2012年1月29日日曜日

●● “はな”のない生活

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┃◆2012.1.29┃ vol.63    weekly mailmagazine / blog
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みなさん

こんばんは。

今週1週間は、入院~手術~退院で終わってしまったため、
特にお伝えすることがありません。。。

そこで今回は、
私にとって人生初となった入院生活のことを書いてみました。

先週は「楽しみ」とすら書いていた入院生活ですが・・・、
現実は、それどころではありませんでした。

もしよければ、時間余った時にでも読んでみて下さい。


突然ですが、
みなさんは“はな”を大切にしていますか?

紛らわしいので最初に言うと、ここでいう“はな”とは、
もちろん人の顔についている「鼻」のことです。

その「鼻」に関して、みなさんは・・・

「鼻」のおかげで、自分がどんな恩恵を享受しているか、
しっかりと理解していますか?

そして、もし「鼻」が無くなったら、
どんな生活が待っているか、想像できますか?

私は今回の手術によって、術後の3日間、
「鼻の機能がまったく使えない」という生活を体験しました。

この3日間を体験したことで、「鼻」という機能が
いかに大切か、身に染みてわかったのです・・・。

私の入院生活と合わせて、解説していきます。


1月23日(月)の朝、すでに発症して3か月以上たった
「副鼻腔炎」の治療のため、入院生活を開始しました。

今回お世話になったのは、五反田駅から徒歩7分ほどの
場所にある、こちらの病院です。

◎NTT関東病院
http://www.ntt-east.co.jp/kmc/
















▼「NTT」とつくだけあって、かなり大きな病院でした。
















▼5日間過ごしたベッドがこちら。・・・狭かった。。
















実際に手術をしたのは、入院した翌日・24日(火)の朝でした。

「手術の前は、何も食べてはいけない・飲んでもいけない。」

という制約を課せられた私は、お腹をグゥグゥ鳴らしながら
手術室へ・・・。

▼流石に、手術台が近づいてくると緊張しました。













手術台に寝っ転がり、ロボットのように色んな線に
つながれて、酸素マスクをつけられると、ついに全身麻酔へ。

「では、麻酔入れ始めますね~。」

という声とともに、意識があっという間に無くなりました。。


そして・・・、

「・・・さーん、浅羽さーん、聴こえますかーー!??」

という声と共に徐々に意識が戻ると、すでに手術完了。
どうやら私の手術は、1時間半くらいで終わったようです。

ここまでは、よかったのです。

しかし、問題は、そこからでした。

意識がはっきりと戻った時にはすでに夜になっていましたが、
自分の身体を確認してみると・・・、

「鼻」がガーゼで埋まっていて、何もできない!
ということがわかったのです。

「鼻」が機能を完全に停止することで、思ってもみない
3つの弊害を受けた私は、ここから「苦しみの3日間」を
過ごすことになったのです・・・。

え?
「鼻」が使えないと、何が「苦しい」のかって??

私も、手術する前まではあまり理解できていませんでした。
「鼻」が使えないことが、どういうことなのか、ということを。。。

そこで、私から
「「鼻」が機能を停止すると、人はどうなるのか?」
を解説させてもらいます。

みなさん、普段何気なくお世話になっている「鼻」に感謝を
感じるためにも、ぜひ下記の3つを覚えておいて下さい!


◎ 「鼻」が機能を停止することによる3つの弊害

1、「匂い」がまったくわからない。
     それによって、「食べ物の味」もまったくわからない状態に!

「鼻」が使えないと、
「匂い」がわからなくなることは想像ができますよね?

私も、そこまでは覚悟していました。

しかし・・・、

「鼻」が使えないと、「食べ物の味」までまったく
わからなくなるとは、思っていませんでした。

普段、人は「味」を「目」「鼻」「口」の全てで感じています。
ただ、これらは足し算で「味」を感じているのではなく、
かけ算で感じているのです。

つまり、どれか一つの機能が「0(ゼロ)」になると、
途端に「味」がわからなくなってしまう、ということです。

今回のように「鼻」がまったく使えないと、
本当に、なんっっっっにも「味」を感じることができませんでした。

その結果、手術をしてから3日間、どんな物を食べても
「味」がまったくしない。「食感」しかわからない、
という生活を送りました。

▼どんなメニューでも・・・一切味はしません。
















▼カレーでさえも、食べていてカレーなのかわかりませんでした。。
















食事がまったく美味しくない・楽しくない、
故に、あまり食べる気にもならない、という生活は、
やはり寂しいものです。

改めて、「食」そして「鼻」の大切さを身に染みたのでした。。


2、鼻呼吸が出来ないため、長い時間話せない。

次に出てきた弊害。
それは・・・「人と話をすると苦しい」です。

もう少し具体的にいうと、自分の「喋る時間が長い」と、
途中で息継ぎを「はぁ、はぁ」としないと、苦しくなって
しまうのです。

なぜならば、人は自分が話をする時に、
無意識に「鼻」で空気を吸って、口で喋りながら吐いています。

口だけで、吸って・吐くという動作をしようと思うと、
「喋り続ける」ということが非常に難しくなるのです。

私たちが思っている以上に、「話す」ということにも
「鼻」は大きな貢献をしているのです。。。


3、1時間以上の熟睡ができない。

「鼻」が機能停止することで、最もキツかったのがこれです。

熟睡できない。
長い時間“寝続ける”ことができない。

これを覚えておいて下さい!

いま、みなさんが安らかに寝ることができているのは、
全て「鼻」のおかげなのです!!!

なぜ、「鼻」が使えないと熟睡できないのか?
実は、その理由は上記の「話す」こととまったく同じ。

「鼻」がまったく使えないということは、「鼻呼吸」が
できないということです。そうすると、必然的に口で
全ての呼吸をすることになります。

しかし・・・、

口だけで「空気を吸う・吐く」を1時間くらい続けると、
異常なほど口の中がカラっカラっになってしまうのです。

そうなると、唾液を呑み込むことも、息をするのすら、
口でするのがつらくなってきます。

その苦しみが1時間おきに襲ってくることで、
「熟睡する」ということが、ほぼできなくなりました。

起きていても、「食べれない・話せない」から苦しい。
寝ても1時間おきに「起きてしまう」から、常に寝不足。

という「鼻」がないことから来る弊害を、生活の中で
身をもって体験することになったのです。。。


以上が、私が術後3日間で体験した「鼻」の機能停止による
「食べれない・話せない・寝れない」の3重苦でした。

普段、何の意識もせずにしている「匂いを嗅ぐ」、
「鼻で呼吸する」という機能が奪われただけで、これほど
までに日常生活に支障をきたすとは・・・。

人の身体の1つ1つのパーツが、どれほど全体にとって
大切か、教え込まれた気がします。。


ちなみに、退院した夜に家で体重を量ってみたら、
入院前と比べて『3kg』落ちていました。。

入院中の生活では、
「食べる」⇒「寝る」⇒「食べる」⇒「寝る」・・・、

という行動の繰り返しだったにも関わらず、
この体重の落ち方には、ビックリしました。

やはり手術は相当、体力を使うようです。

今回の入院・手術と、昨年から続けているダイエットで、
私の「健康」や「自分の体調管理」に対する認識(重要度)は、
2年前とはまったく違ったものになりました。

今回手術を受けてみて、やっぱり大事だと思うことは、
日々の生活の中で、自分の身体をいかに大切にできるか?
ということです。

みなさんも、どこかおかしいところがあったら、
とりあえず早めに病院に行くことをオススメします。

自分の体調に関して、「先延ばし」はいけませんよ!!


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今回の手術前の血液検査で、生まれてから
ずっとわからなかった自分の血液型が、ついに判明しました。

私の血液型は・・・『O型』でした!

そこで、人生初めての血液型による性格診断をしてみたら、
こんな結果が出てきました。

・基本的に適当です。
・嫌な事は放置、好きな事は一生懸命。
・おおざっぱなわりに、相手の仕草や言葉には敏感です。
・趣味を否定されるとその人を敵に回します。
・オチのない話が多いので聞き流してあげましょう。

当たりすぎ・・・!

私は、典型的な『O型』だったようです。

しかも、今後は飲み会で「血液型、何型なの?」という会話に
仲間入りできるかと思うと、楽しみで仕方がありません。。

初めての入院生活、色々なものを得ることができました(笑)。

それでは、
今回も最後まで読んで頂いて、心より感謝いたします。

次回はもうちょっと、役に立つ内容を配信します。
どうぞお楽しみに!

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