2013年4月7日日曜日

●● 「相手の立場になる」は可能か?

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┃◆2013.4.7┃ vol.142 「相手の立場になる」は可能か?
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みなさん

こんばんは。

「爆弾低気圧」とも言われた
春の嵐が過ぎ去りました。

昨日の朝、私はうっかり洗濯物を干して出かけ、
派手に吹き飛ばされた結果、管理人さんに迷惑を
かけてしまいました。

誰か私が朝起きた時に、天気予報を知らせて下さい(T_T)。

それはさておき、今回のテーマですが、

みなさんも仕事をしている中で、
一度はこの言葉を聴いたことがあるでしょう。

「相手の立場になって考えよう。」

この言葉、とってもシンプルですが、
非常に難しいことだと最近身に染みています。

詳しくは、下記をご参考下さい。


営業であれば、

「お客様の立場になって提案をする。」

事務であれば、

「営業や周りの人の立場になって気配りをする。」

部下であれば、

「上司の立場になって仕事をする。」

人と関わる仕事では、全てのシーンで
「相手の立場を考える」ことが非常に大事だと
言われます。

ではみなさん、誰かに、

「あなたは相手の立場になって考えていますか?」

と問われたときに、自信を持って、

「はい、私は相手の立場になれています。」

と答えられますか?

・・・お恥ずかしい話ですが、

私は、
「他の人よりは相手の立場になれている!」
と(勝手に)思いこんでいました。


しかし、、

ようやく、自分が大きな自惚れの中にいたことに
気づくことができました。

それは、

「相手の立場になって考える」ことと、
「実際に、相手の立場になる」ことの差を、

実感したからです。

きっかけは、自分自身がメンバーを持ち、
チームを束ねる立場になったことでした。

自分がメンバー(部下)である時に考えていた、
「きっと上司は~~だろう。」という仮説が、

実際にチームを束ねる立場(上司)になった時、
驚くほど、間違えていることに気づいたのです。

いままで私は、メンバーの立場で、
マネジャーや課長などの中間管理職を観てきて、

正直な気持ちとして、

「使えない人だなぁ~」
「仕事おそいな~」
「現場がわかってないな~」

と感じるケースがとても多かったです。

そして同時に、

「自分がやれば、もっとうまくできるのに。」
と思っていました(本気で)。

今思い返すと、とんでもない自惚れですm(_ _)m。

しかし現在、チームを束ねる立場になると、
恐ろしいほど自分のメンバーとしての動きが、
上司に迷惑をかけていたことに気づかされます。

それこそ、いままでの上司全員に謝りたくなるほど(涙)、
私は何も理解していませんでした。

具体的には、

情報共有の量・スピードが遅いと言ったり、
意思決定に対する反発をしたり、
ミッションが不明確だと不満を漏らしたり・・・、

また、

チーム・会社の飲み会に行かなかったり、
他部署の人に個別で仕事を頼んだりと・・・、

これらの自分の行動が、組織に対してどんな影響を
及ぼしているか、まったくわかっていませんでした。

要するに、私はまったく、

「チーム(組織)」の責任を持つ上司の立場に、
なれていなかったのです。

今考えると、思い上がりもはなはだしい。。

会社が決めたことに対して、
現在の自分を取り巻く環境に対して、

不満を言うだけなら、簡単です。

しかし、実際に自分がその環境を決める立場に
なった時に、色んな感情や恐れを乗り越えて、
決断を下せるか。

批判や反発を乗り越えて、
ベストだと思える判断ができるかは、

傍観している側から考えるほど、
簡単にはいきません。

「周りから観る」景色と、
「自分が当事者になる」時の景色は、

まったく違うものなのです。


「相手の立場になって考える」ことが出来るという
ことは、いまの自分とはまったく違う景色が観えて、
判断ができるようになるということです。

この差を実感してみて、私は実際には、

「相手の立場になる努力をすること」が精一杯で、
相手の立場になりきることは難しいのでは?

と考えるようになりました。

それであれば、まずは、
「相手の立場を知る」ための、

努力をすること。
質問をすること。
話を聴くこと。

それこそが、重要なのかもしれません。

人生や、仕事において、
大切なこと・実践するべきことは、
多くの先人が言語化してくれています。

しかしシンプルな言葉であるほど、
その真意を汲み取り、実践することは難しいものです。

今後も、自分の中にある多くの自惚れを取るために、
実践量を増やしていきたいと思います。


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最近、

「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」

としてギネスブックに認定されている、
梅原さんの本を読みました。

▼勝ち続ける意志力 梅原 大吾 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4098251329

この本は、
とっても骨太で、正直で、読み応えがあります。

ゲームという分野でも、1つのことを極める人は、
考えていることや、努力の質が違います。

コツコツ底力をつけたいと思う人には、
ぴったりの本だと思います。

ぜひ、読んでみて下さい(^^)/。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

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