2011年10月30日日曜日

●● 世界で稀有な「通貨高・デフレ」

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┃◆2011.10.30┃ vol.50 ●● 世界で稀有な「通貨高・デフレ」
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〔1〕 世界で稀有な「通貨高・デフレ」

〔2〕 近況報告「 【姉、再来!】スペイン旅行記(2) 」

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〔1〕 世界で稀有な「通貨高・デフレ」
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みなさん

こんばんは。

昨日からようやく、鼻をかんだ時に血と膿が出なく
なってきました。「鼻水が透明って・・・幸せ。。」
そんな、変な幸せを感じています。

すいません。余談でした。。

今回は、前回とは少し焦点を変えて、
引き続き「日本経済」について書いていこうと思います。

今回も、最後まで読んで頂ければ幸いです。

さて、前回は日本の経済の概要を書きましたが、
いま日本が抱えている問題は、複雑で簡単には
言い表せないものばかりです。

そんな中、今回は
「円高」と「デフレ」に焦点を当ててお伝えします。

現在の世界では、非常に珍しいこの2つの現象。

前回に引き続き。国を擬人化したキャラクター
「ニホン君」との会話形式で解き明かしていきましょう。


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「ニホン君、君が借金漬けで首が回らないことはわかったけど、
  他にも経済で大きな問題を抱えているんでしょ?」

「そうなんだよ~。もう色んな問題が重なりすぎて、
  何がなんだか・・・。。でもやっぱり、いま一番困って
  いるのは、円高が止まらないことかなぁ。。」

「ついに先週75円台に突入して、戦後最高値を
  更新したばかりだもんね。それにしてもすごい勢いだね。」

「冗談じゃないよ!僕たちの家計は良くなってないのに
  なんでこんなことになるんだよ・・・。

  円高が行きすぎて、国内では製造業とかの輸出を
  中心とした企業の皆さんが怒っちゃって大変なんだよ!」

「先進国の経済状況が軒並み悪いからね。
  ユーロは崩壊寸前。アメリカは財政赤字が増える一方。
  日本はそれと比較すると、まだいい方だからなぁ。」

「しかもみんなヒドイんだよ!誰もこの状況を助けて
  くれないんだよ??G7とかでも言ってるのに・・・。」

「いまの状況は、他の先進国にとっては都合がいいからね。」

「え?それ、どういう意味?」

「いま先進国はみんな、自国が不況を脱出する為に
  輸出を増やすことばかり考えていて、そのために
  有利な『自国通貨安競争』をどんどん進めてるからね。

  ある意味、この円高は操作されているんだから、
  ニホン君、君はカモなんだよ。カモ。」

「ひ、ひどい。。そこまではっきり言わなくても・・・。」

「だって、それが真実なんだから。」

「だからといって、そのために『自国の通貨の価値を下げる』
  なんて、おかしいでしょ??

  オバマ大統領だって、去年までは「強いドルを目指す!」とか
  言ってたくせに・・・。」

「もうそんなこと言ってられないくらい、足元がぐらつい
  ちゃってるんだよ。しかも彼らは、世界的なインフレにも
  悩まされているからね。」

「インフレ?日本で起こっているデフレじゃなくて?」

「デフレで困っているのなんて、世界中で日本くらいなもんだよ。
  いま世界はインフレが止まらなくて、困ってるんだから。」

「え?そうなの?
  ちなみに、インフレって何?」

「これだから引きこもりは・・・。。

  インフレは簡単に言うと、
 『モノの値段が全体的に上がり、お金の価値が下がること。』

  つまり生活必需品などの物の値段が上がってしまうんだ。」

「へぇ~、なんでインフレなんかになってんの?」

「大まかに言うと、理由は2つあって、
  1つ目はいままでの経済行動における『代償』。
  2つ目は『地球環境の変化(人口の増加)』が大きい。」

「う~ん、よくわかんない。。具体的には?」

「まず1つ目の『代償』に関しては、
  この数年、特にリーマンショック以降、先進国は
  金融緩和と恐慌脱出のためにお金を刷りまくってきた。

  それによってまず、お金の全体量が増えてしまった。」

「お金の全体量が増えると、インフレになるの?」

「もちろん。『お金』と『物』は相対的な関係にあるからね。

  例えば、ブランド物のバックが人類の数だけ生産されて、
  みんな持っていたら「高い値段を払う価値」があるだろうか?
  ないよね。間違いなく1個1個の値段は下がる。

  同じようにお金も全体量が増えると、1枚1枚の価値が
  下がるんだ。見えないから、わかりづらいけどね。」

「へぇ~、じゃあ乱暴な言い方をすると、
  1万円は1万円でも、いまは10年前の8000円くらいの
  価値しか持たなくなってしまったってこと?」

「そういうこと!お金の価値が下がってしまったんだ。

  そしてもう一つの『地球環境の変化』はすでに話題になって
  いる「人口の増加」と「新興国の台頭」が大きい。」

「確か、人口が明日で70億人になるんだよね!!」

「そう、この50年は歴史的な人口爆発の時代なんだよ。
  いいことのように聴こえるけど、人口が増えると、
水・食料・エネルギーなどの物がより沢山必要になる。」

「物の生産は増えているの?」

「そんな爆発的には増えないよ。
  農作物を育てる土地は有限だし、石油だって有限。

  そうすると、より少ない資源をみんなで分け合うことになり、
  相対的に『物』の価値が上がる。つまり値段が上がる。」

「それがインフレに・・・。」

「そう、今後はインフレにならざるをえない。

  いま日本は、円高で輸入がしやすいからインフレの影響を
  受けていないけど、他国ではすでに物の値段が20%くらい
  上がってきている。給料は上がらないのにね。

  このインフレ(物の値段の上昇)が私たちの生活にまで及んだ
  時が、本当の意味で世界経済が一国民の家計を苦しめる時だよ。」

「うちの国、、やばい・・・。。」


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分かりやすさを重視するために、細かい部分を省きましたが、
私がわかっている「円高」、そして「デフレ⇒インフレの流れ」を
書いてみました。

上記にも書いたとおり、「通貨安競争」に負け続けている
日本は今後も「円高」が続くでしょう。

しかし本当に怖いのは、それが反転して一気に「円安」、
そして「インフレ」が襲ってきた時です。

そういう意味では、現在の「円高」はよく言われる
「マネーの一時避難先」という言葉がピッタリです(汗)。。

決して経済が良くない中での「円高」、
そして世界的に襲ってきている「インフレ」。
おそらくこれらは、今後起こる大きな変化の前兆です。

数年以内に起こると思われる大転換を読み解くヒントとして、
そして、現在の経済の“流れ”を汲み取るために、
ぜひご参考下さい。


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〔2〕 近況報告「 【姉、再来!】スペイン旅行記(2) 」
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先週の近況報告で、
ついに私の姉をメルマガに出演させることに成功しました。

ご感想頂いた方々、ありがとうございますm(_ _)m

人としてリピート率が高い私(?)は、
もちろん『継続発信』を進め、持ち前の営業力で
再度、提案が通りました。

今回は「姉の後ろ姿」付きです。

それでは、先週から引き続き、
「スペイン旅行記 グラナダ編」をお楽しみください。

↓ (ここから)


感想のお言葉を、ちょっとだけ頂戴しました。
好評とは言い難いですが、なんか第二弾もやらないと
いけない感じなので、2日目、スタートです。

[10/10(月)3日目 グラナダ]

2日目の夕方から、バレンシアへ移動。
夏だったら、ひまわり畑が見える絶好ポイントもあるみたいだけど、
時季外れの私たちにとっては、中継地点でした。
バルセロナ→バレンシア間は、ずーっとずーっと、
地平線の向こうまで、オレンジ畑。
さすが、世界のバレンシアオレンジ。

午前中は、ずっとバス旅。
ランチ。
魚介類のフライ。
見た目は、茶色いものだらけで、おもしろくないけど、イカとか、
すごくやわらかくて、おいしかったです。





















途中のインターで生ハムポテトチップスも食べたよー(≧◇≦)ノシ
ちゃんと、ハム味でした!
ポテトチップスな時点で、生じゃないと、思うけど…(><)





















午後、やっと、グラナダへ。

二つ目のメイン。
アルハンブラ宮殿。



























グラナダは、スペイン南部。
イスラム文化がとっても色濃く残っている地域。
レコンキスタ(キリスト教の国土回復運動)を経てなお、
スペインに残るイスラム文化の象徴。


象牙の細かい細工は、きっと、写真では伝わらないですねー(><)





















離宮ですら、半端ない広さ。





















宮殿からは、アルバイシンの街が見渡せます。
それにしても、空青すぎ。





















残念だったのは、ライオンの中庭が修繕工事中だったこと。
本当は、今年の8月に完成予定だったのに、来年の8月に
延びたそうです。。。
延びすぎですよねー(><)



夜は、ツアーのみんなは、フランメンコのディナーショーへ。

私たちは、花よりなんとかで。。。
タクシーに乗って、街におでかけですー(≧◇≦)ノシ
ここまで、ツアーで連れて行かれるだけの旅だったので、
タクシーの中で、あわてて、スペイン語講座。。。

ウノ(1)、ドス(2)…

2人だから、ドスまでしか、使わないはずーってことで、
3は最後までわかりませんでした…(><)

ちなみに、プリーズは「ポルハボール」。
これだけわかれば、大丈夫です!

スペインは、なのか、グラナダは、なのか、わからないけど。
黄色い灯りの街。
日本って、白い灯りの街なんだなあーって、ここに来て、気づきました。
これって、日本がマイノリティーなのかな?
黄色い街のほうが、夜が暗いです。



























最初は、エル・コルテ・イングレス。
スペイン唯一のデパート。
スペイン国内には、たくさんあります。
1個の街につき、2個くらい。
バスで走ってると、そこかしこに、エル・コルテ・イングレスの看板がありました。
ここのデパ地下的なところで、みんなへのお土産探し。
食べものばっかり買うから、すごい重い荷物になりましたー(><)
地元の人になりきって、ワインを選ぶフリをして、遊んでみたり。。。





















生ハム売り場に感激ー(≧◇≦)ノシ
エコバッグならぬ、生ハムバッグ付です!
ちなみに、重くて、持ちあがらなかった。。。
どんだけ、重いのー(><)



























お買い物のあとは、念願のバルへ。
天井から、無数の生ハムがぶらさがってる、
生ハム好きにはたまらないお店!!





















添乗員さん曰く、この地域のアルハンブラビールは、
日本に入ってきてないビールだから、ぜったい飲むといいよ!とのこと。
普段は、ビール党じゃない私もチャレンジしましたー。
まあ、違いとか、よくわからないんだけどね…飲みやすかったです(><)





















そして、主役の生ハムさま、きたーーーー(≧◇≦)ノシ
もちろん、ここまで来た以上、迷わず、ハモン・イベリコさまです!!
11ユーロ。安すぎる!
日本だと、きっと2500円くらいだと思う!!
最高!以外の言葉で表せない、ボキャブラリーの少なさが申し訳ないですー(><)
グルメ王には、なれません。。。





















帰りには、路面店で、アイスクリームも食べちゃいましたー。
すごい寒かったけど、どうしても、食べたかったー(><)
でも、2ユーロです!安すぎ!!





















あとで添乗員さんに聞いたのですが。。。
グラナダは、地方都市だから、やっぱり、マドリードやバルセロナに
比べて、物価が安いから、お得においしいものが食べられたみたいです。
地方都市だからこそだと思うけど、この4時間くらい?の自由時間、
まったく、日本人に会いませんでした。
イスラムとキリストの融合文化の街は、いままで歩いた街の中で、
一番、異国でした。
グラナダは、忘れられない街になりそうです。

大満足のグラナダに別れをつげて、セビリアへ向かいます。
この旅行は、セビリアからコルドバを経て、マドリードまで続きます。

機会があれば、また、ご紹介できる日があるかもないかも。。。

なぜか、私の旅行日記を2週間にわたり紹介する謎の展開でした…。
もはや、どうやって締めればよいか、わからなくて、3行くらい費やしてます(><)
なにはともあれ。
ありがとうございました。(←強引な締めでごめんなさい…)


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■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
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最近、会社の近くにあるこのパン屋にはまっています。

◎ d'une rarete (デュヌラルテ)
http://www.dune-rarete.com/

このお店、パン屋の中では結構有名なお店で、
もちろんパンも美味しいのですが、なんと言っても
『商品の見せ方』が上手い。

1つ1つのパンを、あたかも「高級なケーキ」のように、
単価を高く売る販売方法は、勉強になります。

▼キューブベー















▼ナチュール
















▼シリンドルブール





















もちろん、それに連られていつも買い過ぎているわけですが。。
それは勉強料だと思うようにして、自分を納得させています(汗)。

それでは、
今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

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