2014年2月23日日曜日

●● 一途一心、命をつなぐ

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┃◆2014.2.23 ┃ vol.187 一途一心、命をつなぐ
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〔1〕 今週のニュース・面白い記事

〔2〕 一途一心、命をつなぐ

〔3〕 編集後記

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〔1〕 今週のニュース・面白い記事
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【1】今週、一番笑えたニュースは「松岡修造」

◎東京降雪、直前回避で「松岡修造が帰国」のデマ発生
http://goo.gl/zR1bcT

日々オリンピックの話題が続きますが、
私が一番おもしろかったのはこのニュースです。

このニュースの一連の流れは、

松岡修造ソチへ飛ぶ
→ソチの気温を10度高める
→日本では47年ぶりの大雪が降る
→松岡修造がソチを離れると即、気温が10度下がる。

もう地球温暖化もこの人のせいなんじゃないかと(笑)。。

「熱い」というだけでここまで話題が作れる人も、
なかなかいないですね(^^)。

【2】ついに宇宙の時代が来た!

◎宇宙観光旅行、年内に実現へ
http://goo.gl/c6lN1g

ついに・・・、ニューヨークの旅行会社が
宇宙観光旅行を開始するらしいです!

しかもすでに約82億円(680席)も売れたとか・・・。
10年後には宇宙旅行が当たり前になるかもしれませんね。

【3】小学校の頃、やってました。

◎机の落書きの進化が止まらない12選(画像)
http://goo.gl/aDQFGR

すでに勉強ができる机じゃない(汗)。

途中で先生も気づけよ、というツッコミは置いておいて、
やっぱり日本人はアートが好きですね。


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〔2〕 一途一心、命をつなぐ
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※今回は先々週から書いている【時間編】ではなく、
  最近読んでとっても感銘を受けた本を紹介します。


みなさんは、
「天野 篤(あまのあつし)」
という名前に聴き覚えはありますか?

覚えている方もいるかもしれませんが、
約2年前、天皇陛下の心臓手術が行われました。

その際に執刀医を誰にするか、日本中の心臓外科医
から最も腕がいい人が選ばれたわけですが・・・、

その時に選ばれたのが、「天野 篤」先生です。

今回紹介する本には、天野先生の自身の人生のこと、
仕事への向き合い方などが熱く書かれています。

◎ 一途一心、命をつなぐ 天野篤(著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4864102236


天野先生の経歴を少しだけ紹介すると、

心臓に持病を持つ父親を治したい一心で医者になり、
日本大学医学部を卒業後、心臓外科医として活躍します。

手術の技術を磨くため臨床経験数にこだわり、
平均手術件数が年40件のところ、自身は年500件の
手術をこなすなど圧倒的な経験・技術を持っています。

現在は、順天堂大学の教授を勤めながら手術も
こなしており、98%の成功率を持つ日本屈指の
心臓外科医です。


この天野先生ですが、本を読んで受けた印象は、
「プロフェッショナル」という言葉がぴったりです。

本の中では天野先生が技術を磨くためにしてきた
ことが、具体的なエピソードが紹介されていました。

※※下記、本からの抜粋です※※

普段の生活の中でも指先のトレーニングに
なることはなんでもやった。

皿洗いをしたり、リンゴの皮をむいたり、
箸を使ったりすることも、手術の上達に役立つという
意識さえあれば、指や手のいい練習になる。

指の動かし方、手首の回し方、力の入れ具合など、
手術をイメージしながらやれば、これも立派な練習材料だ。

いまでも医局などで使用済みのコップや皿を見つけると、
つい「よしっ」とばかりに洗ってしまう。

※※ここまで※※

どこまでもストイックに自身の技術を磨き、
患者のためにやれることは何でもやる、

とてもストレートに、天野先生の仕事や患者に
対するスタンスが書かれています。

この姿勢を貫くことがいかに難しいことか、
会社に属していたり、仕事をしている人であれば、
わかるはずです。

働いてお金を貰っている以上は誰もが「プロ」であり、
その道を極めていく必要があります。

しかし、天野先生のように誰よりも自分に厳しく、
人生の全てをかけて1つのことに打ち込める人は
なかなかいないでしょう。

では、なぜそれが天野先生にはできるのか?

一言でいって、医者としての「覚悟」だと感じました。

元々、天野先生は自身の父親を心臓手術の失敗で
亡くしています。しかも、その手術に自分も助手として
立ち会っています。

そこから始めた医者という職業に対する「覚悟」は、
仕事のやり方、自身の役割、成功の定義まで全てに
影響を与えているようです。

ぜひ一部でも読んでみて下さい。

※※下記、本からの抜粋です※※

■ 心臓外科医にとっての敗北について

同じ判断ミスで2人続けて患者さんを失ったら、
この道からきっぱりと足を洗う――。

そんな覚悟で心臓外科医を続けてきた。

(一部略)苦境に立たされた中でも一生懸命に考え、
自分が正しいと思う判断を下した。
それが患者さんにとって最善の道だと考えて選択した。

しかし、結果がついてこなかった。
命をつなぐことができなかった。
それは自分の無知や経験不足が招いたことなのだから、
心臓外科医にとっては敗北以外の何物でもない。

だから、自分で自分に“角番(かどばん)”を宣言する。
もう後はないぞ。今度、同じ判断ミスで患者さんを失ったら転落だ。
心臓外科医を続けるわけにはいかない。引退しろ――。

■ 手術の成功について

僕は、手術の成功とは次のようなものだと考えている。

手術がうまくいって、患者さんが元気になって退院をして、
普通の生活ができるようになって、社会復帰をして、
周りから「本当に心臓の手術をしたんですか?」と
聞かれるくらいまでよくなって、そして患者さん本人も

「先生、手術をして本当によかったよ。
こんなことができるようになったし、あんなことも
できるようになった・・・・」と、心から喜んでくれる――。

ここまできて初めて、手術は成功したといえる。
少なくとも僕にとっては、これが心臓手術の完成形だ。

■ 役割について

“患者さんが患者になりきるために、
医師も医師になりきる。

両者が“なりきって”初めて、
治る力を最大限に引き出すことができる。

それぞれが自分の役割を認識する。
この場合は患者と医者であるが、親と子、
上司と部下、どんなことにも当てはまると思う。

※※ここまで※※

どんな業界・職種で仕事をしている人でも、
天野先生の仕事・患者に対する向き合い方、努力、
ひたむきさから学べることが沢山あると感じました。

同じ仕事を続けている人でも、

時間が経てば経つほどその仕事が熟練されて、
道を極めていく人と、

時間が経てば経つほどその仕事になれて、
ルーティン化されて惰性で続けてしまう人・・・、

今のご自身はどちらでしょうか?

本物の「プロフェッショナル」の仕事に触れると、
背筋が伸び、自身のスタンスを思い返す機会になります。

この記事を読んで、天野先生のことが気になった方は、
ぜひ読んでみて下さいね(^^)/。


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〔3〕 編集後記
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昨年の12月から、このメルマガの参考にしようと思い、
ホリエモンの有料メルマガを購読しています。

◎堀江貴文のブログでは言えない話
http://www.mag2.com/m/0001092981.html



このメルマガ、一度読んでみるとわかるのですが、、、
とにかく情報量が多く、提供されるニュースの鮮度がいい。

時代の最先端(?)で動いている人が、
どんな情報を集めて、どんな人と会っているかがわかります。

ITやアプリ、飲食店まで、幅広いジャンルの情報に
興味がある方にオススメします。

もし一度読んでみたい方がいたら、私に届くメルマガを
一度サンプルで転送するので、ぜひ声掛けて下さい(^^)/。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週もよろしくお願いします。

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