2013年12月1日日曜日

●● 失って気づく価値がある。

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┃◆2013.12.1 ┃ vol.175 失って気づく価値がある。
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みなさん

こんばんは。
ついに今年最後の月、12月が始まりましたね!

街はすでにクリスマスムードですが、
今年も残すところあと1か月。

思い残すことがないように過ごしましょう(^^)/。

さて、今回は私が日々、採用の現場にいて感じる、
多くの人の仕事・職場への不満から、失うということに
ついて考えてみました。

ぜひお楽しみください。


私は現在、1日1件ペースで、
20代前半~30歳前半女性の採用面接をしています。

その中で多くの転職希望者と話をしていて、
強く感じることがあります。

それは、

「あなたはいま、
  すごくいい会社にいるから辞めない方がいいよ。」

「あなたはいま、(会社のおかげで)
  能力以上に給料をもらっているから辞めない方がいいよ。」

「あなたがいま面接でぶちまけている会社の不満は、
  多くの人が抱えている当たり前の悩みですよ。」

という多くの転職希望者が口にする、
現在の会社への不満に対する反論です。

多くの人を面接するとよくわかるのですが、
人が「会社を辞める理由」はいくつかの分野に分かれます。

それは現在、多くの人が仕事・職場に求めている、

給料、
人間関係、
スキル、
将来性、
働きやすさ、
承認欲求、

そして、やりがいなどです。

多くの人は上記の全てを1つの仕事・職場に求めてしまい、
自分の周りに欠けている所が気になりだします。

「自分はここにいて、将来大丈夫だろうか?」
「こんな上司の下で働きたくない。もっと凄い人と働きたい。」
「自分の仕事量なら、もっと給料が高くていいんじゃないか?」

一度欠けているところが気になると、
どんどんその部分が(現実よりも)大きく見え始めて、
結果、転職活動を始めるという流れが多いようです。

しかしハッキリ言って、上記の全てが自分の思い通りに
得られる会社なんて、あるはずがありません。

もしあるとしたら、それは「自分で作った会社」です。

赤の他人が作った会社に入社をして、給料をもらいながら、

人間関係もよくて、
スキルも上がる仕事で、
働きやすくて、
周りから認められて、
やりがいもすごくある!!

なんて職場は、全くないとは言いませんが、ごく稀でしょう。

しかし、多くの人が、

自分がいまの会社で
“得られていないもの(欠けているところ)”を過大評価して、

逆にいまの会社で
“得られているもの”を過小評価しています。

これは、ある意味仕方がないことなのかもしれません。
実際に、私もそうでした。

新卒で入った人材系の会社では、

人間関係がすごく良く、
お給料もそこそこもらい、
福利厚生もよかった、と言えるでしょう。

しかし、在籍中に上記に気付くことはできませんでした。

逆に、

もっとスキルを得たい。
将来性のある事業を専門にしたい、
自分の行動をダイレクトに成果に結び付けたい、

と思い転職したのですが、その後にわかったのは、
人材系の会社にあった「人間関係・給料」などが
いかに仕事をする上で大切なのか?ということでした・・・。

自分自身も、失ってみて初めて最初の会社にあった
良いところが分かったのです。

だからこそ、採用面接の時に悩みます。

目の前に座っている人に対して、

この人は転職をして、いま持っているものを失うことで、
その価値に気づいた方がいいのか。

それとも、気づくことはできなくても、
いまの幸せな環境にい続ける方がいいのか。

どちが幸せなんだろうか?と悩むのです。。。

まぁ、面接の度に相手の幸せを考えられているか?
と言われれば疑問ですが(汗)。

もちろん、人の幸せは他人が決めることではないので、
私がそう考えていることは、おせっかい以外の何物でも
ないでしょう。

しかし、人はどうやら、
「いま持っているものの価値」に気付くためには、
それを失う必要があるようです。

だからこそ、歳を重ねるごとに「幸せ」を感じるためには、
若い時に多くのものを失う経験が必要なのかもしれません。

諺(ことわざ)にある、
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ってやつですね。

やっぱり昔の人の言葉には、含蓄があります。。

「失う」ことで、一時的には損をしたり、
痛い目をみることもあるでしょう。

しかし、その体験を通してこそ気づける価値が
あるとわかれば、若い時には多くのことを「失う体験」を
しておいた方がいいのかもしれません。

私ももうすぐ31歳ですが、失うことを恐れずに、
チャレンジしていきたいと思います(^^)/。


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今週、この雑誌を買って読みました。

◎『WIRED』vol.10 未来都市2050
~テクノロジーはいかに「都市」を再編するのか?~

http://wired.jp/magazine/?id=10&from=magazine_right


この雑誌によると、どうやら2050年の都市では、

・自動車は全て自動運転で事故はゼロ。
・行政のネット活用が進み大衆の意見がより力を増す。
・スマートシティ化が進み、人の活動とエネルギーが密接になる。

などなど、今後どんどん変わっていくであろう
街の未来の姿が垣間見えました。

想像しただけでも楽しくなれる、刺激的な雑誌です。
みなさんも機会があれば、ぜひ読んでみてください。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

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