2014年9月15日月曜日

●● 「俺の」が取り組む社会変革

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┃◆2014.9.14 ┃ vol.216 「俺の」が取り組む社会変革
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〔1〕 今週のニュース・面白い記事

〔2〕 「俺の」が取り組む社会変革

〔3〕 編集後記

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〔1〕 今週のニュース・面白い記事
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1、「恵比寿ガーデンシネマ」復活へ-来春開業

http://goo.gl/k6dMV1

2011年に閉館した恵比寿ガーデンシネマが復活!

私自身、この映画館に色んな映画を観に行った記憶が
あるのでとても嬉しいです(*^^*)。


2、【パパ必見】ハーバード大学75年の研究が明かす!
    将来性のある男の特徴

http://goo.gl/qlm4Z6

この記事の中で「将来性のある男の特徴」と一緒に、
女性の「男を見る目」が養われる過程が記載されています。

父親のみなさん、ポイントは
“スキンシップ”みたいですよ!


3、【文章を書く方に】何文字?かすぐわかる便利ツール

http://goo.gl/0HYHRV

このページのワク内に文字を打つだけで
文字数をカウントしてくれるサイトで、シンプルだから
使い勝手がよく、便利です。

「空白カウント」「半角英数字」などが簡単に
設定できるので、文章を書く人は使ってみて下さい(^^)/。


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〔2〕 「俺の」が取り組む社会変革
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今回は、先週ご紹介した「俺のイタリアン」に
私が興味を持つきっかけになった本を紹介します。

この本は「俺のイタリアン」や飲食業に興味が
ない方でも、読んで十分役に立つ本だと思います。

◎俺のイタリアン、俺のフレンチ
  ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方 坂本 孝 (著)

http://goo.gl/tjguFr


この本は「俺の」株式会社・創業者でもあり、
ブックオフという古本屋として最大手を創った坂本氏が、

なぜ未経験にも関わらず、飲食業を始めたのか?
「俺の」は何を目指しているのか?
「俺の」は何を重視して経営しているのか?

を書いた本です。

私がこの本をとてもオススメする理由は、
ビジネスにおける具体策と、坂本氏の仕事や事業に
対するスタンスがバランス良く書かれているからです。

実際のビジネスをする上では、
儲からないと事業の継続が出来ず、
そのために他社に勝たなければなりません。

しかし、「儲ける」ことだけが目的化すると、
不思議なことに人が離れたり、組織に歪みが出て
しまうことがあります。

坂本氏のスタンスはこのバランスが絶妙に取れていて、
本の文章にもそれが表れているように感じました。

特に勉強になった内容を3点ほど紹介すると、


※下記、私が勝手に解釈・注釈した内容です。


■ビジネスに勝つ条件

ビジネスの戦いに勝つ条件は、そのビジネスモデルに
「競争優位性」があること。そして、「参入障壁」が高いことです。

では、「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」の
「競争優位性」と「参入障壁」は何か。

「競争優位性」は、圧倒的に高い原価率のメニューを、
一流の料理人が、あり得ない価格で提供していること。

「参入障壁」は、リクルーティングが難しい一流シェフを揃え、
回転率を上げるノウハウを構築したこと。

この2つによって、飲食店ではこれまでにない数字を
作り上げ、シミュレーションでは原価率が88%で
あっても利益が出るビジネスになっています。


■ ビジネスモデルを強くしたもの(文中より)

私はたくさんの料理人と面接して気付きました。それは、
「飲食店にとって大切なのは、料理人に裁量権を与えることだ」と。

飲食業を営む会社はどんどん『コックレス』になっています。

原価と品質を安定させるために、セントラルキッチンで
効率化するようになる。

好況の時は、その仕組みで会社に利益をもたらしたかも
しれないが、不況になると、今度は即座に原価を修正し、
メニューの改定を行い、コックの給料の見直しを始める。

その結果、コックの口から出てくる言葉は、
「仕事がつまらない」「未来が見えない」。

職場には個人のロッカーがあるし、厨房は広いし、
新しく大きな設備も揃っていますが、果たしてそこには、
料理人としての生き甲斐はあるのでしょうか。

「これまで、原価率、味、労働時間など、妥協しなくては
  ならないことがあった」

だからこそ、

「『俺のイタリアン』では妥協のない本物を提供しよう」

ということが信条となっているのです。

要するに、料理人の方の不満を解消し、
幸せを感じるビジネスモデルをつくっていったのです。


■自社の使命を果たしながら、強烈な店を作るために。
(和食店を出店する時の会議の発言)

日本人は、おふくろの味、だしの味で育っていますので、
マーケットとしてはフレンチ、イタリアン以上の広がりが
あると思います。年齢層も幅があります。

客単価も同じように3500円~4000円とします。

この幅を超えてしまうと、これまで超高級和食を食べる
ことができなかった方々に、価格破壊によって体験して
いただくという社会的使命が欠けてしまう。

われわれがつくる店は社会的使命ですから、今まで
超高級和食店に行けなかった人に食べていただかなければ
ならない。安ければ安いほどいいのです。

できれば3000円以下でやりたい。猛烈に回転するとして、
フードメニューだけで考えると、3000円で原価率70%とすると、
原価は2100円です。

通常の料亭ですと原価率21%で1万円の料理を、
3000円で提供するとなると、強烈な店になると思います。


いかがでしょうか?

上記の文章が少しでも心に刺さった人は、
この本はきっと合うと思います(^^)/。

なぜビジネスをするのか?という目的から始まって、
組織や評価の仕組み、更には事業を通して社会を
どうしていきたいか?人はどう生きるべきか?

という坂本氏の仕事や事業に向き合うスタンスが、
いまのビジネスのトレンドでもある、会社・事業を
通して社会を変えていくという方向とピッタリ合います。

70歳を過ぎ、いままで成功も失敗もたくさん経験を
してきた著者が再起をして、どんな思いでビジネスに
取り組んでいるか?

私のような30代の人を含めて、若い世代の方は
大きな刺激を受け取れると思います。

少しでも興味を持った方は、
ぜひ本を読んで、お店に行ってみて下さい!


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〔3〕 編集後記
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先週、mp3プレイヤーを新しくしようと思い、
「ipod touch」を買いました!

◎ipod touch


この機会に乗じて、携帯も「iphone」に変えようか
と考え中(6ではなく5sですが、、)。。

本来は日本のメーカーを買いたいのですが、
長期的な使い勝手を考えると、どうしてもApple社
の製品が勝ってしまうという現実です。

日本メーカーのみなさん、

「欲しいと思える商品」、
または「より便利な商品」の開発を待ってます!

それでは、今回は以上になります。

今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。

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