┃◆2015.5.17 ┃ vol.251 事業は人なり
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〔1〕 今週のニュース・面白い記事
〔2〕 事業は人なり
〔3〕 編集後記
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〔1〕 今週のニュース・面白い記事
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1、職業別の年収と未婚率の相関
http://tmaita77.blogspot.jp/2015/05/blog-post_9.html?m=1
このデータは面白い!
有業男女の生涯未婚率を表・グラフ化しているのですが、
特に女性の職業別・年収別の未婚率が顕著。
仕事と結婚は、やはり密接に影響してますね。
2、【伝説の一瞬】偶然が重なって
奇跡の一コマになった放送事故集37選
http://fundo.jp/12779
かなり笑えます!
↓これとか偶然とは思えない(笑)

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〔2〕 事業は人なり
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今回は、私が人事の仕事をするようになって、
人の「採用」や「育成」の指針となる本はないか?
と探している中で出会った本をご紹介します。
著者は誰もが知っている、松下電器(現・パナソニック)
創業者で「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助氏。
戦後という時代もあったと思いますが、
最近出版された本とは違い、小手先のテクニックは
一切書かれていません。
それよりも、
人とは一体どんな生き物なのか、
どうすれば仕事を通して成長できるのか、
そして、
会社にとっての都合のいい人ではなく、
「日本」や「社会全体」まで見通した人の育成方針や理念が
沢山書かれており、背筋が伸びる思いになりました。
人事に関わる方だけでなく、
マネジメントに取り組む方、上司という立場に
ついている方も、ぜひ一度読むことをオススメします。
◎事業は人なり 私の人の見方・育て方
松下幸之助(著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4569824161

この本の中にも出てきますが、著者の言葉に
「もし松下電器は何を作るところですか」
と尋ねられたならば、
「松下電器は人をつくるところです。
あわせて電気製品もつくっております、と申せ」
という言葉が出てきますが、この本の中では、
氏が事業の中で「人」をどのように考え、育て、
活用してきたかが紹介されています。
自身が学校に行けず、生まれつき身体も強く
なかったことから、
「知識も教養もなく、身体も弱かったことから、
人に仕事を任さざるを得なかった」
と考えていた著者は人をどのように考え、
使ってきたのか。
その考え方がわかりやすく解説されているのが
本書です。
下記に本の中から私が感銘を受けた部分を
いくつか抜粋してみました。
▼▼▼ここから▼▼▼
■寛厳よろしきを得る
~人はこわいものがあってこそ自分を正しく律しようとする~
厳しさだけではもちろんいけないだろうが、
かといってやさしさだけでも十分ではない。
やはり、厳しさとやさしさの両方を兼ねそなえることに
よって、はじめて社会秩序も好ましい姿で保たれていくの
ではないだろうか。(中略)
だから上司というものは、つねにそういう怖さというか
厳しさを持たなくてはならない。(中略)
何か誤った点、ただすべきことがあった時には、
やはり厳しく注意し、叱責するというものを一面に
持たなくてはいけない。
■長所を見る
~短所四分、長所六部ぐらいに見ることが大切~
人を使う立場にある人は、つとめて長所を見ていく
ようにしなくてはならない。
いいかえれば、長所を見ていくことができる人は、
多くの人を使える人だとも考えられる。(中略)
長所に目をやって、人を大胆に使うこと。
そして大胆に使った人が一生懸命やった上で
大きな失敗をした場合には、叱るよりも慰め励まし、
ともどもに研究していくという態度をとること。
そういったところにも、いわば人使いのコツといった
ものがあるのではないかと思うのである。
■部下というもの
部下というものは十人いれば、
そのうち二人は自分と同じ考えになってくれ、
六人は一応ふつうに仕事をしてくれるが、
あとの二人はむしろ自分と反対の考え方をするものだ
ということをのべた。
このことなども、人間というのは概してそうしたもの
だという事実をまず容認することである。(中略)
それを
「あの二人は自分の位に反して面白くない」
といって煩悶したり、
「もうやめさせてしまおう」と考えたりしたのでは、
いたずらに心を労するばかりで、思い切って人も使えず、
十分な仕事ができないということになってしまう。
やはり自分の感情にとらわれずに、事実は事実として
あるがままに認めた上で、冷静に処遇の身を講じていく
ことが大切だと思う。
■衆知を集める
私自信は前にものべたように、学問、知識があまり
なかったこともあって、たえず人から教わりつつ仕事を
してきた。
何かやる場合にも社員の人に
「君、これについてどう思うか」というように
相談的にやるようにしてきた。(中略)
いずれにしてもかたちはその時々でさまざまであっても、
たえず社内外の衆知を集めてやってきたのが私の経営である。
だから、私の今日あるのはなにも私自身の力ではな。
すべてこれ衆知の力である。
私にいささかなりとも功績があるとすれば、
「衆知を集めてやらなくてはいけない」ということを
つねに考え、心がけてきたことであろう。(中略)
やはり他人を使う立場の人は、この「衆知を集める」
ということを誰よりも心がける人でなくてはならないと思う。
▲▲▲ここまで▲▲▲
人事という観点よりは、
「人を使うということはどういうことか?」
という本質的なスタンスが問われる本でした。
一人でもメンバー・部下がいる方は、
この本を読めばより高い視野で仕事ができるように
なるかもしれません。
育成や指導の指針にもなると思います^^。
ぜひ読んでみて下さい!!
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〔3〕 編集後記
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夏の楽しみが一つ増えました!(^^)
◎ [リアル脱出ゲーム]第3新東京市からの脱出
http://realdgame.jp/eva2015/

私が大好きなリアル脱出ゲームが、
同じく私が大好きなエヴァンゲリオンンとコラボ!
これは行くしかありません(^^)/。
スターウォーズ、攻殻機動隊の映画に
始まり、リアル脱出ゲーム×エヴァなど
今年は豊作の年ですね。
存分にオタク心を満たしたいと思います!
それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。
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