2013年11月4日月曜日

●● 【転職相談】カフェ定員(女性・28歳)の場合

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┃◆2013.11.4 ┃ vol.171 【転職相談】カフェ定員(女性・28歳)の場合
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みなさん

こんばんは。

3連休楽しんでいますか?(^^)/
今年も残すところ2か月を切りました。

すでに街中はクリスマスモードですが、
年末まで元気に楽しく過ごしたいですね!

さて、今回はまたしても先日私に寄せられた
【転職相談】について書きたいと思います。

先々週も同じ話題でしたが、今回の方は、
「転職した方がいい!」という結論になりました。

ぜひみなさまの参考になると嬉しいです。


「あなたはすぐに、転職活動をした方がいいと思います。」

それが、私が彼女と2時間程度話して出た結論でした。

そして正直に、
「逆に、いま動かないと転職がもっと難しくなりますよ。」
という現実も伝えました。

歳は先々週書いた人(29歳)と近いのですが、
真逆の結論になるところが、転職相談の不思議な(?)
ところです。

なぜ上記の結論に至ったのか?
まず彼女のプロフィールからご紹介したいと思います。

今回転職相談を受けた女性は、

・女性
・28歳(になったばかり)
・独身(すぐに結婚の予定はなし)
・カフェで7年間、契約社員で働いている
・大学時代のバイトのまま契約社員になっている
・他の業種・職種は経験なし

という方でした。

「なんで転職を考えているんですか?」
と動機を聴いてみたところ、理由は下記の通りでした。

1、今の仕事を続けてもキャリアアップできない。

ここで言う「キャリアアップ」は2つの道があります。

1つはどこの企業でも通用するスキルや実績を身につけること。
もう1つは、社内で役職を上がっていくことです。

このどちらも、いまの仕事だと成長したり実現できる
イメージがない、とお話していました。

たしかに、ショップ店員で色んな業務が行えるように
なっても、カフェの契約社員で突き抜けた専門性を持つ
ことは難しいでしょう。。

また、いまの会社で成果を出して本部のスタッフになるには、
3年以上の時間が必要なことから社内のキャリアアップも
難しい状況でした。

2、異業種・異職種の仕事を経験することで、
    将来の選択肢を増やしたい。

これは誰しも思うことですね。

自分が1つの業界・職種に長く携わると、
「この業界・職種で本当にいいのだろうか?」
という不安が沸き起こってきます。

スタバのようなカフェが将来的に無くなることはないと
思いますが、どの産業自体がいつ無くなってもおかしくない
現在の時代背景では、この悩みは当然でしょう。

そして上記とセットで出てくるのが、この言葉です。

「「でも特にやりたいことがあるわけでもないんです。。」」

この悩みは20代であれば多くの人が抱えていますよね。
実際に私も同じ不安・悩みを抱えていました。。。

私は上記の話を聴いたうえで、はっきりと
「あなたは転職した方がいい」とアドバイスをしました。

さらに、

「時期は、いますぐ。」
「できれば色んな業種・職種に面接に行くべき。」
「興味のある業種・職種が出来たら、実際に働いている人の話を聞く。」
「オフィスワーク系の仕事で探した方がいい。」

と話しました。

その理由は、やはり彼女のキャリア・年齢・状況が、
「“いま”しかない」と思ったからです。

まずなによりも、年齢です。

28歳で転職をするということは、
「業界経験なし、職種経験なし、実績もなし」で
動ける最後の年齢と言ってもいいでしょう。

採用する側からすると、30歳を超えた女性は、
働くスタイルの変化や結婚・出産などを含めて考えると、
ハードルが上がることが事実なのです。

※差別しているわけではありませんが、やはり女性には
  現実としてそのような制約があります。

それに加えて、「独身である」ということです。

28歳だと次に付き合った人と結婚を考える年齢なので、
結婚を望む女性であれば、新しい仕事を始めるのは一刻も
早い方がいいでしょう。

次に、彼女が持っている「キャリア」です。

簡単に言ってしまえば、

「この人は、飲食・小売系の仕事にはいつでも戻れる
  キャリアパス(仕事における専門性)を持っているな。」

と判断しました。

結婚や転勤で別の場所で仕事をすることになった時、
出産をして育児しながら仕事をする時、

飲食店や小売店の仕事であれば、カフェで7年半働いて
いたことを伝えれば雇ってもらえるでしょう。

その上で、転職した後に、

・年収が落ちる可能性があること
・人間関係で悩むこと
・仕事の“アタリマエ”の違いに半年はストレスを感じること
・「こんなはずじゃなかった・・・」と何度も思うこと

というデメリットを覚悟しているのであれば、
(とりあえず言葉だけでも。笑)

転職しが方がいいと思うのです。

また最近わかったのですが、転職相談には常に、
「やりたいことが特にないんです。。」という言葉が
セットになっています(汗)。

これはハッキリ言って・・・、気にしない方がいいです。

メディアや転職サイトは、やりたいコト・将来の姿が
明確で、それに向かって一生懸命働いている人を理想像と
して描きますが、、

そんな人、1割もいないですから。

実際にはみんな、やりたいことはわからないけど、
この仕事であれば出来そうだし、ちょっとやってみたい、、
という思いで仕事を決めているのです。

「やりたいことがないので・・・。」

と言っていると、転職年齢(企業が採用しやすい年齢)を
過ぎてしまい、他の仕事へのチャレンジがしずらくなって
しまう人がとても多いです。

それよりも、将来の可能性拡大のために「転職」という
機会を最大限に活かし、様々な人と会い、自分が知らなかった
世界を知るチャンスにした方が有用だと思います。

私はそのような考えから、彼女に対しては、
年齢・性別・キャリアパスなどの状況を含めて、

「いますぐ、転職した方がいい。」と伝えました。

この相談を終えて思ったのですが、同じような年齢でも、
性別やキャリアによって結論が違うのが転職相談です。

転職するときに本当に当人のことを思って、
客観的にアドバイスしてくれる人は、必要な気がします。

私はそれを専門にはしていませんが、関わる人から相談を
受けた時に少しでも役に立てるように、これからも
人のキャリアに興味を持ちたいと思います(^^)/。

仕事と人の関わりは、人それぞれですね。

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プロ野球、楽天が優勝しましたね!

私は日本シリーズを全て観ていた訳ではありませんが、
震災から2年半。東北の野球チームが応援したことには、
やはり喜びを感じます。

◎「被災者の皆さんに勇気」地元は祝いムード
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20131104-00000011-nnn-soci

田中選手の連投もすごかったですが、
やはり一生懸命何かに打ち込んでいる人の姿は、
人に勇気を与えるものだと思います。

自分の働いている姿が誰かにいい影響を与えられるよう、
明日からまた、がんばろうと思います(^^)/。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

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