動を止めるもの

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2011.10.16┃ vol.48 ●● 行動を止めるもの
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 行動を止めるもの

〔2〕 近況報告「 みんな大好きスターウォーズ 」

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 行動を止めるもの
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

みなさん

こんばんは。

今回は、私が先日お客様と話をして漠然と感じたことを
お送りします。最初に言っておきますが、結論はありません。

興味が無い方は、
近況報告の「みんな大好きスターウォーズ」だけは
必ず読んでください。 ←こっちの方が重要(笑)


今週、埼玉県の越谷にあるお客様と話していて
盛り上がった話題。

それは、

「結局多くの人にとって、やり方・方法論が問題ではない。」

「本当の課題はその人のもっと深いところ。

  お金を失う恐れ、
  変化への恐れ、
  将来への恐れ、
  周りからの批判への恐れ、
  自分の決断が間違いだったと認めることへの恐れ、

  など、その人が深いところで抱えている固有の“恐れ”が
  行動を邪魔して、一歩が踏み出せなくなっているケースが、
  本当に多い。」

ということについて、30分ほど熱く語り合ってきました。

この話題がなぜ盛り上がったかというと、
実はこれ、私のいまの課題そのままだからです(汗)。

私は社会人になってから、意識的に「本」や「セミナー」を
通じて情報収集をするように努めてきました。

その理由は、表向きは
いま自分がいる会社の中でしか通用しない人間に、
なりたくなかったから。

(本当の理由は、将来への不安が他の人より強いだけ。。)

しかし、いいやり方・方法論を学んでも学んでも、
それらが人生の課題を解決してくれるなどと
いうことはないことに、結局は行きつきます。

いまは情報社会のため、ネットや書店で調べると、

「1日10分の~~であなたは良くなる。」
「~~さえすれば、人生が変わる。」
「~~で運命が変わった。」

などのコトバが溢れています。

でも、少し考えればわかることですが、そんなことで
誰もがうまくいくなら、みんな上手くいってますって。。

しかし、このお客様と話して気がついたのです。

私が長年求めていた「解決策(スキル)」も、
人の深い部分の“恐れ”をどうやったら手放すことができて、
次のステップに進めるか、だったのではないかと。

これを率直に、そのお客様に相談してみました。

「どうしたらそういう人が、自分の思っている方向に
 一歩踏み出すことができるんですかね?」

「結局、その人の深い部分を話してもらうしかないよね。

  人に話すことができて、自分が“恐れ”を持っている
  ということが自覚することが、始まりじゃない?」

人が本当の意味で一歩踏み出したり、自己実現を手伝うならば、
方法論はすでに存在している気がします。

(いままで通り方法論にも価値があると私は思っています。)

しかし、情報が溢れ短期的な解決策や、簡単な方法論ばかりが
表に出てきやすい中で、結局は心の深い部分を知り、“恐れ”を
手放すための自覚・助けができるのか。

そのための対話こそが、
高い価値を生むようになるのかもしれません。

ちなみに私自身は、
数多くの深い“恐れ”を持っている自信があります(笑)。

だからこそ、その改善プロセスをメルマガに書いて
いけば、少しは他の方にとっても参考になるかもしれません。

今後も、温かく見守ってやってくださいm(_ _)m


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 近況報告「 みんな大好きスターウォーズ 」
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

突然ですが、私は小学生の頃、
親から誕生日プレセントは何がいい?と聴かれて、

「本物のライトセーバーが欲しい!」
と真剣に訴えて、親を困らせていました。

また、中学生くらいの時に家で飼っていた鯉に、
「ルーク」という名前をつけて可愛がる、というくらい
『スターウォーズ』が子供の頃から大好きです。

実際に、エピソードⅣ~Ⅵは全て5回ずつ、
Ⅰ~Ⅲは全て3回ずつは見ています。

いまだに『スターウォーズ』という言葉から感じる
ドキドキやワクワクは心の中から消えることはなく、私に
とって不朽の名作であり、ルークは永遠のヒーローなのです。

そんな私がふと先日、書店に入って雑誌を見ていたら、
BRUTUSの特集にこんなタイトルが・・・

『すべての世代に捧げるスター・ウォーズ特集』





















中身をパラパラとめくってみると、ダースベーダーが
京都を歩く写真や、東京スカイツリーをバックにした写真が。。

即、購入を決めました。

『スターウォーズ』というコンテンツに触れると財布の紐が
緩んでしまうのは、私だけではないはず。子供のころに夢中に
なったものには、どうにも弱いですm(_ _)m

(出版社のマーケティングにやられてます・・・。。)

入手した雑誌の内容をご紹介すると、

スターウォーズのキャラクター、動物、メカ、登場人物、
そして、クリーチャーがイラストで示され、サーガや歴史まで
知らなかった情報が満載。

他にも、スターウォーズマニアによる
「ストーリーの構造分析」や「師弟関係に見える日米の違い」
などなど、オタクが喜ぶ話が盛り沢山でした。

私が特に気に入った記事は、

「悪の皇帝パルパティーンの究極の目的は『民主主義革命』だった。
  貴族(ジェダイ)たちが政治を独占していた銀河共和国システム
  に革命を起こした。彼は、ある面から見たらヒーローなのだ。」

という「銀河帝国皇帝に学ぶ政治と組織論」のページ。

『スターウォーズ』ファンには、【ジェダイ(正義)vsシス(悪)】
の思い込みを壊してくれる、刺激的な記事でした。

今月のBRUTUSは『スターウォーズ特集』というだけあって、
書店では売り切れが続出のようです。すでに書店にあるかは
わかりませんが、見つけたら即購入をおススメします!


最後に、スターウォーズ関連の楽しい動画を紹介しておきます。

動画の内容も面白いですが、製作者の
『スターウォーズへの愛』を感じるクオリティーの高さが、
好きです。。


▼ライトサーベルで戦う猫 (16秒)

ジェダイ猫。かわいいのは、きっとフォースのおかげです...




▼猫がまさかの空中戦 (51秒)

その戦闘機、私も乗りたい...



▼感じの悪いダースベーダー (46秒)

報告聴きたくないの?間が絶妙...



-------------------------------------------------------------
■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
-------------------------------------------------------------

今回は以上です。

以前このメルマガでも紹介した、最近のオススメ漫画
「進撃の巨人」の映画化が決まりました。

▼「進撃の巨人」が映画化、2013年秋公開。
http://news.livedoor.com/article/detail/5935082/

あの巨人の不気味さを実写で表現できるのか??
と思うと、映画化は嬉しいような、心配なような・・・。

今回は少し体調が悪かったため、私のオタクな部分を
出しすぎました。今後、気をつけますm(_ _)m

それでは、
今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。


2011年10月10日月曜日

●● 文章は自己観察ツール

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2011.10.10┃ vol.47 ●● 文章は自己観察ツール
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 文章は自己観察ツール

〔2〕 きんきょー報告「 ハリウッド級の物語:ジェノサイド 」

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 文章は自己観察ツール
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

みなさん

こんにちは。

先週まで「片づけ」について書いてきましたが、
早くも一度片づけた部屋が散らかり始めました。。

そのため、先程まで部屋を掃除していたのですが、
実はメルマガを配信するメリットの一つに、自分への
「行動の強制」があると思っています。

自分から「こんなやり方おススメです!」と配信することで
「まず自分がやらねば・・・」というプレッシャーが働き、
結果的に行動力が増す、という訳です。

かなり自分に都合のいい方法ですが(笑)。。

今回は話題を変えて、最近メルマガ(文章)を書く中で
感じていることについて、書きたいと思います。

どなたかの参考になれば幸いです。


早速ですが、
最近メルマガ(文章)を書いていて強く感じていること、

それは、、、

「文章を書くことには、
  現在の自分の感情・思考を固定化させる役割がある。

  そして書いた文章は、
  長期的には自分の変化を観察できるツールになる。」

ということです。

例えば、「半年前の自分」と「現在の自分」。

何が変わったのか、と言われて、
即答できる人は少ないのではないでしょうか?

しかし、半年間という時間の中で、
新しい体験をしたこの2人の自分は、明らかに違うはずです。

ですが、「自分の変化」を客観的に理解することは、
なかなか難しいもの。

私など「3年前から何も変わっていないじゃないか・・・」と
自己嫌悪に陥ることが、1カ月に1回はある気がします。

そんな時に、自分の感情・思考を文章というカタチで
表現しておくと、明らかに「自分が変化していること」に
気づくことができます。

というのも、

文章とは不思議なもので、
「いま」書いた文章は、「いま」だからこそ書けたのであって、
少しでも時間がズレたら、違う文章になるのです。

私は毎週、日曜日に配信した文章を翌日に見て、
「ここ違うだろ!」「もっといい伝え方があるだろ!」
と一人で怒っています(汗)。

まして、それを1カ月後や半年後に見た場合、
その違和感はより顕著になります。

すでに「これ、本当に私が書いたの・・・?」というくらい、
書いた時と感覚がズレているのです。

この「ズレ」が最初は気持ち悪く、こっそりとブログだけ
修正したりしていたのですが・・・(汗)。。

最近、よく考えてみるとそれは当たり前だと気づきました。

書いた時の自分とは違う、変化した自分が読んでいる訳です
から、「ズレ」が無い方が、おかしいのです。

この体験を何度もすることで、ある意味、
「自分の感覚」よりも「書いた文章」からの方が、
『自分の変化』を知ることができると気づきました。

「書いた文章」を見直すことで、その時の自分が
どんな状況だったのか、何に夢中で、何がツラかったのか、
思い出すことができます。

毎日を目の前の仕事、目の前の問題に追われていると、
自分が変化していることに、なかなか気づくことができません。

まして、「自分を振り返る時間」をまったく持たずに
過ごしていたら、半年前の自分の感情・思考など、
覚えていない人がほとんどなのではないでしょうか?

しかし、「現在の自分」が感じた感情・思考は、
いまだからこそ得られたものであり、1カ月後の自分では、
どうやっても得ることはできません。

自分が着実に変化し、良い方向に向かっていること、
そして、歩んできた道から自信を取り戻すこと。

そんな時に「自分が書いた文章」はとても役に立つ気がします。

私が言うのはおこがましいですが、みなさんもぜひ、
少しでも多くの感情・思考の痕跡を残してみて下さい。


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 きんきょー報告「 ハリウッド級の物語:ジェノサイド 」
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

今回は、徐々に書店・口コミで注目を集め、
いまでは「本年度ナンバーワン」の呼び声も高い、
大注目の本をご紹介します。

出版社がつけた売り文句は、

『未曾有の興奮がここにある。
   一気読み必死の、超弩級エンタテインメント!』。


実際に私は、読み始めたら止まらない・辞められない状態に
なってしまい、この1週間ずっとこの本の魅力に取りつかれて
いました。

約600ページに渡る長編ですが、長さを感じさせない
スピーディーな展開・読者の想像を遥かに超えるストーリーに、
多くの人が魅了されているようです。

日本人が書いたとは到底思えない、
ハリウッド映画のような物語が収まっている本は、こちらです。

◎ ジェノサイド
http://www.amazon.co.jp/dp/4048741837

























この本、表向きは
『人類を絶滅させる新種の生物がアフリカに発生した。』
というアメリカの極秘任務を主体として展開されます。

戦争状態にあるコンゴに潜入し、『新種の生物』を処分する
ために組まれた極秘チームが様々な障害に合いながらも、
任務達成のために、目標地点に向います。

本人たちも『新種の生物』が、ウイルスなのか、動物なのか、
何も知らない状態で探索をしていくのですが・・・。

そんな中、辿りついたジャングルの奥地で、
ついに出会った『新種の生物』とは・・・?

ここで出てくる『新種の生物』の設定が、
私の考えを遥かに超えており、衝撃を受けました。

まさか、、、こんな“存在”を登場させるのか、と。

<人のイデオロギー(世界観)>を大きく揺さぶるような
存在の登場に、この本がただのエンタテインメント小説で
ないことに、気づかされるのです。

そこからは、
何が正義で、何が悪なのか?
そして人類という存在の未来とは・・・?

というテーマが中心となり、
まったく考えてもいなかった逃走劇へ・・・。

戦争の残酷さもリアルに描きながら、最後まで
飽きることなく読むことができました。

まるでハリウッド映画を見終えたような読了感。
超人気ドラマ「24-twentyfour-」のようなスピード感。

全世界の政治・宗教までを含んだ物語の展開は、
エンタテイメント小説の枠を超えています。

推理小説が好きな方、
アクション映画が好きな方、
知的欲求が掻き立てられるような読書がしたい方、

この本を、ハリウッド映画を見るような気分で、
読んでみて下さい。

きっと、止まらなくなりますよ。

-------------------------------------------------------------
■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
-------------------------------------------------------------

今回は以上です。

今週新しく発表された「iPhone 4S」が大人気みたいですね。

◎ - iPhone 4S - 史上最高のiPhoneです。
http://www.apple.com/jp/iphone/

新しい機能として注目なのは、なんといっても
音声認識&音声操作を可能にする「Siri(シリ)」。

現段階では日本語はサポートされていませんが、
実装されるのは時間の問題でしょう。

こういう機能を見ると、30年後の世界では新しい言語を覚える
必要が無いように感じます(携帯が同時通訳してくれそうだから)。

技術の進歩は、どこまで想像の世界を実現してくれるのか。
怖いようで、楽しみでもありますね。

それでは、今回も最後まで読んで頂いて、
本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

2011年10月2日日曜日

●● 「物」に対するパラダイムシフト

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2011.10.2┃ vol.46 ●● 「物」に対するパラダイムシフト
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 「物」に対するパラダイムシフト

〔2〕 きんきょー報告「 よみうりランド園長、誘拐事件! 」

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 「物」に対するパラダイムシフト
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

みなさん

こんばんは。

先週から、私が子供のころから苦手としている
「片づけ」について、「習慣」というテーマと合わせて
お送りしています。

今回も引き続き、前回ご紹介した本の内容を中心に
「片づけ」について書きたいと思います。

自分の部屋を人に見せることができない方、
机に書類が山積みになっている方、そして、
物を捨てることが苦手な方の、参考になれば幸いです。


さて、先週は「片づけ」そして「捨てる」ということが
苦手な方に役立つ、この本を紹介させてもらいました。

◎ 「人生がときめく片づけの魔法」近藤 麻理恵 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4763131206/

この本に載っている「片づけ」について、
具体的な方法が知りたい方は、とりあえずこの本を
買って読んでみて下さい。

(→解説するつもりなし。 笑)

私がこの本に書いてある方法論をわざわざ書くよりも、
読んだ方がよっぽど早いと思うので。。

というより、私が感じたこの本の優れているところは、
「片づけ」の為の具体的な方法論よりも、

「読者を、片づけがしたい!という気持ちにさせること」
だと思ったのです。

この「気持ちの変化を起こす」「行動を促す」という効果に
関して、この本は抜群に優れていると思いました。


なぜ、そのような効果がこの本にあるのか?

それは、普段から私の頭の中にある「物に対する認識」を
ガラっと変えてくれたからです。

ある意味、認識というよりは「重要度」と言った方が
わかりやすいかもしれません。

自分の周りにある物、置く物をいままで以上に重要視し、
気を遣って、取捨選択をする必要があることに気付いたのです。

なぜならば・・・、

(1)「自分が持っている物」が自分の人生を作っている。
自分の人生に対する姿勢は、「物」を扱う姿勢に宿る。

(2)「捨てる」ことで、【執着】or【不安】を手放し、
本当の自分の「仕事・好きなこと・やること」がわかる。

という、2つのことを痛切にこの本から感じたからです。

せっかくなので、上記のように感じた文章について、
良かったところを本から一部抜粋してお伝えします。

=====================================================

(1)【自分の持っている物が人生を作る】について...

片づけをすると、目をそらしていた問題に気づかされ、
否が応でも解決せざるをえなくなる。片づけをはじめた
そのときから、人生のリセットを迫られるのです。

片づけをするその過程は、まさに自分の内面と向き合って
棚卸をする、生まれ変わりの儀式のようなものです。

一流のスポーツ選手が道具を神聖なモノとして扱い、丁寧に
手入れをし、大事にするというのはよく聞く話です。きっと
彼らは自然に、そうしたモノの力を感じているのだと思います。

何を持つのかは、まさにどう生きるのかと同じこと。

大切にすればするほど、モノは「あなたの味方」になる。

自分が本当に好きなモノの根っこは、時がたっても変わらない
と私は思います。そして、その根っこを見つけるために片づけ
は大いに役立つのです。


(2)【捨てる】について...

本当に大切なモノを大切にするために、
役割を終えたモノを捨てるのです。

捨てられない原因を突き詰めていくと、じつは二つしかありません。
それは「過去に対する執着」と「未来に対する不安」です。

自分にとって必要なモノや求めているモノが見えていないから、
ますます不必要なモノを増やしてしまい、物理的にも精神的にも
どんどんいらないモノに埋もれていってしまいます。

未読の本に関して、「いつか読むつもり」の
「いつか」は永遠に来ない。途中まで読んだ本も、
その本の役割は途中まで読むことだったのです。

例え捨ててしまったモノが後から必要になったとしても、
「探す必要がない」というストレスの減少と、その後にわかる
「モノがなくてもなんとかなる」という感覚が人生を楽にする。

=====================================================

他にも、、
この本には「物」に対して、当たり前のように持っている
認識(常識)を変えてくれる良い言葉が沢山載っています。

私はこの本が、いままで「物」を粗末に扱っていたことを、
反省する機会となりました。。

私は子供の頃から物持ちが悪く、兄弟で一緒に何かを買って
もらっても、最初に壊すのは必ず私、というくらい、
物を粗末に扱う子供だったのです(汗)。。

ある意味、「物」が子供の頃からあった(溢れていた)世代
には「物」の大切さ・貴重さへの理解が、少し低いのかも
しれない、と思いました。(←私だけかもしれませんが...)

自分が持っている「物」に対するパラダイムシフトを
起こし、いまよりも「周りの物」を大切にするためにも、
ぜひ一度この本に触れてみて下さい。

もし読んだ方がいたら、感想を教えて下さいね。


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 きんきょー報告「 よみうりランド園長、誘拐事件! 」
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

突然ですが、「推理」とか「謎解き」って、
ワクワクしませんか?

私が高校生の頃、金田一少年の事件簿、名探偵コナン
などが大流行しましたが、やはり「推理」や「謎解き」には
人を惹きつける魅力があるようです。

しかし、私たちの生活の身の回りには、
「推理が必要な事件」や「興味深い謎」は
なかなかありません。

というか、小説や漫画の主人公のように身の回りで
そんな事件が多発したら、悲劇としか思えません(汗)。

しかし、、、

「興味深い謎」があって、
それをみんなで協力しながら、
走り回ってヒントを集めて、
推理しながら“ある人”を救い出す、

というゲームがあったら、面白くないですか?

実は先日、そんな体験ができる
“リアル捜査ゲーム”に参加してきました!

今回私が助けるのは・・・よみうりランドの園長です。


◎ 【リアル捜査ゲーム】よみうりランド園長誘拐事件

http://realdgame.jp/?p=1460






















=================================================
【リアル捜査ゲーム】とは?

このイベントは、参加者が「事件」に関わるヒントを集め、
推理して謎を解き、事件を解決するゲームイベントです。

◎ 「よみうりランド園長誘拐事件」の設定は・・・

よみうりランドの園長が、日中の遊園地から突然姿を
消しました。誰が、なんのために、どのようにして
誘拐したのか…。事件は謎につつまれています。

残されたものは、不可解な手紙と、二枚の写真、
そして、あやふやな目撃証言。

名探偵の皆様、どうかこの広大な遊園地を捜索し、
関係者に聞き込みをし、手がかりを元に推理力を働かせて、
私たちの園長を、見つけ出してください。

どうか、どうかお願いします…!!

よみうりランドスタッフ一同
=================================================

このイベントはまだ実施中の為、事件に関わるネタバレが
一切禁止となっているため、詳細を書くことはできません。

そのため感想しかお伝えできませんが、
このイベントに参加している間、私は気兼ねなく
「子供に戻る」ことができました!

このイベント中は、

園長誘拐事件の捜査のために、
遊園地の中を、無邪気に、思いっきり走りまわる。。
見知らぬ人と協力をして、1つの「謎」を解くことに全力になる。
制限時間に本気で焦って、謎が解けないことにイライラする。
少しでも手がかりを手に入れるために、周りの人に助けを求める。

一心不乱に、「推理」「謎解き」に打ち込むことができました。

▼実は、リアル「捜査」ゲームは今回が初めての企画!
















▼よみうりランドには初めて行きました。。
















▼かなり多くの人が参加していました!
















いやぁ~~、終わった時は久しぶりに走りに走ったため
グッタリしましたが、日常では味わえない体験ができました。。

今回、私には名探偵としての才能or経験が足りなかったらしく、
救出は失敗に終わり、園長が殺されてしまいました。。

しかし、この体験がなんと3000円を切る価格で
味わえるとなれば、一度は行って損はありません!

みなさん、このリアルゲームには様々な企画が
ありますので、ぜひ一度体験してみて下さい!

◎リアル脱出ゲーム公式ホームページ

http://realdgame.jp/#

⇒現在のトップページはエヴァです(笑)。


-------------------------------------------------------------
■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
-------------------------------------------------------------

今回は以上です。

知らない方が多いと思いますが、
本日行われたボクシング世界タイトルマッチで、
西岡利晃選手が勝利し、7度目の防衛に成功しました。

◎ 西岡利晃がV7、聖地ラスベガスで日本人初防衛
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111002-00000014-spnavi-fight

この西岡選手、実は、私がボクシングを学んでいる時にジムが
一緒で、ときどき隣で練習していたため、密かに応援しているのです。

幾度も重なるケガ・試練を乗り越えて、日本人初の
米国本土での世界戦勝利。素晴らしい!

やっぱり格闘技は、
その裏に人間のドラマがあるから辞められません。。

それでは、今回も最後まで読んで頂いて、
本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。