2015年7月5日日曜日

●● 人は「国家の思惑」と「教育」で出来ている

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2015.7.5 ┃ vol.257 人は「国家の思惑」と「教育」で出来ている
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 今週のニュース・面白い記事

〔2〕 人は「国家の思惑」と「教育」で出来ている

〔3〕 編集後記

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 今週のニュース・面白い記事
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

1、このセンス(笑)
  ヘルス・グラフィックマガジンの表紙が秀逸すぎる11選

http://corobuzz.com/archives/26279

この写真は本当に秀逸(笑)!
直感的に理解できるとはこういうことを言うんですね。

個人的には「頭痛」が好きでした。



2、時給1500円のPepper、本当にちゃんと働けるの?

http://ascii.jp/elem/000/001/021/1021912/

仕事ができない人よりも役に立ちそうで怖い(汗)。

こうやって人の仕事をどんどんロボットが
とっていく時代が始まりますね。。


3、イチローの行為に実況が注目
    四球で出塁の際に優しくバットを置く

http://news.livedoor.com/article/detail/10231172/

さすがイチロー。
神は細部に宿る、とはよく言ったものです。


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 人は「国家の思惑」と「教育」で出来ている
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

先週に引き続き、ミャンマーの話題を(^^)/。

今回の訪問は私が現在勤めている会社の社長も
一緒に行ったので、現地の人材系含む企業の視察も
兼ねていました。

そんな中で私がミャンマーを通じて感じた
「教育の大切さ」について書きたいと思います。

みなさんはミャンマー人の生活・給与水準が
いくらくらいか、想像がつきますか??

こんなことは知らなくて当たり前ですが(汗)、

現在の水準は、

【ミャンマー人・大卒の月給平均:1.5万円程度】

なのです。

日本人と比べると、圧倒的に低いですよね。

この人件費の低さが魅力で現在、世界の企業が
ミャンマーに参入しているわけです。

なぜこんなに低いのか?

もちろんそれには社会情勢という背景もあって、

・2010年まで軍事政権だったので外資の参入などの
 規制緩和が遅かった

・まだインフラ(移動手段・電気・水など)が整って
 いないため肉体労働の仕事が多い

などの外的要因が挙げられます。

▼ミャンマーの街中。停電・渋滞・冠水は当たり前。。

しかし、給料が低いことの原因は、
決して外的要因だけではありません。

訪問した企業で実際に働いているミャンマー人を
見ていると、仕事の仕方・姿勢に日本人との
明らかな違いを感じたのです。

それはどんな違いか?

もちろん、良いところも悪いところもあるので
両方紹介したいと思うのですが、仕事という観点での
ミャンマー人の長所は、

勤勉、年上を敬う、穏やか、などがあります。

日本人に似ていますよね(^^)/。


しかし一方で、私が強く感じた短所として、

・仕事において創意工夫や改善をするつもりがない(できない)

・計画性がない

・給料がいい会社にすぐ転職してしまう

結果として、
「単純な作業しかできない」という労働者が沢山いるのです。

おそらくこれは実際に観ないと実感するのが
難しいのですが、

・仕事において、やり方を少し工夫して効率を上げる

・他の会社とはちょっと違うやり方・商品を売って
 売上を上げる

という工夫を、日本企業は当たり前のように行っています。

しかし、この当たり前がミャンマー人には思いつくことすら
できないのです。結果、街の中には同じ物を、同じように
売っている店ばかりが並んでいるのです。


ではなぜ、工夫ができない人が沢山いるのか?

その原因は「国の教育システム」にあります。

長年、軍事政権だったミャンマーという国が
求めている国民は、

立場が上の人に従順で、深く考えず
やれと言われた作業を(結果を疑いもせずに)
黙々とやる人、なのです。

だから、そもそも
「工夫をしよう」
「他の人とは違うやりかを試してみよう」
という発想は無く、

誰もが同じようなやり方で、主体的に考えることはせず、
同じような商売をしているのです。

これは、恐ろしいことです。

「国家」はどんな国民を求めているのか、
そして、その国家がどんな「教育システム」を作るか
によって、「人」は決まってしまうのです。

そしてミャンマーのように、現実として、思惑通りの人が
大量生産されている姿をみると、「国家」と「教育」の恐ろしさを
感じずにはいられません。

日本にとっての常識は、海外の常識とは根本から
異なるということを実感すると、海外で仕事をすることが
いかに難しいことなのかを実感します。

とは言っても、これからの時代、

価値観、
宗教、
教育環境、
家庭環境、

がまったく違う者同士がお互いを理解し、一緒に仕事を
する機会は増えるどんどんいくことでしょう。

根本から違う人同士が、仕事という共通の目的に対して
どのように協力関係を結び、一緒にがんばっていくのか。

日本の教育において、コミュニケーション能力を
伸ばすことは必須ですね。。

私ももっともっと色んな人と出会って、
自分の視野を広げたいと思います(^^)/。


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔3〕 編集後記
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

私がお腹を壊したお店で出てきた(汗)
ミャンマー風チャーハンの「タミンジョー」。

▼脂っこいですが、カレー風味で美味しかったです^^。


タミンジョー専門店もあるらしく、
ミャンマー人も好きな人が多いようです。

チャーハンはどの国でも愛されていますね(笑)。

それでは、今回は以上になります。

今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿