2013年6月30日日曜日

●● 「採用」の可能性

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┃◆2013.6.30 ┃ vol.153 「採用」の可能性
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みなさん

こんばんは。

今回から私の本業に関するテーマを
少し書いてみようと思います。

その本業とは、「採用」のことです。

最近になって、企業(組織・チーム)にとって、
「採用」がいかに大切か?ということを身にしみて
感じるようになりました。

また同時に、転職をした経験から、
自分に合った仕事を探す難しさもわかります。

人が新しい仕事を探す。
企業(組織・チーム)が一緒に働いてくれる人を探す。

この活動には大きな可能性が秘められています。
そして同時に、難易度も高いです。

仕事をどう選ぶか?
一緒に働く人をどう選ぶか?

自分なりに最近感じていることを書いてみようと
思います。ぜひご覧ください!


私は新卒で入った会社で、たまたま
「求人広告の営業をする」という仕事と出会いました。

求人広告の重要性も、「採用」が企業にとって
どれほど大切かもほとんど知らないまま、

「お客様に求人広告を提案して、売る。」
ということを行ってきたわけです。

そして何の因果か・・・、

この半年間、私は仕事の2~3割が
「採用の面接をする」ということでした。

求人広告を出稿して、
集まってきた応募者の書類選考をします。

その選考を通過した人と実際に会って、
30~1時間の「面接」を行い、

その短い時間の中で、その人を
「採用するか」「採用しないか」を決める。

このプロセスを200回以上は繰り返しました。

そうしたところ、自分が営業としてお客様に
求人広告を売っていた時とは、「採用」に対する
考えが驚くほど変わりました。

経営者の方であれば、すでに感じていると思いますが、

・企業にとって採用がいかに大切か
・人を採用することがいかに難しいか
・採用する側(企業)がどんな人を求めているのか
・面接で何を聴きたいのか

この問題は、企業があり続ける限りなくなることは
ないでしょう。

また同時に、転職をした経験がある方であれば、

・どうしたら自分の能力が活かせる企業と出会えるのか
・どのように応募する企業を絞り込めばいいか
・面接で何を話し、何を聴けばいいか

この問題も、すぐに答えがでるものではありません。

上記のような課題と日々向き合わっていると
つくづく、「採用って奥深い領域だな・・・」と
感じるようになりました。

そこで、「仕事を探す側」と「採用をする側」。
この2つの立場において、お互いに、

何が採用という活動を難しくしているのか?
探す側と採用する側は何を開示しなくてはならないか?
いま変化しつつある、仕事に求めることとは何か?

などを、来週から書いてみたいと思います。

ある企業が職場の離職率に関する調査で、
「なぜ会社を辞めたのか?」を聴いたところ、

約8割の人が「真の理由は人間関係だった。」
という調査結果があります。

それくらい、

一緒に働く人はどんな人か?
事業にとって、いかに人が大事か?

ということは、重要度が高いです。

1人の人間がいたから、この会社・事業が成り立った
ということもあれば、

たった1人の見方がいなくなることで、会社・事業が
なくなってしまった、

ということも世の中では沢山起きているでしょう。

転職を考えている人や、
将来の仕事に悩んでいる人、

または、いい人を採用したい!という方の
参考になれば嬉しいです。

お楽しみに!!


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今日は6月30日。
明日から7月になって、2013年も後半に入りますね!

年をとるごとに時間の流れが早くなると言いますが、
私にとって今年の前半は文字通り、あっという間でした。

もっと仕事で成果を出したい。
もっとプライベートを充実させたい。

その気力はまだまだ衰えないと思うので、
後半もアクティブに動きたいと思います。

後悔のない時間の使い方をしましょうね!

▼昨日は久々にガンダムを観てきました!


それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

2013年6月23日日曜日

●● 韓国と北朝鮮の境目:北緯38度線

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┃◆2013.6.23 ┃ vol.152 韓国と北朝鮮の境目:北緯38度線
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みなさん

こんばんは。

に引き続き、韓国についてお届けします。

今回のテーマは私にとっては韓国のメインイベント、
韓国と北朝鮮との境目、北緯38度線:DMZ(非武装地帯)
を書いていきます。

「他国といつ戦争になってもおかしくない・・・。」

この緊張感を、少しでも感じてください!!


韓国に行くことが決まってから、私が真っ先に調べたこと。

それは、韓国の歴史でした。

私には旅行に行く場合、そこの歴史を知っているか
どうかが、旅を楽しめる大事な要素なのです。

そんな中、韓国の歴史といえば・・・、

いまも週1回はニュースを騒がしている隣国、
北朝鮮との『朝鮮戦争』が、

「いまでも終わっていない」のですから、
いかにこの2国の関係が難しいか、わかるでしょう。

『朝鮮戦争』は、1950年6月25日に北朝鮮が朝鮮半島の
主権を巡り、国境を越えて侵攻したことで勃発しました。

1953年7月27日に“休戦条約”が結ばれることで戦争は
おさまりましたが、いまでも、

「隣の国がいつ侵略してくるかわからない・・・。」

という恐怖は、抱えているでしょう。

その境目となる北緯38度線:DMZ(非武装地帯)が観光で
覗けるというのですから、私が行かないはずがありません。

韓国に行って2日目。

北緯38度線には個人では行くことができず、旅行会社の
ツアーでパスポートを持って行く必要があります。

朝8時にホテルに集合をしてからバスにのり、
ソウルを出て40分、臨津江(イムジンガン)に着きました。

ここは民間人が自由に行くことができる最北端の地です。

臨津江(イムジンガン)では、「自由の橋」を途中まで
渡ることができ、展望台からは北朝鮮が観えます。

「自由の橋」は、鮮戦争の休戦協定が結ばれた後、
1万2773人の戦争捕虜が「自由万歳」と叫びながら渡って
帰還したことを記念して名づけられました。

▼奥に見えるのが自由の橋で、その奥が北朝鮮になります。

▼自由の橋は、途中まで歩くことができます。

▼行き止まりには韓国の国旗が。。平和の象徴とされています。

▼朝鮮戦争前までこの辺りを走っていた汽車も飾られていました。

臨津江(イムジンガン)を出発すると、
いよいよ「DMZ」と呼ばれる非武装地帯に入ります。

この「DMZ」は、

朝鮮戦争が休戦された最前線の停戦ラインとされる
軍事境界線を中心とした、両側2kmの非武装エリアです。

観光で入れる場所以外はほぼ地雷源とされており、
個人で立ち入ることはできません。

今回行ったDMZは、「第3トンネル」といわれる、
北朝鮮が韓国に攻め入るために地下73kmに掘った
極秘トンネルの近くです。

同じようなトンネルが現在4つまで発見されましたが、
実際には20以上あると言われているそうです。

こんなトンネルがいまも発見されず、
いくつもあると思ったら・・・、

いつ・どこから北朝鮮が攻めてくるのか、
恐怖を感じずにはいられません。。

▼いまでは観光客でに賑わうDMZ(非武装地帯)。
 再びここが最前線になる日が来るのでしょうか・・・。

▼DMZに隣接する資料館には朝鮮戦争で使われた銃が飾られています。

▼2つに割れてしまった朝鮮半島を一つにしようという、
 統一に向けた意志がモニュメントにされています。

▼第3トンネルに入るに当たっては、危ないのでヘルメットをかぶります。

▼モノレールを使って、深さ70mのトンネルを潜っていきます。

▼このトンネルは北朝鮮まで170mのところまで行くことができます。

このトンネルを使えば、1時間に1万人の兵士を北朝鮮から
韓国に送り込むことができるそうです。

最初に掘った北朝鮮の兵士もすごいですが、
いまではそれを観光地にしてお金をとっている
韓国も逞しいですね(笑)。

陸が続いた隣国と戦争をしたことがあると、
お互いの国境線上には常に監視と軍備が必要です。

実際に、DMZに行く途中にも、DMZの資料館にも
銃を持った軍人が沢山いました。

この緊張感は、日本ではなかなか味わえません。

そしてDMZツアーの最後に、
韓国にとっては最北の駅「都羅山(トラサン)駅」に
寄ってきました。

この駅は、南北鉄道締結後の、
ユーラシア大陸横断鉄道の拠点となる駅でした。

もし南北が統一され、この駅が機能すると、
日本の北海道からヨーロッパまでが、一本の鉄道で
結ばれることになる、夢の計画がありました。

現在は平和の象徴となった「都羅山駅」ですが、
今後使われることになるのか、戦場になるのか、
いまは誰も分かりません。。

▼「都羅山(とらさん)駅」は現在は使われていないため、
 とってもキレイな駅でした。無人なのでさびしい駅でした。

▼この鉄道が走れば、次の駅は北朝鮮の「平壌駅」になります。

▼この線路の先に、北朝鮮があります。
 謎に包まれた国:北朝鮮。一体、どんな国なのでしょうか?

実際に韓国と北朝鮮との境目に行ってみて、私は、

「日本は島国だから、現在の国になったのだ。」

と強く感じる結果になりました。

韓国と北朝鮮のように、陸が続いていて、
お互いが1kmの距離で牽制し合っていたら、
いま日本の軍事体制はありえません。

島国(海に囲まれている)ということ、
アジアであること、
そして、平和を好む国民性であること、

不思議なバランスで、日本という国は成り立っているのだと、
海外に行くといつも思います。

改めて、日本人として生まれたことに感謝をして、
その良さを全世界に広めていきたいですね!

グローバル化していく社会の中で、
海外と日本の違いを感じることは、今後もより
重要になってくる気がします。

また近々、海外に出て、報告したいと思います!


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韓国でびっくりしたこと。

それは・・・、

「LOTTE(ロッテ)」が財閥と化して、
現地に根差していたことです。

元は東京でお菓子メーカーとして始まったLOTTEも、
いま韓国では

百貨店、
ホテル、
テーマパーク、
電子メーカー、
流通会社・・・

など、様々な事業を展開しています。

日本から始まった会社が、海外で事業を展開して
貢献している姿を観るのは、なんだか嬉しかったです。

こういう企業がたくさん生まれる国に、日本をしたいですね!(^^)/

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

●● 韓国の街・食・人

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┃◆2013.6.23 ┃ vol.152 韓国の街・食・人
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みなさん

こんにちは。
先週はメルマガをお休みしてしまいました。。

なぜかというと・・・、
2泊3日で韓国に行ってきたからです!!

韓国といえば、飛行機に乗って2時間程度で行ける
海外旅行ですが、私は今回が初訪問でした。

まだ韓国に行ったことがない方もいると思うので、
韓国の街並み、人、食べ物、観光地などを先週休んだ分、
2回に渡って紹介したいと思います。

ぜひお楽しみに~。

6月15日(土)、午前11時。

韓国ソウル付近にあるギンポ空港に着いて、
まず感じたこと、それは・・・

暑い!!

気温を調べてみると、なんと最高気温が30度と、
日本よりも暑くて湿度も高かったのです。

冬は寒く、夏は暑い。
韓国は日本よりも気候の変化が激しそうでした。

空港で手続きを済ませてバスに乗り、約1時間かけて、
ソウルで一番人気のショッピングスポット:明洞(ミョンドン)へ。

すぐホテルに荷物を置いて、明洞の街を歩いてみました。

その感想は・・・、

「東京と変わんないな~」

という味気のないものでした(汗)。

韓国といえば現在では日本と争う経済大国です。
外資が入った立派なオフィスビルや、小売店が続く
ショッピング通りなど、まるで日本にいる感覚になりました。

▼日本と同じように、立派なオフィスビルが乱立しています。


▼道路には車がいっぱい。歩行者優先ではなく、韓国では車優先です。

▼ヒュンダイ(現代)自動車が幅を利かせていました・・・。


▼東南アジアっぽい、市場のような通りもありました。

▼歩いていると、日本語で「偽物あるよ!」と誘われます(笑)。

明洞を例えて言うならば、

メイン通りが「原宿」、
周りのオフィス街が「新宿」+「渋谷」のような街でした。

店の人たちも日本の観光客にも慣れていて、
至るところに日本語が書いてあります。

竹島の問題などがあり、「反日」というニュースが
紙面を騒がせていますが、日本人観光客向けに商売を
している人は、日本人がいなくなったら困りそうです(汗)。

街を歩いていると色んなお店がありますが、
そんな中、韓国の楽しみといえば食事!

私は初めての韓国だったので、とりあえず韓国の名物と
呼ばれる食べ物はすべて試そうと決めていました。

とはいっても美味しいお店がどこか?評判はいいか?
がわからないので、韓国に行ったことがある人の情報を
頼りに食べまくってきました~。

▼初めに食べたのは烏骨鶏(うこっけい)を使ったサムゲタン。
 汗をダラダラかきながら食べました。。美味しかった!

▼夜は骨付きカルビの焼肉。冷麺やクッパなど色んな物と一緒に
 食べまくったので、あんまり味を覚えていません。。

▼キムチはどこの飲食店でも出てきます(汗)。

▼DMZの帰りに食べたプルコギ。日本のすき焼きに似ています。

▼2日目はビビンパを食べました。韓国の料理は基本的に味が
 濃いものが多く、私は好みでした。

▼最終日にはお腹がゴロゴロしていたので、お腹に優しいアワビのお粥。


韓国の食事はキムチなど、刺激が強い物が多いので、
最終日には2~3時間に1回はトイレに行きながら
観光する結果になりました(汗)。

2日ほどは韓国の食事を楽しめますが、
その後はすぐに日本の繊細な味付けが恋しくなります。。

海外に行くと、和食の偉大さをいつも感じます(^^)/。

もちろん、食事以外にも韓国ならではの楽しみがあります。

その1つが女性にとってはエステ、男性はマッサージです。

せっかくなので私もマッサージを受けてきたのですが、
なんといっても・・・、安い!

1回80分で全身をマッサージしてくれて約3000円。
これが、すっっっごく気持ちいいんです。。

▼怪しい雑居ビルの1室でマッサージを受けます。でも・・・気持いい!

私はマッサージを受けている最中、涎を垂らしながら
途中寝てしまいました。。

怪しい場所にあるので、入るまでは怖いですが、、
韓国に行く方は、マッサージは受けないと損だと思いました!

またその他には、「実弾射撃場」に行ってきました。

街中に普通に実弾を撃てる場所があるのも驚きましたが、
徴兵制のある韓国では、銃の扱いに慣れている人も多いようです。

だいたい30発くらい打って1万円と少し割高ですが、
せっかくなので「次元セット」を申込み、マグナムを撃ってきました。

▼サービスも面白く、ルパン三世セット、バイオハザードセットなど、
 映画や漫画をテーマに銃を選ばせてくれます。

▼さすがに銃を撃っているところは撮影不可ですが、撃ち終わると
 的をもらうことができます。採点もしてくれるので腕が磨けます。

その他には・・・、
ソウル付近での観光も少しだけご紹介します。。

メインはもう一つの記事に書いた
「韓国と北朝鮮の境目:北緯38度線」だったのですが、
そのほかの観光地にも足を伸ばしました。

▼山の上に立つ「Nソウルタワー」。夜は青く光ります。
 高さは400mなので、スカイツリーよりは低いです。

▼Nソウルタワーの下にある休憩所。とにかくカップルが多くて、
 みんなイチャイチャしてました。。

▼これはなんだかわかりますか?正解は「愛の南京鍵」です。
 カップルが愛を願って取り付けるそうで、新名物となっています。

日本とあまり変わらない、とも感じましたが、
やはり文化の違い、思想の違いはあります。

お店の作りや人のコミュニケーション、
接客態度など・・・、日本とは違うところが沢山あって、
存分に楽しむことができました。

海外は、普段とは違った空気、人、場所に接するので、
新たな刺激がもたらされて、いつも新鮮な気持ちになれます。

今後も海外旅行は定期的に行けるライフスタイルを
作りたいと思います。

みなさん、オススメの場所があったら教えてください!(^^)/


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最後に・・・、

私が韓国の街中を歩いていて、「日本」と“最も大きな差”を
感じたところがあります。

それは、

「日本の方が、女性がきれいで・かわいい!」

ということです。

韓国はエステが流行っていて、整形も当たり前と
聴いていたので、どんな女性がいるのか内心楽しみで
行ったのですが、、

正直、がっかりでしたm(_ _)m。

やっぱりご飯も、人も、日本に限りますね(笑)。

これからも日本人に生まれたことに
感謝をして生きていこうと思います(^^)/。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

2013年6月9日日曜日

●● はたらきたい展 by ほぼ日

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┃◆2013.6.9 ┃ vol.151 はたらきたい展 by ほぼ日
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みなさん

こんばんは。

先週に引き続き、今週も「働く」をテーマに
して書こうと思います。

実はいま、渋谷のパルコミュージアムで
「ほぼ日」が主催をしている『はたらきたい展。』
が開催されています。

私は1か月以上前から目を付けていたので、
さっそく昨日の朝行ってきました!

興味のある方はぜひ下記を参考にして、
行ってみてください。


みなさんは「働く」ことに対して面白い取り組みを
している会社といえば、どこが思い当たりますか?

有名な会社でいうと、

「Google」は、
業務時間の20%を自分プロジェクトに使えます。

「東京R不動産」は、
フリーエージェントでメンバーを構成しています。

「面白法人カヤック」は、
給料がサイコロの目で決まるという仕組みがあります。

上記のように、現代はさまざまな会社が
「新しい働き方」を模索しています。

その中でも、誰よりも早く「働く」に関して、
斬新な取り組みをしていたのは「ほぼ日」では
ないでしょうか?

◎ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/home.html

ほぼ日は、社員が売上目標を持たず、
自分たちがやりたいことを一番大切にし、

スポンサーのためのサイトにならないように、
広告を一切出さない一風変わった運営をしています。

それでいてビジネスとして見たとき、
「ほぼ日」はとても収益性の高い事業を行っています。

利益の源泉は、簡単に言うと物販。

売れている商品といえば、手帳に腹巻き、土鍋など…

何の変哲もない生活用品ばかりですが、他の商品
よりも単価が高くても、どこよりも売れるのです。

社員の「働きたい」という欲求が作りだす
圧倒的な商品力と、それを生み出す想像力。

そんな「ほぼ日」が「働く」に関して展覧会を
するとなれば、行かないわけにはいきません。

ということで、今回は「はたらきたい展。」の内容を
少しだけお見せします!!

【はたらきたい展。】

http://www.1101.com/parco2013/index.html

◎主なコンテンツ

・糸井重里と「ほぼ日」の15年。
・「ほぼ日」の、はたらきかた。
・はたらく人の「顔・手・道具」の写真展。
・99の「はたらく人」のことば。
・おみやげコーナー
・東北の仕事論。と気仙沼の「ほぼ日」。
・みうらじゅんに訊け!特別編。

▼渋谷パルコ1の3F・パルコミュージアムで開催中です。


▼入場料は500円と、とってもおトクな展覧会です。

▼中にある展覧物はすべて撮影OK。ほぼ日らしいです。

▼「働く」にまつわるイトイさん・ほぼ日の考え方がぎっしり詰まっています。

▼「ほぼ日」がいつ・何を考えて・どんなことをしたか、がわかります。

▼「ほぼ日銀座通り」では色んな商品・歴史・コンテンツが展示されていました。

▼ほぼ日がどう働いているのか?その疑問に答えてくれます。

▼「ほぼ日ハラマキ」も、おしゃれに展示されていました。

▼「ほぼ日」が仕事をする上で大切にしているクリエイティブの「3つの環」。

▼イトイさんが企画したマザー2のキャラクターも飾ってありました。

▼「ほぼ日」で販売している土鍋コーナーもありました!

これらの展示の中で、私が最も「面白い!」と感じたのは、
『みうらじゅんに訊け!特別編』です。

▼特別ブースの中で40分間、みうらじゅんさんのインタビューが訊けます。

「ゆるキャラ」を生み出したみうらじゅんさんが、
仕事のことや社会について、40分ほど好き放題に
動画で語ってくれます。

これが、えらい面白いんです。

「次のイノベーションはどんなものか?」

「ブームを作るにはどうしたらいいか?」

「自分を騙すために使っているテクニックとは?」

など、ユニークな質問に対して、
みうらじゅんさんしか答えられない回答をしてくれます。

この特別動画だけでも、観に行く価値があると思います。

渋谷で開催されているので、
首都圏に住んでいる方ならすぐに行けます。

ぜひ来週にでも、行ってみてください!!


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来週は人生で初・韓国に行ってきます!

「キムチ」「焼肉」「海苔」くらいしか知識がありませんが、
とにかく美味しい物を食べてきたいと思います。

どなたか、いい観光スポットをご存知の方は
ぜひ教えて下さい(^^)/。

ちなみにツアーで「38度線(韓国と北朝鮮の境目)」を
予約してあるのですが、拉致されないように気をつけたい
と思います(笑)。

来週はおそらく、韓国の模様をお届けすることに
なりますので、お楽しみに!!

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。


2013年6月2日日曜日

●● 雇用が終わり、「働く」が始まる。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2013.6.2 ┃ vol.150 雇用が終わり、「働く」が始まる。
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みなさん

こんばんは。

今回は、ある雑誌をご紹介します。

この雑誌、あまり有名ではありませんが、、
私のように「働くこと」や「テクノロジー」に
興味がある人には面白いでしょう。

特に今回のメインテーマは、

【未来の会社】
~これからの「働く」を考える~

となっており、私が買わない理由が
ありません(笑)。

今日はその中の記事と、私が共感した部分を
ご紹介したいと思います。

ぜひご覧ください!!


早速ですがみなさん、
『WIRED』という雑誌はご存知ですか?

アメリカで1993年に創刊され、日本でも1990年代は
発行していましたが、一度は休刊となりました。

しかし、2011年より再刊行され雑誌だけでなく、
ウェブサイトや電子書籍など、様々な形でグローバルに
コンテンツを展開しているのです。

おもな内容は、

テクノロジー、デザイン、社会問題、
ビジネス、文化、教育、健康など、

様々な社会で起きている変化、
未来を考える上でのヒントが満載の雑誌です。

◎ IDEAS+INNOVATIONS 『WIRED』

http://wired.jp/magazine/


年に3~4回しか発刊されない気まぐれな
雑誌ですが、内容はとても充実していて刺激的です。

上記にも書きましたが、
この『WIRED』の最新号の特集が、

【未来の会社】
~これからの「働く」を考える~

なのです。


私は書店で見つけ、
数ページめくってすぐに買ってしまいました(笑)。

エネルギーや環境、
政治や外交など、

いま社会が急速に変化していることは
間違いありませんが、

「人の価値観の変化」ほど顕著に表れている
例はないでしょう。

特に、「働く」ということに関して。

私も含めて、現代の仕事の常識に違和感を感じたり、
ストレスを感じる人は多いと思います。

私がこの雑誌を衝動買いした理由は、
その違和感を下記の文章でストレートに
表わしていたからです。

--本文の導入--------

朝起きて、
眠い目をこすって満員電車に乗って、
会社に着いて、
メールをチェックして、
長い会議をして、
得意先を回って、
伝票を整理して、
あっという間に夜になって、
それでも残業して、
へとへとになって家に帰る。

お給料をもらっているんだから、
面白くなくてもガマンガマン。

って、そんな「仕事」や「会社」、
もうやめませんか。

だいたい効率悪すぎないですか?
ホントに生産性上がってます?

いままでのやり方で変わりゆく時代を
サバイブできます?

そもそも「会社」も働くみなさんも、
ホントにそれで幸せですか?

--(ここまで)--------

きっと上記の文章を読んで
共感する人は多いのではないでしょうか?

「働く」を取り巻く環境が劇的に変化している
にも関わらず、以前のやり方・価値観に固執する
企業の姿に疑問を覚える人は多いでしょう。

この文章から始まって、今回の特集の中では、

・いま語られている雇用の問題
・未来の人はどうやって・どんな職場で働いているか

など、様々な疑問が投げかけられます。

その一部をご紹介すると、

--(下記は『WIRED Vol.7』本文の抜粋)--------

◎「雇用」について

「働く=雇用」って考え方自体がイビツなんだよ。
雇用雇用って政府は言うけれど、だいたいいつから
「雇用」がそんなに大問題になったわけ?

いったい誰のための『雇用』なのかよく考えた方がいいね。
これからもテクノロジーの進化で効率化/自動化が進むと、
雇用を増やすったって、増えないでしょ。

貧しい人に食料や住居を保障することと「働く」の問題
は、切り離して考えるべきだね。「雇用」で解決しよう
ってのは無理がある。雇用は増えないんだから。

ぼくらが「働く」のは、この産業社会を成り立たしめる
ためであって、自分たちが生きていくためではない。
消費を通じて経済を成り立たせるために、僕らは
「働かされている」。

これまでの会社と働く人の関係は、地理的/物理的要因
によって制限されてきました。(一部略)いま、インターネット
やモバイルデヴァイス普及によって、雇用の在り方そのものが
変わろうとしています。大げさかもしれませんが、産業革命
以来の革命的変化だと思います。

◎未来の働き方

そりゃあ誰しもメシは食いたい、住む家も欲しい。
けれど心の底から『仕事が欲しい』って思っているわけじゃ
ないでしょ?でもぼくらはそうしなきゃいけないと
思わされているんだよ。

「好き」だけでは人も会社も働き続けられません。
「好き」はキャンディのようなおので、栄養にはなりません。
「働く」ことを続けていくためには栄養が必要です。
ぼくにとってのそれは「誰かの役に立っている」と
いうことなんです。

自分で、自分の仕事やキャリアをしっかりとコントロール
する、ということです。(一部略)まずは、自分がどういう
人生を生きたくて、そのなかに「働く」という行為をどういう
ふうに位置づけたいのかを、しっかりと見極めることです。

「働く」ってのは誰かに頼まれてやるもんじゃないよ。
(一部略)「雇用」がなくても「働く」んだよ。ここに来て、
メイカームーヴメントのように、誰もが自分でものをつくれる
時代になったのは喜ばしいことだし、期待もしている。
ポスト雇用時代の「働く」がようやくいま始まったんだよ。

「働く」を自分たちの手に取り戻すためのストーリーが
必要なんだと思う。人生のなかに「働く」をちゃんと
位置づけるための新しいストーリーがね。

--(ここまで)--------

上記は私が共感した文章のごく一部ですが、
まさにいまの社会で「働く」を通じて感じている
違和感が言語化されています。

政府が打ち出す「雇用」対策や、場所に縛られ、
紙を大量に出し、ただお金のため働くことには、
意味を感じられない人が多いと思います。

いまこの変化は、フリーランスで働く人や、
起業をしている若年層から徐々に広がっている
ように感じます。

現在はまだ、お金を動かす規模・影響力が小さい
ため、いままでの大企業を中心に社会が構成されて
いますが、何時ひっくり返ってもおかしくありません。

私はこの特集を読んで、いずれこの記事の中にある
価値観が主流を占めるであろうと、強く感じました。

そしてこの特集の最後は、

『雇用が終わり、「働く」が始まる。
 これからの「働く」は、自分が生み出した価値によって、
 価値づけられるものになる。(といいのだが)』

という言葉で締めくくられています。

まさしく、その通り。

何をして働くか、
どこで働くか、
どのように働くか、

そして、誰にどんな価値を提供するか、

を自分自身ですべて選ぶ時代に、
もうすぐ突入するようになるでしょう。

ある意味、自由とも呼べますが、
その世界では自分の評価がネットによって
見える化されるシビアな世界。

決していいことばかりではありませんが、
新しい「働く」を模索したい人には、きっと
参考になると思います。

上記で紹介した記事は、今回の特集のごく一部です。
その他にも、WIREDには、

「未来の企業のための新しいルールブック」
「ひらめくオフィスのつくりかた」
「透明なスタートアップ(起業)」

など、読みがごたえのある記事が満載です。

上記を読んで興味がわいた方は、
ぜひ書店で手に取ってみてください!!

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突然ですが、
1年に1回発表される「このマンガがすごい!」という
マンガランキングはご存知でしょうか?

オトコ編とオンナ編があるのですが、
このランキングで、昨年オトコ編で第1位をとった
作品を読んでみました。

▼テラフォーマーズ
http://www.amazon.co.jp/dp/408879270X


舞台は西暦2577年の地球。
火星に起きた異変から物語が始まるのですが・・・、

初めは“敵”の設定に少し引いてしまい、
敬遠していましたが、意を決して読んでみると、
やっぱり面白い。

アクションが好きな人は、
きっと熱くなれる作品です。

ぜひ読んでみてください!

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。