2013年12月23日月曜日

●● 2013年に観たオススメ映画を公開!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2013.12.23 ┃ vol.178 2013年に観たオススメ映画を公開!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさん

こんばんは。

ついに明日はクリスマスイブ。
あと1週間で仕事も終わり、年末年始がやってきます。

私自身は年末年始、実家に帰ったり、温泉に行ったり、
ゆっくり時間を使って2013年を振り返るつもりです。

今年も色々とあって、あっという間でしたね・・・。

2014年がもっと素敵な1年になるように、
しっかりと充電したいと思います(^^)/。

さて、今回は昨年もお送りした、
2013年にオススメの映画をご紹介したいと思います!!

↓昨年はこちら。

●● 2012年:私のオススメ映画を一挙公開!
http://anweekly.blogspot.jp/2012/12/2012.html

長期休暇で時間があると、映画が観たくなりますよね?
(私だけかもしれませんが。。)

そんな時に、ぜひ下記を参考にして頂けると嬉しいです。


私は映画が大好きで、月1回は必ず映画館に
行きたいと思っています。

そんな私ですが、今年も映画館やDVDで、
素敵な映画とたくさん出会うことができました。

今回はその中から、年末年始にオススメの映画を
厳選してご紹介します。

分野は、その時の気分に合わせて

・気持ちよく泣きたいとき
・人生に悩んでいるとき
・孤独を感じたい(?)とき
・ワクワクしたいとき

の4つに分けてオススメします。

個人的には、今年のオススメ(MVP?)は、
ダントツで“ワクワクしたいとき”の作品です!!

下記でご紹介している作品は、
すべてDVD化されているので、レンタルで気軽に
観ることが可能です。

ぜひ年末年始のお供にしてくださいね!


【気持ちよく泣きたいとき】

◎ レ・ミゼラブル
http://www.lesmiserables-movie.jp/


↓ブログでもご紹介しました。

●● 罪を背負った男の生き様 『レ・ミゼラブル』
http://anweekly.blogspot.jp/2013/03/blog-post.html

今年観たヒューマンドラマの分野で、
最も泣けた作品は間違いなく「レ・ミゼラブル」です。

158分という長い上映時間をまったく感じさせない、
出演俳優の見事な演技と濃厚なストーリーで、
ラストシーンは涙なくして観ることはできません。

1人の罪悪感を背負った男が、時代に振り回されながら
娘を守り、自分の信じた道を歩み続けます。

映画の初めで背負う小さな罪によって自分を責め、
警察に追われながらも、多くの人の役に立つことで、
最後には救われる話です。

私はこの映画を観るまで、ミュージカルという表現方法に
懐疑的でした。しかし、歌・音楽には間違いなく人の感情を
動かす力があると知った名作です。

まだ観ていない人は、年末年始に観るにはピッタリの
映画だと思います。ぜひご覧ください!


【人生に悩んでいるとき】

◎ イントゥ・ザ・ワイルド
http://intothewild.jp/top.html



この映画は、先日DVDで観たばかりなのですが、
私の心にはとても響きました。

現代の物質?学歴?社会に違和感を感じた青年が、
自分にとっての「本当の生き方」を探すために、
大学を卒業してすぐにバックパック1つで旅に出ます。

世界を回りながら、

自分と同じように旅をしている人、
1人になってしまった老人、
ギャンブルが大好きな農家の親父、

などと出会いながら、少しずつ自分にとっての
幸せとは何か?を見出していきます。

現代の学校・企業ではなかなか得られない、
「自分との対話」を丁寧に描くこの映画には、
多くの人が“何か”を感じるのではないでしょうか?

ラストシーンで彼が見出す、
「幸せはどこにあるのか?」という回答は、
シンプルですが、思わず納得してしまいます。

この青年の旅が実話ということも、
この映画を興味深くしてくれるところです。

人生に悩んでいる人は、ぜひ彼の姿を観てみると
いいと思います(笑)。


【孤独を感じたい(?)とき】

◎ 華麗なるギャツビー
http://www.gatsbymovie.jp/



主演はレオナルド・ディカプリオ。
見どころはなんといってもファット&ゴージャスな映像。

様々なシーンで、

連日繰り広げられるパーティのダンスや音楽、
贅沢を凝らした宮殿のような豪邸、
疾走するクラシックカー、など、、

映像では煌びやかな世界を描きますが、
その一方で、映画の本筋はある「孤独な男」の物語です。

誰からも理解されず、金持ちになったが故に
人と上手く関わることもできない・・・、

そんな不器用な男が、唯一愛した女性のために、
自分の全てを投げ打って彼女に尽くし、結ばれる
ために努力をします。

もちろんそれは禁じられた愛なのですが、
それでも彼女を愛する彼は、自分を犠牲にしてでも
彼女の幸せを願う・・・、そんな少し悲しい物語です。

142分間とこちらも少し長尺ですが、
主演のディカプリオには「華」があり、途中の“悲劇”も
あってハラハラしながら観てしまいます。

映像で表現される派手さとは裏腹の、
主人公の儚い感情を上手く表現した映画だと思います。

時間のあるときに、じっくり鑑賞して下さい。


【ワクワクしたいとき】

◎ パシフィック・リム
http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/


↓ブログでもご紹介しました。

●● 【超絶賛】ハリウッドを、舐めてました。
http://anweekly.blogspot.jp/2013/08/blog-post_11.html

2013年、私のNo.1は間違いなくこの作品です!

戦闘シーンでの興奮・絶望感、
メカの細かい設定や描写、
人類全体で危機に立ち向かう物語、

これらを映画館のスクリーンで観て、
味わった時の興奮はいまでも忘れられません。

単なる映像がすごいだけの映画や、
メカ・怪獣を派手にしただけの映画とはまったく違います。

映画で3Dはどうやって活かすのか?
恐怖や絶望感をどうやって表現するのか?

そして日本のオタク文化は、どうやったら活きるのか?

色々な意味で「これからの映画はこうでなくちゃ!!!」
と思える作品でした。

この映画は大画面で、大人数で観た方が盛り上がります。

正月の家族団欒の時に、SF好きな家族であれば、
みんなで観たら盛り上がること間違いなし!!

2014年以降も、「パシフィック・リム」のような映画が
たくさん生まれれば、もっと映画館に行きたくなる!
と心底思えました。

2013年に上映された映画で、オススメの作品は以上になります。

ちなみに、年末年始に映画館で観たい映画といえば、
以前、本をご紹介したこの作品です。

◎永遠のゼロ
http://www.eienno-zero.jp/index.html



この映画、Yahoo!映画で416件のレビューがついて、
4.3という高評価!を獲得しているようです。

原作を読んでいるだけに、主演やキャストが少し違うな~、
と感じたのですが、観に行く価値はありそうですね。

2014年も、感動したり、何かを学べたり、未来の世界が
垣間見れるような映画が沢山生まれるといいですね!

もちろん、個人的に作って欲しい作品は、
『パシフィック・リム2』です(笑)。

2014年も楽しみましょ~(^^)/。

===========================================================

昨日はずっと行きたいと思っていたこちらの
企画展に行ってきました。

◎ THE 世界一展
http://www.miraikan.jp/sekai1/



カップヌードルにはじまり、
自動イカ釣り機、内視鏡、宇宙ロケットなど、、

ニュースなどを観ると悲観論の多い日本ですが、
ものづくりの技術や思想にはまだまだ素晴らしい
ところがあると実感できました。

他国では生み出せないスペシャルな製品を作れる日本を、
もっと誇りのある国に変えていきたいですね(^^)。

2014年も、がんばって仕事をしたいと思います。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

2013年12月15日日曜日

●● 話題のアプリ:WEARは買い物を変えるか?

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2013.12.15 ┃ vol.177 話題のアプリ:WEARは買い物を変えるか?
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさん

こんばんは。

12月もあっという間に中盤へ。。
あと2週間仕事をすれば年末年始ですね。

今年1年は私自身も色々とありましたが、
環境の変化も目覚ましい、、と感じています。

今回はそんな変化の中から、
いま話題のアプリ「WEAR」について書きます。

みなさんは「WEAR」はすでにご存知でしょうか?
ぜひ下記をご参考下さい!


2013年10月末、

日本最大級のファッション通販サイト:ZOZOTOWNを
運営するスタートトゥデイが「WEAR」というアプリを
リリースしました。

◎ WEAR
http://wear.jp/first/



このアプリが現在、ファッション業界に限らず、
小売店に関わる様々な業種で話題になっています。

なぜならば・・・、

「ネットとリアルの融合」を、わかりやすく、
消費者にとって便利な形で実現したからです。

しかしその結果として、
いままでの「買い物の枠組み」を壊す可能性がありそうです。

どんなアプリなのか?

「WEAR」の機能を簡単に説明すると、

「WEAR」はスマホなどで起動して、
お店の商品に付いているバーコードを撮影して
利用することができます。


そうするとネット上にある商品の価格や色などの詳細情報、
またコーディネートの例などを見ることができます。

店頭で下見をし、買わずに家に帰ってじっくり考え、
気に入ったらゾゾタウンなどのネット通販サイトで
好きなときに買える・・・、

という実店舗で販売をしている店舗からすると、
"お店がショールーム化される”という、とっても迷惑な
アプリなのです。

案の定、業界からは賛否両論が出ています。

「WEAR」関連のニュースは下記の通り。

◎ スタートトゥデイが放つ「WEAR」の衝撃
http://goo.gl/RWkWfu

◎ 「WEAR」に賛否両論 革新は「壊滅」を呼ぶのか?
http://goo.gl/JNgeds

◎ ファッション小売業界にショールーミングの波が到来
http://goo.gl/0jIpRJ

さいきんは、実店舗をもつ小売店各社が
「リアルとネットの融合」というテーマに取り組んでおり、
この「WEAR」はその中で出てきた1つの形と言えるでしょう。

しかし、この「WEAR」のようなアプリが定着すると、
リアルな店舗の役割は、買い物ではなく、ショールームに
なってしまう・・・。

そんな危険をはらんでいるようです。

この「WEAR」が、

爆発的に広がるのか?
それとも潰されるのか?

はわかりません。

しかし、スマホのアプリを利用して
「ネットとリアルの融合」はこのような形で
次々と実現していくでしょう。

消費者にとってはどんどん便利な仕組みができて
いくと同時に、企業やサービスを提供する側は
変化できるか?できないか?で大きく差がつきそうです。

ちなみに私は早速、池袋のパルコで「WEAR」を試して
きました!どんな感想かはまた次回に(^^)/。

ネットの進化によって人の消費行動もどんどん
変わっていますね。これからどんな新しいサービスが
生まれるのか、楽しみです!(^^)/


===========================================================

人材系の会社にいることもあり、
元ワイキューブの安田佳生さんが現在行っている
下記の取り組みに注目しています。

◎ 全員がニートの「NEET株式会社」が設立
http://goo.gl/63RaUN

この設立会見で語られたことに、

「はみ出してしまった多様でマニアックな少数派が、
混沌としたところから『新しい何か』を模索する」

という言葉がとても印象的でした。

私もこの会社で働いてみたい・・・、と思いました。
なんとなく合いそうな気がするので(笑)。

時代を憂うのではなく、先を行く。
そんな中心に自分を置きたいと改めて思いました。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

2013年12月8日日曜日

●● 雑誌の価値を再発見。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2013.12.8 ┃ vol.176 雑誌の価値を再発見。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさん

こんばんは。

街中がクリスマスムードに染まる中、
今日、私は書道教室に行ってきました。

1か月に1回、この時だけは頭を真っ白にして
目の前の「字を書く」という作業に集中できるのが、
とても気持ちいいんです(^^)/。

頭をリフレッシュする習慣は大切ですね。

さて、今回はいま廃れていく一方の「雑誌」という
媒体について考えてみました。

雑誌って、面白いと思いませんか?
ぜひご覧ください!


みなさんは、定期的に雑誌を買って読んでいますか?
もしくは雑誌という媒体は好きですか?

私は定期的に購読したり、
ずっと昔から買っている雑誌はないのですが、、

最近、不思議と雑誌を読む量が増えました。

電車の中の広告や、本屋に行った時に目に入って
思わず買ってしまうのです。。

今日も、この雑誌を買いました。

◎ソトコト


今月号のタイトル「世界をよくする会社」という
テーマが気になり即購入しました。

さいきん売上を伸ばしている会社の中でも、
社会性を理念に掲げ、取り組んでいる会社を特集して
いて、知らないことが沢山あって大満足!の内容でした。

その他にも、先週紹介したWIREDをはじめとして、
仕事で使えそうな雑誌、趣味に関わる雑誌などを
購入することが増えています。

◎WIRED

▼主に未来やデザインについての雑誌です。


◎週刊ダイヤモンド

▼テーマが自分の仕事と関係があると買ってしまいます。。

◎BRUTUS

▼趣味・仕事も含めて興味深い記事がたくさん!

などなど・・・、

私は元々あまり雑誌を読む習慣がないのですが、
さいきんは読む機会が増えています。

自分自身でも「なんでだろう??」と
不思議に思いました。なぜなら、今の時代、
雑誌という媒体に頼らなくても、

いつでも、
どこでも、
どんな話題(キーワード)も、
無料で、

PC、またはスマホで無料で手に入りますよね。

ネットにも同じような記事がどうせ出ているにも
関わらず、「雑誌を買って読む」という行動は、
「価値がある」ように感じるのです。

そこで、この機会に私が「雑誌を買って読む」
ことの価値に考えてみたのですが・・・、

簡単に思いついたのは、
「保存性」と「情報吸収量」でした。

保存性に関しては、
「観たい時にすぐ観れる」ということです。

雑誌(物質)として置いてある場所がわかれば、
すぐに取り出してみることができます。

ネットでPDFやURLを保存しておいたところで、
どこに保存したかわからなくなって、探すのに時間が
かかってイライラするのは明白でしょう。。

雑誌という物質がどこにあるかすぐ分かる。
これは、便利だと思います。

次に思いついたのが、「情報吸収量」です。

みなさんは、

ネットで記事を読んだ時と、
紙面の記事を読んだ時・・・、

どちらが頭に入りやすく、情報を覚えやすいですか?

私はやはり、紙面の方が情報を吸収しやすいように感じます。
(いずれ時代遅れと言われてしまうのでしょう・・・。)

さらに、人に話したり仕事で使ったりするには、
紙面から情報を吸収しておきたい。

私はどうしてもそう思うので、雑誌は有益だと感じるのです。

しかし、「保存性」と「情報吸収量」だけでは、
『わざわざお金を払ってまで買う』という動機までは
昇華されない気がします。

そこで最後に思いついたのは・・・、

雑誌の中にある、
「【周辺記事】に価値があるのではないか?」ということでした。

【周辺情報】とは、
その雑誌のメインテーマではない分野のことです。

たとえば、

・ファッション
・伝統工芸
・ニュース
・車
・新しいお店
・家電
・最近の流行

など、様々な話題が雑誌には掲載されています。

これらの内容は雑誌ごとに、
「うちの雑誌に興味がある人は、このテーマにも興味があるに違いない。」
という裏付けの元にページが組まれているのです。

この【周辺情報】こそが、普段のネット検索や通勤の動線では
得られない「寄り道情報」であり、雑誌を楽しくしているのです。

特に私も含めた男性は、気がつくと、

いつもと同じサイト・媒体ばかり開いたり、
いつもと同じキーワードばかり検索して、
いつもと同じ道ばかり通って帰っていたり・・・、

情報収集において似たような行動をとる傾向が強いようです。

その意味では雑誌は、主体的に調べない情報でも、
知れば「面白い!」と感じる情報がたくさん入っています。

ネットの記事を検索する時とは、やはり違う感覚が
得られるんです(^^)/。

今の時代は便利になったので、テレビとネットさえ
あれば、無料で・いくらでも情報は集まります。

しかし、自分が通常の生活では気にしない
【周辺情報】を取り入れて、ちょっと違う情報の刺激を
求めるのならば、雑誌はとても有益だと思うのです。

前時代的と感じるかもしれませんが、
今後も紙面からの情報収集は「情報」+「楽しみ」を
求められる手段として残ってほしいです。

年末年始、本屋に行ったらぜひ雑誌コーナーに
寄ってみてくださいね(^^)/。


===========================================================

昨日久しぶりに映画を観て、胸を打たれました。
こちらの映画です。

◎INTO THE WILD


裕福に育った青年が、すべてを捨ててアラスカへ放浪の旅
をする中で体験し、感じた心の軌跡を描いた人間ドラマです。

純粋に心理を求める彼の姿は、
痛々しくもあり、痛快でもあり、自由に感じます。

しかし、どこかに自分自身の起源である家族との
わだかまりを抱えながら、人生を歩んでいきます。

そして最後のシーンでは、ずっと1人で旅をしていた
彼だからこそわかった教訓を手に入れます。

その教訓は内緒なのですが(笑)、、
(知りたい人は映画を観て下さい!)

何かを得るには、何かを失う体験が必要だなぁ、、
と改めて感じる映画でした。

シンプルな映画ですが、深く考えさせられます。
年末年始、時間があればぜひ観てください!

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

2013年12月1日日曜日

●● 失って気づく価値がある。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2013.12.1 ┃ vol.175 失って気づく価値がある。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさん

こんばんは。
ついに今年最後の月、12月が始まりましたね!

街はすでにクリスマスムードですが、
今年も残すところあと1か月。

思い残すことがないように過ごしましょう(^^)/。

さて、今回は私が日々、採用の現場にいて感じる、
多くの人の仕事・職場への不満から、失うということに
ついて考えてみました。

ぜひお楽しみください。


私は現在、1日1件ペースで、
20代前半~30歳前半女性の採用面接をしています。

その中で多くの転職希望者と話をしていて、
強く感じることがあります。

それは、

「あなたはいま、
  すごくいい会社にいるから辞めない方がいいよ。」

「あなたはいま、(会社のおかげで)
  能力以上に給料をもらっているから辞めない方がいいよ。」

「あなたがいま面接でぶちまけている会社の不満は、
  多くの人が抱えている当たり前の悩みですよ。」

という多くの転職希望者が口にする、
現在の会社への不満に対する反論です。

多くの人を面接するとよくわかるのですが、
人が「会社を辞める理由」はいくつかの分野に分かれます。

それは現在、多くの人が仕事・職場に求めている、

給料、
人間関係、
スキル、
将来性、
働きやすさ、
承認欲求、

そして、やりがいなどです。

多くの人は上記の全てを1つの仕事・職場に求めてしまい、
自分の周りに欠けている所が気になりだします。

「自分はここにいて、将来大丈夫だろうか?」
「こんな上司の下で働きたくない。もっと凄い人と働きたい。」
「自分の仕事量なら、もっと給料が高くていいんじゃないか?」

一度欠けているところが気になると、
どんどんその部分が(現実よりも)大きく見え始めて、
結果、転職活動を始めるという流れが多いようです。

しかしハッキリ言って、上記の全てが自分の思い通りに
得られる会社なんて、あるはずがありません。

もしあるとしたら、それは「自分で作った会社」です。

赤の他人が作った会社に入社をして、給料をもらいながら、

人間関係もよくて、
スキルも上がる仕事で、
働きやすくて、
周りから認められて、
やりがいもすごくある!!

なんて職場は、全くないとは言いませんが、ごく稀でしょう。

しかし、多くの人が、

自分がいまの会社で
“得られていないもの(欠けているところ)”を過大評価して、

逆にいまの会社で
“得られているもの”を過小評価しています。

これは、ある意味仕方がないことなのかもしれません。
実際に、私もそうでした。

新卒で入った人材系の会社では、

人間関係がすごく良く、
お給料もそこそこもらい、
福利厚生もよかった、と言えるでしょう。

しかし、在籍中に上記に気付くことはできませんでした。

逆に、

もっとスキルを得たい。
将来性のある事業を専門にしたい、
自分の行動をダイレクトに成果に結び付けたい、

と思い転職したのですが、その後にわかったのは、
人材系の会社にあった「人間関係・給料」などが
いかに仕事をする上で大切なのか?ということでした・・・。

自分自身も、失ってみて初めて最初の会社にあった
良いところが分かったのです。

だからこそ、採用面接の時に悩みます。

目の前に座っている人に対して、

この人は転職をして、いま持っているものを失うことで、
その価値に気づいた方がいいのか。

それとも、気づくことはできなくても、
いまの幸せな環境にい続ける方がいいのか。

どちが幸せなんだろうか?と悩むのです。。。

まぁ、面接の度に相手の幸せを考えられているか?
と言われれば疑問ですが(汗)。

もちろん、人の幸せは他人が決めることではないので、
私がそう考えていることは、おせっかい以外の何物でも
ないでしょう。

しかし、人はどうやら、
「いま持っているものの価値」に気付くためには、
それを失う必要があるようです。

だからこそ、歳を重ねるごとに「幸せ」を感じるためには、
若い時に多くのものを失う経験が必要なのかもしれません。

諺(ことわざ)にある、
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ってやつですね。

やっぱり昔の人の言葉には、含蓄があります。。

「失う」ことで、一時的には損をしたり、
痛い目をみることもあるでしょう。

しかし、その体験を通してこそ気づける価値が
あるとわかれば、若い時には多くのことを「失う体験」を
しておいた方がいいのかもしれません。

私ももうすぐ31歳ですが、失うことを恐れずに、
チャレンジしていきたいと思います(^^)/。


===========================================================

今週、この雑誌を買って読みました。

◎『WIRED』vol.10 未来都市2050
~テクノロジーはいかに「都市」を再編するのか?~

http://wired.jp/magazine/?id=10&from=magazine_right


この雑誌によると、どうやら2050年の都市では、

・自動車は全て自動運転で事故はゼロ。
・行政のネット活用が進み大衆の意見がより力を増す。
・スマートシティ化が進み、人の活動とエネルギーが密接になる。

などなど、今後どんどん変わっていくであろう
街の未来の姿が垣間見えました。

想像しただけでも楽しくなれる、刺激的な雑誌です。
みなさんも機会があれば、ぜひ読んでみてください。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。