2012年6月27日水曜日

●● 繊細で凶暴な「ドラゴン・タトゥーの女」

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┃◆2012.6.27┃ vol.92 繊細で凶暴な「ドラゴン・タトゥーの女」
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みなさん

こんばんは。

映画が始まった途端・・・、

白と黒のスタイリッシュなオープニング映像に
期待感を煽られて、

本編では、猟奇的で疾走感あふれる展開に
目が離せなくなって、

その上、生々しく描かれる肉体関係や、
人間の異常嗜好に、興奮を覚える。

そんな映画の世界観に圧倒されて、
上映中ずっと目が離せませんでした。

昨年の映画公開時にかなり話題になったので、
すでに観た方も多くいらっしゃるかと思います。

私は原作の「ミレニアムシリーズ」をあまり詳しく
知らなかったため、映画館には行かなかったのですが、、

その選択は、間違いでした。

この映画は、文句なく面白い作品でした。

◎ ドラゴン・タトゥーの女
http://bd-dvd.sonypictures.jp/dragontattoo/



ご存じない方のために、
簡単にこの映画の物語を解説すると・・・、

雑誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエルは実業家の不正を
暴くが、逆に名誉毀損で有罪判決を受け、苦境に陥る。

そんな中、経済界の大物一族の長:ヘンリックが、
ミカエルにある依頼をする。

40年前に起きた、彼が最も愛情をかけていた16歳の
娘ハリエットの失踪事件の謎を解く事だ。

やがて彼の助手として情報収集能力に長けた
天才的ハッカーの“ドラゴン・タトゥーの女”リスベットが加わる。

そして2人は、一族の忌まわしい過去を知る事になる・・・。


私は途中から、作品の中に満ち溢れている狂気が
快感になるほど、この映画の世界観にはまり込んで
しまいました。。

見ている間、ずっとドキドキが抑えられない。
それでいて、残酷なシーンで先を見るのが怖い。

この感覚は、サスペンス映画の真骨頂でしょう。

ただ、事前に言っておくと、この映画は非常に生々しいです。

動物の内臓が飛び出た死骸も、
男女の肉体関係も、
変態男によるレイプシーンまで、

「ここまでやっていいの?」と思うほど、生々しく描かれます。

ただ誤解して欲しくないのですが、決して、
過激な描写のおかげで話題になった作品ではありません。

謎を解明していく物語の展開、
人の闇を描き出す表現力、

そして、

「ドラゴン・タトゥーの女:リスベット」の凶暴だけど、
繊細さを持ち合わせたキャラクターの魅力、

これこそが、この作品の素晴らしいところです。

なんといっても、本作でルーニー・マーラが演じる、
「ドラゴン・タトゥーの女:リスベット」が抜群に、
光っています。

小柄・細身で、悲壮な雰囲気が強く出ていながらも、
キュートな印象さえ与えるキャラクターです。

しかし、彼女を取り巻く環境は、悲惨そのもの。

自分の保護者は脳溢血で倒れ、
精神科医からは「精神異常者」という烙印を押され、
お金のためにゲスな男にレイプされても・・・、

凶暴にすら見えるほど、
強く生きようとする姿勢に心打たれます。

それにも関わらず、惚れた男に尽くそうとする
健気な姿を見せられたら・・・、

男であれば、彼女に夢中になってしまうでしょう(笑)。

▼この人が「ドラゴン・タトゥーの女:リスベット」です。

リスベットの行動は意外性と凶暴性があって、飽きません。

また、同時にとても印象的だったのは、
「007」でジェームズ・ボンドを演じ、今回の主人公でも
あるダニエル・グレイグ。

失踪事件の解明を依頼された、主人公:ミカエル。


物語の構成として、「ドラゴン・タトゥーの女」があまりにも
印象が強いため、役負けしてしまう可能性が高い中、
見事に頭の切れる探偵役を演じています。

私は「007」の時代から、ダニエル・グレイグは
男から見た、かっこいい男」として注目していたのですが、
今回も素晴らしい役回りでした。

▼事件は後半になるに連れて、混迷を極めていきます・・・。


▼そして、この2人はだんだんいい感じになっていきます・・・。


この映画は、サスペンスが好きで、少し過激な映像も
OKという方であれば、ぜひ観て頂きたい作品です。

全3部作を映画化するということなので、
私は次回作からは映画館で観ることが決定しました。

次回作がいつになるかはわかりませんが、
一緒に行ける仲間が欲しいです!

まだ観ていない方、ぜひご覧ください!


2012年6月24日日曜日

●● 始めるは易し。辞めるは難し。

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┃◆2012.6.24┃ vol.91  始めるは易し。辞めるは難し。
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みなさん

こんばんは。

先週書いた通り、いまの会社で働くのも、
残すところあと5日になりました・・・。。

今週の末には、
いまの会社で一緒に仕事をしている方々とは、
一旦、お別れということになります。

いままで一緒に働いた人と別れる寂しさと、
新しいことを始めるワクワクが、

自分の中で混沌としている、
というのがいまの正直な心境です。

(不安の方が大きいですが・・・。汗)

今回は、いまの会社を辞め、新しいことを
始めるに当たって感じた、「始める・辞める」ことの
難易度について、書きたいと思います。

どなたかの参考になれば嬉しいです。


前職(I社)でも、いまの会社(K社)でも、
【入社前】に私の心の中にあったのは、

「バリバリ働いて、仕事ができるようになろう!」

「新しい人と会って、知らない世界を知ろう!」

「スキルを磨いて、独立を目指そう!」

という、前向きな思いでした。

実際に、多くの人にとって新しいことを始める時は、
大きなヴィジョン・夢・希望があるでしょう。

しかし一方で、
何かを【辞める(終える)】時はどうでしょうか?

私が会社を【辞める】時に、心の中にある思いは、

「一緒に働いている人や、お客様に申し訳ない・・・。」

「上司や社長に、なんて言えばいいんだ・・・。」
(気分を害してしまうのではないか・・・。)

「辞めた後、個人でやっていけるだろうか・・・。」

という、周りへの罪悪感・遠慮や、
次のステージへの不安を、強く感じるのです。

私はこの、辞めることで発生する負の感情を
感じやすい人間で・・・、

今回に限らず、いつも「辞める」という決断を、
後倒しにする悪癖があります。

いまの会社も、本来であればもう少し早く辞める予定
だったのですが、どうしても言い出すことができず・・・、

数ヶ月間、ズルズル働いてしまったというのが、
私の正直な姿なのです。。m(_ _)m

▼この本を読んでも解決されませんでした・・・。


このような、「会社を辞める」という体験を
2回したことで、わかったことがあります。

それは、

「始めるときは楽しくて、勢いさえあれば始められる。」

しかし、

「辞めるときは、難しい。」ということです。

会社を辞める、
何かの集まりを解散する、
プロジェクトの可能性を見切って途中で辞める、

というほとんどの場面において、
どんなに気軽に始めたことでも「辞める」という
決断は難しく、後ろめたさを感じるものなのです。

(日本人の気質もあるのかもしれません。)

この「辞める」という決断ができないことで、

無駄に使われている税金、
形骸化しているプロジェクト、
すでに商売にならない事業の延命などが、

どれだけ存在していることか・・・。

そんな批判を言いながらも、私だって
自分自身が会社を辞めるとなると、罪悪感や遠慮を
感じて、なかなか一歩が出ないというのが、現実です。

この「辞めることの難しさ」を、退職という体験を
通して学んだことで、私は考え方を改めました。

それは、最初から何かを「辞める」ということは、
思っている以上に難しい、ということを認識した上で、

【「何を始めるか?」という決断に対して、慎重になる】

ということです。

私のような心配性な人間には親和性の高い考え方
なのかもしれませんが・・・。

何かを始める前には、基本的に人の頭は
「大きなヴィジョン・夢・希望」でいっぱいになります。

物事のいい面ばかりを見て、自分のアイデアが通じると
信じて、スタートするのです。

しかしそこから、物事の悪い面や採算などの現実を
踏まえて、「辞める」という選択を迫られた時に・・・、

その決断をすることは、とても大変です。

お金、
人間関係、
自分の中の罪悪感など、

色々なことを乗り越えなくてはなりません。

だからこそ、
「何を始めるか?」を決めることに対して、
慎重になる必要があります。

周辺情報を集め、上手くいくかどうかを検証し、
できるだけ客観的になって考える必要があるのです。

少し言い方を変えると、

【「何を始めるか?」を決めることに、最もエネルギーを使う】

ということです。

楽しいから、ワクワクするから、
勢いで「始める」のではなく、

(→私はそういうタイプです。汗)

それを始めることで、

勝算はあるのか?
本当に自分が求めているものが手に入るのか?
どんな悪い面が考えられるのか?

ということを「考えて、決める」ことに、
最もエネルギーを使う必要があると、思い知らされたのです。

ここで方向を間違えてしまうと、
どれだけ日々の仕事をがんばったとしても、

「報われない上に、辞められない」
という悪循環になる可能性が高くなります。

そうならないためにも、
前提として、人は「辞める」という決断がなかなかできない、
ということを認識し、

「何を始めるか?」に最もエネルギー使って、
考えて、考えて、考えてから「始める」べきである、

という心構えを持って、
今後は物事を始めるようにしたいと思います。

今回は、自戒の念も含めて、書かせて頂きました。

この文章が、何か新しいことを始めようと思っている方の、
思考材料になれば嬉しいです。

私も慎重に・楽しく、新しいことを始めたいと思います(^^)/。。


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最後に、、、

昨日、早速観てきましたよ。
この映画を。

◎ ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルトレイ攻略
http://www.berserkfilm.com/index.php

あぁ、グリフィスが・・・、あのグリフィスが・・・。

この作品のエロ・グロな世界を、
ここまで忠実に映像化しているクオリティーは、
賞賛に値すると思います。

まさか・・・、

まだベルセルクを読んでない・知らないなんて方は、
いないですよね?

私はしつこく、この作品を勧めますよ!(笑)

1人でも多くの人に、ベルセルクの世界を体感してほしいと、
心から願っています(^^)v。

それでは、今週は以上です。

今回も最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。
次回も、どうぞお楽しみに!

2012年6月20日水曜日

●● おもちゃで世界を笑顔に。

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┃◆2012.6.20┃ vol.90  おもちゃで世界を笑顔に。
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みなさん

こんばんは。

先日お送りした「会社を辞めます」メールに、
沢山のご返信を頂きました。

励ましの言葉、本当にありがとうございます!

メルマガを定期的に出していると、時々、
「もう誰も読んでいないんじゃないか・・・?」
という不安に駆られる時があります。

そんな時、ご返信やご感想を頂けると、
とっても嬉しいです(^^)/。

今回のことで、
またモチベーションが上がったので(←単純 笑)、
もう一度、気合を入れ直します。

これからもよろしくお願いします。


さて、今回は・・・、

みなさん、1年に4日間だけ日本で開催される、
「おもちゃの祭典」はご存じですか?

以前も、「おもちゃ」に関しては、
四谷にある「おもちゃ美術館」を取り上げましたが、

◎ こちらの近況報告にあります。
http://anweekly.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html

実は最近、私はこの分野にとても注目しています。

その理由としては、

元々「おもちゃ」は、子供が自然法則を理解する
ための準備や、文化・社会生活へ適応するための
道具としての役割を果たしてきました。

しかし現代では、
大人同士のコミュニケーションツールとしての用途や、
医療における治療への応用など、役割が変化しています。

他産業の技術を応用すること、
創造性を教育に活かすこと、

など、大量の資源が必要のない「おもちゃ」という
分野には、日本の活躍の可能性が沢山あると思うのです。

そんな中、この数年ずっと行きたいと思っていた、
「東京おもちゃショー」に、先日ようやく行ってきました!

◎ 東京おもちゃショー2012
http://www.toys.or.jp/toyshow/

▼東京おもちゃショーは毎年、東京ビックサイトで行われています。

毎年このイベントは来場者が多いことで有名ですが、
今年もどうやら大盛況だったようで・・・、

会場に入ってみると、人・人・人。

会場全体が揺れているかのような人だかりに、
入る前から眩暈がしました。。

それもそのはず。

一般公開としては土・日の2日間だったにも
関わらず、来場者がなんと14万人以上だったそうです。

しかも、来場者の半分以上が子供連れの家族という、
おいしい(?)顧客層を獲得しているおもちゃメーカーに、
正直慄きました・・・。

▼どこを見渡しても人・人・人。しかも、子供が多い・・・。

▼上から見ると人が蠢いています。。

毎年開催されている「東京おもちゃショー」ですが、
今年の目玉は、およそ3万5千点もの最新商品と、
下記の3つの分野でした。

1、トヨタ・日産による「おもちゃ」業界への新規参入。
2、スマホ連動の新型おもちゃ。
3、電池のいらないエコおもちゃ。

それぞれ、まだ明確な形になっていませんが、
将来の可能性を開拓すべく、他産業が参入しています。

▼トヨタが出展した、子供も運転できる電気自動車「カマッテ」。

▼スマホと連動して動く犬型ロボット「スマートペット」。表情も変わります。

▼おもちゃの世界でもエコが本格化!電池の要らないRCカー。

今後、事業化されるかどうかに期待がかかっており、
どれも人だかりが出来ていました。

その他にも、面白いアイデア商品が沢山並んでいます。

たった一つのアイデアが、まったく新しい商品を
生み出して、それを人が見た瞬間に、

「これ、いい!」

と思わせる「おもちゃ」には、普段は味わえない発想の刺激、
企画のヒントをもらうことができました。

▼「山手線ばんそうこう」。一枚ずつ、違う駅名が書いてあります。

▼もちろん「ドラクエ」関連のグッズもありました!

▼わかる人にはわかる!!私も大好きなタチコマです!

▼知恵の輪も種類が沢山ありました。ほぼ、出来ませんでしたが・・・。

▼私の大好きな「nanoblock」も出展していました。

◎ nanoblock公式ページ

これに夢中になると、他のことは全て忘れられます。
嫌なことがあった時に、オススメです(笑)。。

▼「nanoblock」のプロジェクト:「団地団」。 

ちなみに、
今回のイベントの中で、私が最も盛り上がったのは・・・、

この商品です!

▼わかりますか?このダース・ベイダーは、レゴで出来ています! 

「結局、スターウォーズかよ!」
「新商品じゃないじゃん!」

という声が聞こえてきそうですが・・・。

もう、しょうがないのです。。

私の遺伝子の中には、スターウォーズの物語が
組み込まれていて、見た瞬間に興奮するようになって
いるのです(笑)。

それにしても、スターウォーズの人気はすごかった・・・。

このエリアだけ、大人がウヨウヨ集まって、
高そうなカメラで写真を撮りまくっていました。

これほど長く、多くの人に愛される作品は、
本当にすごいですね。

▼大人の溜り場と化していました・・・。

▼ルークが乗っていた、「スターファイター」もありました。

レゴ・スターウォーズシリーズに、すっかり魅了されました。

まだまだ展示品は沢山あったのですが、
紹介したらキリがないのでこれくらいにして。。

私が会場全体を回るのにかかった時間は、約2時間。

終わるころには、人ごみに当てられて、
心も身体も疲れてしまいました・・・。

しかし、やっぱり「おもちゃ」は面白いし、
可能性を感じます。

今後は、おもちゃ・教育・医療・車・テクノロジーが
融合して、新しい領域を生み出す可能性すらあると、
感じさせるのです。

私もオタク気質なので、
日本のオタク文化の中から、何か新しい産業が
生まれれば、とっても嬉しいです。

「おもちゃ」に興味が湧いた方、
お子様がいらっしゃる方は、ぜひ来年、行ってみてください!

体の芯まで疲れますが(笑)、
普段では味わえない楽しみがありますよ(^^)//。

2012年6月17日日曜日

●● 【ご報告】 会社を、辞めます。

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┃◆2012.6.17┃ vol.89  【ご報告】会社を、辞めます。
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みなさん

こんばんは。

今回は大変恐縮ですが、
私からの「個人的なご報告」を送らせて頂きます。

タイトルにもある通り、

いま在籍している会社を、辞めることになりました。

退職の時期は、6月の末。
2週間後です。

実は、この話はかなり前から進めていたのですが、
なかなか会社と折り合いが合わず(汗)、、

報告が遅くなってしまいました。

このメルマガを読んで頂いている方の中には、
いまの仕事を通して知り合った方、いまも一緒に
仕事をしている方が、多数います。

私のわがままで、ご迷惑をおかけすることを、
許して下さいm(_ _)m。。

と、同時に、

いまの仕事を通じて関わらせて頂いたこと、
そして、このメルマガを読んで頂けるほどの
関係が築けたことを、心から感謝しています。

(お役に立てたかはわかりませんが・・・。汗)

思い返すと、

いまの会社に入社したのが2010年4月なので、
2年2ヶ月の間、働かせて頂きました。

前職の時とは、

仕事内容も、
お客様も、
一緒に仕事をする人も、まったく違いました。

職場の環境も、
扱う商品も、
営業の仕方も、まったく違いました。

発生する課題も、
面白い!と感じる瞬間も、
ふざけんな!と感じる瞬間も・・・、

何もかもが、違いました。

規模の大小や、社長との距離、業界の特性など、
まったく異なる2つの会社を経験したことで、
自分の中にある価値観が、より明確になりました。

「自分はどんな人と一緒に、仕事がしたいのか?」

「どんな環境であれば、自分は能力を発揮できるのか?」

「どんな瞬間に、自分はお金を超えたやりがいを感じるのか?」

など、基本的な軸すら定まっていなかった私には、
今回の転職はとてもいい勉強になりました。

もちろん、前社でもそれを知る手がかりは
沢山あったのですが、私はあまり客観的に周りが
見通せるタイプではないので、、、

自分が“経験”をし、
“体感”をしなければ、納得できないのです。

しかし、この2年2ヶ月の経験をしたからこそ、
上記のような基礎の価値観が、少しずつ固まってきました。

その上で来月からは、将来の自分が目指す方向に
向かって、一歩踏み出したいと思っています。

具体的には、フリーランス(個人事業主)として、

士業の事務所のサポート、
人材系の会社のサポート、
講座ビジネスの設立、

などを仕事として進めていきながら、

自分の、

「どんなスキル」が、
「誰の役に立つのか」を模索し、
「どれくらいの価値があるのか(価格)」を計った上で、

「その価値を上げていく」ための努力を、
していきたいと思います。

すでに、自分の仕事の「値付け(価格決定)」で
つまづいている、というのが現実ですが・・・(汗)。

ただ、今回の報告は「独立します!」という様な、
かっこいい話ではありません。

ありがたいことに、組織で働くように声をかけて
頂ける方もあって、まだまだ次の働き方を模索中と
いうのが、本音のところです。

しかし、「自分がした仕事」「提案する企画」に対して、
「お金」という尺度で直接評価をもらい、どれだけ長期で
信頼を築く(満足してもらう)ことができるのか・・・。

そんな体験を、いまの段階で積んでおきたい
というのが正直な思いです。

“体感”しないとわからない、わからず屋な私の
もがいている姿を、今後もこのメルマガで
お伝えしていくつもりです。

個人で仕事をする以上、このメルマガの重要性は
更に上がると思っています。

ぜひ今後も、暖かく見守って頂けると嬉しいです(^^)v。

これからも、どうぞよろしくお願いします。


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バックナンバー:http://anweekly.blogspot.jp/
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最後に、、、

現在、ギリシャのユーロ離脱、スペインの金利上昇で
ユーロが騒がしい中、スウェーデンではこんなルールが
議会に提出されました。

◎ 「男は座り小便」というルールが議会で提案される。
http://matome.naver.jp/odai/2133965255026191801

どうやら、座ったほうが健康にも良いという
データがあるようです。

日本も税金を上げる話ばかりでなく、
こんなユニークな提案が、政治から出てくると
いいですね。。

きっとその時は、
「仕事しろ!」と批判しますけど(笑)。

それでは、今回は以上です。
今回も長文を読んで頂き、ありがとうございました。

来週以降も、どうぞお楽しみに!!

2012年6月14日木曜日

●● 風呂文化を見つめ直す「テルマエ・ロマエ」

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┃◆2012.6.13┃ vol.88  風呂文化を見つめ直す「テルマエ・ロマエ」
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みなさん

こんばんは。

突然ですが、ご存知でしょうか?

日本人は、世界的にも稀にみる、
「風呂好きの民族」と言われています。

平安時代にはすでに、蒸し風呂形式の浴場を
作っていた形跡があり、昔から風呂の研究に
精を出していたことがわかります。

そんな日本の風呂文化を題材にした漫画、
「テルマエ・ロマエ」が、いま大人気となっています。

◎ テルマエ・ロマエ
http://thermaeromae.com/

2010年の「マンガ大賞」や「手塚治虫文化賞」
などを受賞し、まさに近年注目の作品なのです。

その人気漫画が、阿部寛・上戸彩主演での映画と
なって実写映画化されたため、早速観に行ってきました!

◎ 映画:テルマエ・ロマエ公式ホームページ
http://www.thermae-romae.jp/


漫画の内容をあまりご存じない方のために、
少しだけ内容をご紹介すると・・・、

舞台は「古代ローマ帝国」と「現代の日本」。

主人公の浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、
ローマで新しい浴場作りに悩んでいる時に、
浴場で溺れ、現代の日本にタイムスリップしてしまう。

そこで出会ったのは漫画家志望の真実(上戸彩)ら、
「平たい顔族(=日本人)」。

最初は「平たい顔族」をローマ人の奴隷と勘違い
しますが、日本の風呂文化に振れた途端、驚愕し、
打ちのめされるのです・・・。

そしてルシウスは、2つの世界を行き来しながら、
古代ローマで日本の風呂文化を再現することで、
評判の浴場技師となっていきます。

その評判を聞いたローマ皇帝と親交を深める内に、
ルシウスはローマ帝国の運命に深く関わることに・・・。

という、1人の浴場技師を中心とし、
最後には浴場がローマ帝国の行く末に関わるという、
なんとも無茶な内容です(汗)。

▼舞台は古代ローマ帝国。

▼ルシウスは、現代の日本の風呂文化に驚愕します。

全体的には慌ただしいコミカルな映画になっているため、
気らく~に観ることができます。

また、この映画は構成上、前半・後半がハッキリしていて、

前半は
「ギャグ盛り込み・お風呂タイムスリップ劇」。

後半は
「ローマの未来をかけた、ルシウスの一大奮闘劇」
となっています。

▼前半はとにかく阿部寛が現代の日本で暴れまわります。

▼なぜか上戸彩がいる場所にばかり(裸で)出現します。

▼上戸彩が、とにかく、すんごく可愛いです。

そして、この映画を観る時の注意点ですが、
細かいことを気にしてはいけません。

タイムスリップするときの映像や、
戦争のシーン、時間軸など、細かい設定では
ツッコミどころ満載です。

いい意味で「いい加減」な映画なのですが、
阿部寛が主人公だからなのか、なぜかそれが
映画全体の雰囲気とあっているから不思議です(笑)。

また、少し真面目な感想をいうと・・・、

純粋に「日本の風呂文化」は素敵だな~、
と思えます。

戦争の道具や経済に力を注ぐのではなく(汗)、
「風呂」のような文化を、長い時間をかけて研究・開発
することについては、日本はピカイチですね。

生活の一部分を、より豊かに・快適になるように工夫する。
そんな独自の文化を、大切にしたいと思えます。

休日、力を抜いて映画を観たい人に、
ぴったりの作品だと思います。

もし映画は別に・・・、
と思う方は、ぜひ漫画でもいいので読んでみて下さい。

日本の素晴らしさを、見つめ直すことができますよ!


2012年6月10日日曜日

●● 私が「言語化能力」と出会った一冊。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2012.6.10┃ vol.87  私が「言語化能力」と出会った一冊。
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みなさん

こんばんは。

先週から、私がこの数年、最も重要だと感じている
「言語化能力」について書いています。

先週は、「言語化能力は、人を救う。」という
仰々しいタイトルをつけましたが、、

実はその背景には、私自身がこの能力によって
救われた経験があるのです。

今回は、私と「言語化能力」の出会いについて、
自身の体験も含めて、書いてみたいと思います。
どなたかの参考になれば、嬉しいです。


先週の振り返りになりますが、

「言語化能力」とは、簡単にいうと「言葉にする力」です。

もう少し細かく説明をすると、

「頭の中や、さらに奥深くの深層心理にある
  イメージや概念に、適切な言葉を与えられる力」です。

私は、この能力が、

「自分が変化をする力」
「周りに変化を起こす力」

に比例すると思っており、この能力を磨くことで、
自分を突出させたい、と思っています。

なぜ、私がここまで「言語化能力」に
こだわるようになったのか?

それには・・・、
「1冊の本」との出会いがありました。

後ほど紹介しますが、
その本は、私が生まれてからずっと悩んでいる(笑)、

「人間関係」の問題を、見事に言語化してくれたのです。

この本を読んだとき、私はいまだかつてない
衝撃を受けました。

そこには、
私がずっと悩み、繰り返してきた失敗の本質が
書いてあったからです。

その当時の私の悩みを少し具体的に書くと・・・、

大学時代に付き合っていた彼女がうつ病になって、
自殺未遂をしてしまったり、

周りの環境によって、自分の性格・言動(キャラ)が
変わってしまうことにずっと違和感をもっていたり、

ポジティブな職場の中で、
どうしてもネガティブな感情を抑えられなかったり、

という、自分と近くにいる人との感情や影響との
バランスが、どうしても取れない時期がありました。

そんな私の心の葛藤を、
すっきり説明してくれたのが、この本です。

◎「成功者の告白」 神田 昌典 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062120569

(文庫版も出ています。)
http://www.amazon.co.jp/dp/4062810530/

私はこの本によって、「言語化能力」の大切さに気づき、
悩んでいた「人間関係」の問題点がわかったのです。

書いているのが有名な経営コンサルタントなので、
一見すると、普通のビジネス書のように見えますが・・・、

中身はまったく違います。

書かれているのは、職場や家庭における
「人間関係の感情メカニズム」を、見事なまでに
解き明かしています。

せっかくなので、この本から私が感銘を受けた部分を、
少しだけ抜粋してお伝えします。

「いままでは、個々人のパフォーマンスを伸ばせば、
  それで会社はよくなると思われていた。

  それは、コンピューターを一台ごとに性能アップさせる
  ようなもので、解決策は簡単なように思える。

  しかし現実は、人が集まると、そこには必ず“感情の場”が
  できて、無意識化でお互いが大きく影響を与え合う。

  組織全体の問題が、表面的には1人の問題として現れる
  だけなのだ。それはあたかも、各コンピューターが
  LAN回線によって繋がれているようなイメージだ。」

「感情の場ができるのは、家庭でも職場でも同じ。
  場が生まれると、そこには全体でバランスを取ろうと
  する作用が働く。

  誰かがポジティブな発言・思考に振れ過ぎると、
  必ず他の誰かに、ネガティブな発言・思考を生む。」

「職場でスタッフが精神的な病気になることと、
  家庭で子供が重大な病気になることには、共通点がある。

  それは、その場(職場・家庭)における問題を、
  “病気”によって表面化させ、周囲の結束を生むことで、
  場が崩壊するのを無意識に防いでいるのだ。」

「夫が会社でストレスを感じれば、妻にあたる。
  妻は家庭で、子供にあたる。ひどい場合は虐待に及ぶ。

  そして、子供に溜まった怒りは、現代では
  いじめ・不登校・引きこもり・援助交際などの形で現れる。

  これらは、子供の問題ではなく、大人の問題なのだ。
  怒りのキャッチボールを、社会全体で行っているのが、
  現代という時代だ。」

上記のような知識が、この本にはたくさん詰まっています。

人が同じ場所にいるだけで、お互いが相互に影響を与え合い、
感情のバランスを取ろうとする。

それによって私は、長い間悩んでいた、言動・発言の違い、
ネガティブな感情の整理、パートナーのうつ病などの全てが、
根本的には同じ作用が原因だとわかったのです。

そして極めつけは、この言葉です。

「パターンを知らなければ、パターンから抜け出せない。
  だって、同じ問題を繰り返しているという自覚すらないからね。
  まずパターンを知ることから、始めなくてはいけないんだ。」

これらの「言葉」は、私に衝撃を与えました。

自分自身が「なんとなく」「漠然と」感じていた
違和感・不安には、全て明確な原因・法則性があったのです。

しかしそれを知らない(明確な「言葉」にしていない)から、
同じところをグルグル回っているケースが、ほとんどなのです。

この「同じ問題によって何度も苦しむ」という鎖(パターン)を
断ち切るには、その問題を正しく理解する必要があります。

そして、正しく理解するには、
必ず「高い言語化能力」が必要なのです。

人の無意識や、見えない世界にまで踏み込んで、
抽象的な作用や思考を「言葉」にしなければ、人に
伝えることはできないからです。

私たちが抱えている課題や、
普段の生活・仕事の中で感じる息苦しさ・不快感は、

「高い言語化能力」を持って対処すれば、
必ず改善することができる。

そしてそのプロセスを通じて、自分自身や
周りの人を、より良い方向に導くことができると信じて、
私はこれからもこの能力を高めていきたいと思います。

今回ご紹介した本は、

「言語化能力」に興味がある方、
「組織における人間関係・振る舞い方」に悩んでいる方、
「夫婦や子供の間で起こる心理的なメカニズム」を知りたい方、

上記に当てはまる方は、ぜひ一度読んでみてください。

きっと、その「内容」にも、著者の「言語化能力」にも、
驚くことになると思います!

人生を変えてくれる本に出会えることは、
本当に幸せなことですね。。


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最後に、、、

つい先日まで開催されていた、
「大友克洋GENGA展」に行くタイミングを逸して
しまい、いまでも悔いが残っています。。。

「AKIRA」の主人公、金田のバイクに乗って、
写真を撮りたかったのですが・・・。

しかし、こんなバイクを作っている人もいるようです。

▼誰も思いつかなかった100円ライターの再利用法
http://matome.naver.jp/odai/2133519768616965201

手先が器用な人は、うらやましいなぁ・・・。

それでは、今回は以上です。

今回も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
次回も、どうぞお楽しみに!!

2012年6月6日水曜日

●● 芸術の変遷:大エルミタージュ美術館展

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┃◆2012.6.6┃ vol.86  芸術の変遷:大エルミタージュ美術館展
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさん

こんばんは。

以前から、私の心の中にずっと持ち続けている
研究テーマ(?)の1つに、

「人は、何に魅了されるのか?」

というテーマがあります。

現在であれば「お金」、
一昔前までは「国(天皇)」を崇め、
少し歴史を遡ると「武士道」や「人としての強さ」、

に魅了されていた時代もありました。

そんな中、1000年以上前から普遍的に人を魅了して
離さないのが「芸術」です。

一見、人の生活には必要が無さそうに見えますが、
1枚の絵を観るために、何千・何万・何十万という人が
お金を払うことを考えると・・・、

やはり、そこには人の本能に根ざす魅力が、
「芸術」にはあるのだと思います。

私は、もともと色や形のセンスがない人間なので(汗)、、

自分で創ることは苦手ですが、
子供の頃から両親が美術館が大好きという趣味が
あったため、不思議と接点がありました。

小さい頃は「絵なんて何が面白いんだ・・・。」
としか、思えませんでした。

しかし、年齢と数を重ねていくと・・・、
「本物の絵には、エネルギーやオーラがある。」
と感じるようになるから、不思議です。

今回も、そんな人を魅了して止まないエネルギーを
感じるために、下記の美術館展に行ってきました。

◎ 大エルミタージュ美術館展
   ~世紀の顔・西欧絵画の400年~

http://www.ntv.co.jp/hermitage2012/

開催場所:国立新美術館
http://www.nact.jp/



展覧会の概要をご説明すると・・・、

エルミタージュ美術館とは、
ロシアのサンクトペテルブルクある、所蔵作品が
300万点を超えるという世界有数の美術館です。

本展覧会では同館の所蔵品の中から、16世紀から
20世紀初頭における西欧美術の「顔」である名作を、
その世紀を象徴するキーワードを軸に紹介します。

展覧作品は全部で83作家の作品・全89点。
まさに400年にわたる西欧絵画の歴史をたどる
豪華ラインナップです。


今回私は、思いつきで下調べもせずに行ったのですが、
予想を上回る内容で、とても楽しむことができました。

楽しむことができた最大の理由は、この美術館展では、
「芸術の変遷」を感じ取ることができたからです。

16~20世紀に評価を受けた絵がどんなものなのか?
を見れば、その時代に人が何に魅了されていた対象が、
ハッキリとわかるのです。

その変遷を簡単に書くと、下記の通りです。

16世紀:戦ばかりの時代は「神話の世界」。
17世紀:戦が終盤になると「普通の生活ができる社会」。
18世紀:世の中が平和になると「(物で)豊かな社会」。
19世紀:少し経つと「あるがままの自然」。

最終的には・・・
20世紀:「人の創造性(ピカソなど)」に向かうのです。

この変遷が、すごくわかりやすく感じられる美術展でした。

▼16世紀の絵:祝福するキリスト

▼17世紀の絵:虹のある風景


▼18世紀の絵:外から見た鍛冶屋の光景

その時代性を表す絵から、
レンブラント、マティス、ピカソなど有名な
画家の作品まで、幅広く展示されています。

▼今回の最注目作品:マティスの「赤い部屋」

作品は約90展ほどありますが、だいたい1時間ほどあれば
全て見て回ることができます。

時代性を感じながら、芸術を楽しむことができる、
勉強になる展覧会だと思います。

私は「国立新美術館」の空間・環境がとても好きなので、
内容でも、居心地でも楽しむことができました。

天気のいいお休みの日に行くと、とても気持ちがいいですよ。
機会がある方は、ぜひ行ってみてください。


2012年6月4日月曜日

●● 言語化能力は、人を救う。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2012.6.3┃ vol.85  言語化能力は、人を救う。
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みなさん

こんばんは。

今回は「言語化能力は、人を救う。」という
仰々しいタイトルをつけてみました(汗)。

というのも、

この数年、私はこの能力の重要性・必要性が
ますます高くなっていると、感じているからです。

あまりなじみのない能力かもしれませんが、、

読んで頂いた誰かが、
共感してもらえると嬉しいです(^^)/。


「言語化能力」。

この言葉は、あまり一般的な単語ではないと思うので、
まず定義を明確にしておきます。

私が考える「言語化能力」とは、
単純に言ってしまえば、字の通り「言葉にする力」です。

もう少し細かく説明すると、

「頭の中や、さらに奥深くの深層心理にある
  イメージや概念に、適切な言葉を与えられる力。」

という意味です。

みなさん、聴いたことがありますでしょうか?

私はこの数年というもの、
「言語化能力」を磨くことに躍起になっています。

なぜならば、この能力が上がれば上がるほど、
“楽に”生きることができると、理解できたからです。

「言語化能力」が高まれば、

人に好かれる、
頭が良くなる、
仕事ができるようになる、
お金を稼げる、
健康になる、

など、全ての土台を底上げすることができます。


なぜこの能力は、
そのような高い効果を生みだすのでしょうか?

それは、「言語化能力の高さ」は、
「変化をする力」「変化を起こす力」に比例するからです。

少し振り返ってみると・・・、
私はこの「言語化能力」によって、多くの変化を起こし、
多大なる恩恵を受けています。

その最もわかりやすい事例が、「ダイエット」でしょう。

このブログでも何度か取り上げましたが、
私は2010年11月からダイエットを始めて、
約1年間で【16kg】痩せることができました。

いまもその体重を維持できているため、
自分ではダイエットに成功した、と思っているわけですが・・・。

(まだまだ油断はできません。。笑)

この真の成功要因は、一体何だったのか。

私ががんばったから?
毎日食べた物をノートに書いたから?

もちろん、それもあるでしょう。

しかし、私が自分で解釈している真の成功要因は、
この「言語化能力」のおかげである、と考えているのです。

なぜならば、
私が痩せる(変わる)ことができたのは、

自分の思考の深い深いレベルで、
「なぜいまの自分が太っているのか?」
を理解することができ、その上で、

「どうしたら無理なく痩せることができるのか?」
という、心の底から納得できる行動を、

『言葉にすることができた(言語化できた)』
おかげだと思っているからです。

「太っている」→「食べ過ぎだ」「運動不足だ」
という表面的な原因追究、解決策ではなく、

原因となっている習慣・深層心理への理解、
そして、無理なく始められる行動が・・・、

「適切な言葉を与えられることで、心から理解できた」
からこそ、成功したのです。

詳しくは以前のブログで(^^)/。

●● 自然に体重が減る2つの習慣
http://anweekly.blogspot.jp/2011/03/2.html

上記のダイエットは1つの例としても、

『人の行動・習慣・状態が変化する』時には、
必ず、思考の深いところで「言葉の変化」が起こります。

私はこれは不変の原理だと捉えており、

人が何かを決心するきっかけも、
多くの人が一致団結をする理由も、
時代が大きく変わる時にも、

必ず、その前に「言葉の変化」があるのです。

(昨年でいうと「がんばろう日本」でしょうか。)

ここでタイトルに戻ると・・・、

なぜ、「言葉の変化」を起こすための「言語化能力」が、
人を救うと考えられるのでしょうか?

その理由は、
(私なりの解答ですが)

「ほとんどの悩み・心配ごとは、
  正しく言語化されていないために解決されていない」

と思うからです。

以前、橋下大阪市長の取材動画を紹介した時にも
書きましたが、私は下記の言葉が真実だと思っています。

「問題が正しく明確化できれば、8割は解決したようなもの。」

つまり、ほとんどの問題が、人の感情、深層心理、
人間関係のバランスなどを無視し、表面的な解決策にしか
言語化されていないから、解決されないのです。

そして、その表面的な解決策に心から納得をしていないまま
行動を始めて、最終的には「出来ない自分がダメなんだ。。」
という自己嫌悪に陥るのです。

私も、何度このパターンで自分が嫌になったことか。。(汗)

これは、自分が怠惰だったり、
他人よりやる気・能力が劣っているという問題ではなく、

その結果(現状)を作りだしている、
深層心理・抽象的なイメージに、適切な言葉を
与えられていないため、解決できないのです。

逆に、言語化能力を上げて、
適切な言葉を与えられさえすれば・・・、

長い間悩んでいる問題の解決ですら、簡単になるかもしれません。

そういう意味で、闇雲に行動をする前に、
「正しい言語化のプロセス」を入れるだけで、
多くの人が救えるかもしれません。

私も、自分が抱えている問題(沢山あります。汗)
をできる限り正しく言語化し、行動・解決をしたいと
思っています。

そして更に、そのプロセスを正しく言語化できれば・・・、
結果として、多くの人の役に立てるかもしれない、
と思って、「人を救う」と書いてみました。

少し大げさだったかもしれませんが、
私はこれからも「言語化能力」に磨きをかけていきたい
と思っています。

いつものことですが、
少し固い話になってしまいました・・・(^_-;)。

来週はできれば、「言語化能力」について、
その磨き方なども書きたいと思います。

どうぞお楽しみに!!


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最後に・・・、

やっぱり、日常にも物語が必要ですよね。

私は物語が大好きなのですが、こんな街中で、
こんなにドラマチックな物語が体験できたら、最高です。


▼ベルギーに設置されたドラマボタンがすごい。


新宿や渋谷にも出現するといいのですが・・・。

それでは、今回は以上です。

いつも最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます。
来週も、どうぞお楽しみに!