2011年5月8日日曜日

●● 【震災から58日】現地に行った弟の感想

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┃◆2011.5.8┃ vol.25 ●● 【震災から58日】現地に行った弟の感想
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〔1〕 【震災から58日】現地に行った弟の感想

〔2〕 きんきょー報告「 海中とサボテンのゴールデンウィーク 」

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〔1〕 【震災から58日】現地に行った弟の感想
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みなさん

こんばんは。

ついに今日で、ゴールデンウィークが終わってしまいますね。
みなさん、満足のいく休日が過ごせましたでしょうか?

私の活動は「きんきょー報告」で報告するとして。。

今回は、少し真面目な内容です。

以前のメルマガで、私の弟が東京都の仕事で
被災地の「陸前高田」に行くことになった、と書かせて
頂きました。

その弟が先日、無事に「陸前高田」から帰ってきて、
家族としては一安心といったところですが・・・。

東日本大震災が起こってから、58日。

みなさん、少しずつその日の体験や被害の記憶が
薄れてきていないでしょうか?

「最も重要な情報は現場にある」という思いから、
わが弟が「陸前高田」で仕事をしてきた感想を書いて
くれたので、みなさんにシェアさせて頂きます。

大多数の人が、現場の状況をテレビなどのメディアを通して
しか見ておらず、その中で勝手な議論している中、やはり
重要なのは、現場により近い情報だと思います。

ぜひみなさんに読んで頂いて、同じ日本で、
どんなことが起こっているのか、ご参考頂ければと思います。


(ここから)

今回は、陸前高田市に派遣されてきた感想を簡単に書きます。

個人的な感想なので、現地のことを本当に知りたい方は、
google先生に聞いてください。

まず、現地に行って被災した風景を初めて見たとき、
あまりの惨状に現実のものとは思えませんでした。

360度見渡す限りガレキだらけ。

↓弟が携帯で撮った写真


















唖然として見てると、荒涼とした空で鳥が鳴いてました。
鳥の声は聞き慣れた鳥の声なんです。その鳥の声で
「これが現実なんだなぁ」って思えたことがすごく印象的でした。

現地ではまず、津波をかぶった体育館の清掃を行いました。

土砂をスコップですくい、大八車で土を運び、
デッキブラシで床をこすってからモップがけと、
かなりの重労働です。

土砂にはたくさん割れ物がまじっているし、
水分で湿っていて重く、粉塵も大量に舞っていて、
更に漁船用の油を吸っていて匂いもきつい。

長靴、皮手袋、防塵マスク、ゴーグル、ヘルメットを
装備しての作業は汗だくです。

一週間風呂に入れないのに毎日汗だくで、
体力面だけじゃなく衛生的にも辛かったです。

学校の先生と少し話をしたんですが、卒業式の前日の地震
だったそうで「きちんと卒業させてあげたかった」と無念
そうに言っていました。

また、体育館の清掃と並行して支援物資の搬送も行いました。

陸前高田市の対策本部になっている場所には毎日たくさんの
物資がくるので、それを避難場所ごとにトラックに積み込んで
輸送して配ったり、本部に保管したり、という作業です。

自衛隊のヘリから水を5t運んだり、米30kgの袋を担いで何度も
往復したりと、こちらもかなりの重労働。

対策本部には陸前高田の市役所の屋上で難を逃れた方がいて、
話を聞かせてもらいました。

4階建ての市庁舎なのに4階まで全部水をかぶって、
屋上にいても膝まで水がきて死ぬのを覚悟したそうです。

目の前で大勢の人が流される光景を目の当たりに
してしまったそうです。

先ほどの先生も市役所の方もそうなんですが、
自分の経験を誰かに聞いて欲しいという気持ちがあるようです。

私が現地に行ったのは4月9日からなので、地震から1ヶ月経ち
精神的にも少し落ち着いてきたところだったんでしょうか。

誰かに話すことで少しでも楽になれれば、と思って私たちは
耳を傾けていました。

私たちが宿泊したのは大船渡市ですが、津波の被害を
受けていない地域はかなり普段どおりの生活でした。

スーパーも一部の商品はありませんでしたが、
野菜なども普通に売っていて、ガソリンも問題無し。
テレビで見る以上に沿岸部に被害が集中しているようです。


さて、支援物資が送られている現場を見て思ったこと。

物資の仕分けは予想以上に大変です。

ダンボールが山のようにきて、それを保管し必要な数だけ
持っていくという作業は場所も労力もかなりのソースが必要です。

その中で一番困ったのが洋服。

洋服は男女別、サイズ別、そして種類別に全て仕分けす
る必要があります。

個人が送ってくれる援助物資は、洋服全てが一つの
ダンボールに収まっています。

なので私たち現場の人間が仕分けをする必要があります。

しかし、そんなことしてられるほど余裕はないんです。

体育館に見上げるほど詰まれた洋服の山のダンボールを
仕分けしていたのはたったの二人の先生だけ。

なので個人が送ってくれた物資は全て後回し、
企業が送ってくれた物資のみが被災者に配られており、
古着なんてもってのほか、というような状況でした。

実際に現地で物資がどう扱われているのかを自分の目で見て、
どんな形での援助が果たして好ましいのか、ということを
考えてしまいました。

実際に現地で一番ありがたかったのは、
企業が大量に一括で同じ商品を送ってくれることです。

ダンボールを大量に積み上げたりしながら狭い場所に
なんとか押し込めて保管・輸送するため、
同じ水でも規格(ダンボールのサイズや重さ)が違うだけで
非常に手間がかかります。

そのため、個人の支援よりも企業による支援が効率的でした。

例えば大きな企業が支援物資を送るための義捐金窓口を設けて、
その窓口に対して個人が寄付をする、という形もありなのかなぁ
と現地で考えていました。

最後に、帰ってきて少し経ってから、私の後に現地に
行った方に聞きました。

私たちが掃除した体育館で、無事始業式が行われ学校が
開校したそうです。

日常の全てが無くなってしまった世界なので、学校という
日常を取り戻す手伝いができた。それがとても嬉しいです。

現地はどこから手をつければいいのか分からないほど、
ひどい状況です。

ですが、少しずつ前へ進もうとしている人達がたくさんいます。

その人たちの努力は、一人一人の力は本当に小さなものです。

でもそんな努力が、今は点かもしれないけど、やがて線に
なって面になって、街という日常が戻るんだということを
実感しました。

乱筆乱文ですが、読んでくださってありがとうございました。

(ここまで)


以上です。
みなさん、いかがだったでしょうか?

上記読んで頂いて、何か感じることがあった方はぜひ教えて下さい。

私としては、最近では節電や義援金の呼びかけを見ても、
「またか・・・」と思うことが多々ありましたが、まだまだ
「終わっていない。」という意識を持つ必要があると感じました。

また、震災後の世界では「生き方の変化」を迫られているような、
そんな気がしてなりません。

今後も、どんな行動が求められているのか、
考え続けていきたいと思います。


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〔2〕 きんきょー報告「 海中とサボテンのゴールデンウィーク 」
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さて!

上記はかなり真面目な内容でしたが、
ここからは私のゴールデンウィークに行ってきた、
【伊東~伊豆】をご紹介します。

1泊2日で行ってきたため、かなり忙しい旅路となって
しまいましたが、「連休だからできることをやりたい!」と
思い立ち、行ってきてよかったです。

みなさんは連休を満喫できましたでしょうか??
ぜひお勧めの過ごし方があったら教えて下さい!

さて、私ですが今回の目的は・・・
ずばり、「ダイビング」と「サボテン」です。

まず「ダイビング」ですが、実は以前に一度、前の会社を辞めた
すぐ後に、オーストラリアで初体験しました。

グレートバリアリーフの海を30~40分ほど探索したのですが、
温かいし、水は透明だし、すごくキレイでした。。

その楽しさが忘れられず、日本でもダイビングをしたいなぁ、
と考えていたところ、ちょうど伊東で空いているところが
あったので、数日前に予約して転がりこみました。

今回申し込んだのは、体験ダイビングなので、
インストラクターさんがつきっきりでガイドしてくれます。

今回お世話になったのは、こちら。

◎ 伊東ダイビングサービス
http://www.ito-ds.com/

※体験ダイビング(1回:6500円)はお得です!


















↓着替えて装備をつけたら出発です。


















↓海はまだまだ寒かった・・・。
















水温が16度くらいだった為、入った時は寒すぎてやばい・・・、
と感じたのですが、水の中に潜ってしまうとそこは別世界。

多くの魚や、普段見ることができない海の中の世界を
味わうことができて、約30分ほどですが、あっという間に
時間が過ぎました!

↓さすがに海中はとれませんが、こんな感じです。





















いやぁ~~、やっぱり楽しかった。。
今後は資格を取って、自由に潜れるようになろうと
ひそかに決心しました。。

まだダイビングを経験していない方!
体験ダイビングであれば、耳抜きの方法、器具の使い方など
細かくサポートしてくれるので、ぜひお試しください。


そして次の日は、こちらも有名な観光スポット。
「シャボテン公園」に行ってきました。

◎ 伊豆シャボテン公園
http://www.shaboten.co.jp/

シャボテン公園と言えば、世界各地の「サボテン」が
あることで有名です。

いままでの人生で「サボテン」に興味を持ったことが
なかったのですが・・・、今回初めて色々な種類を見てみて、
唖然としました。

はっきり言って、怖いです。
禍々しいです。
気持ち悪いです。

なんでこんな形になるんだろう・・・。

↓今回見たサボテン達。




























こういうサボテンばっかりある部屋をまわった感想は、
「気持ち悪い・・・」の一言です。

なんであんな形になるのか、意味がわかりません。。
サボテンは神秘に溢れていますね・・・。

それ以外にも、なぜかアステカ文明の雰囲気を出した
遺跡っぽいスポットもありました。



















まぁ、何はともあれ、普段とは違う体験ができました。
【伊東~伊豆】は近くて安く行ける、非常に楽しいスポットですね。

また行きたいと思います!


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■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
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今回は以上です。

最近決まったらしいのですが、いまの会社の事務所が
6月から渋谷⇒原宿に移転するため、早速、原宿の
美味しいお店の開拓を始めました。

先日行ってきたのはこのお店です。

◎ bio ojiyan cafe (ビオ オジヤン カフェ)
http://www.hotpepper.jp/strJ000727165/

このお店は「おじや専門店」なのですが、やばいです。
味が私好みで、リピーターになること間違いありません。

おススメは「おじや+(トッピング)チャーシュー&ねぎ」です。

















原宿まで来ることがあれば、ぜひ寄ってみて下さい。

それでは、今回も最後まで見て頂いたみなさま、
本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

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