2014年5月4日日曜日

●● 海賊とよばれた男

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◆2014.5.4 ┃ vol.197 海賊とよばれた男
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

〔1〕 今週のニュース・面白い記事

〔2〕 海賊とよばれた男

〔3〕 編集後記

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔1〕 今週のニュース・面白い記事
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

【1】日本の新たな世界遺産が誕生!

◎6月に世界遺産に正式決定する「富岡製糸場」の魅力って?

http://goo.gl/W8JwtB

群馬県にある富岡製糸場が世界遺産に登録決定!

実は『絹産業遺産群』は日本初の産業遺産であり、
実はアジア初という言い方もできるとか・・・。

これは行ってみたい!


【2】進撃が止まらない!!

◎『進撃の巨人×リアル脱出ゲーム』開幕 2日で9600人動員予定

http://goo.gl/L6NVk5

進撃の巨人は相変わらずの人気(^^)/。
私はこのイベント、夏に参加予定です。

脱出に向けて、また読み返さなくては・・・。


【3】新たな流行?健康志向広がる。

◎リンゴの自販機拡大中 オフィスの朝食や行楽に

http://goo.gl/0qXBFV

今後はリンゴ以外の果物も増やし、
フルーツスタンドとして進化していくらしい。

10年後、自販機で何が買えるのか楽しみですね。


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔2〕 海賊とよばれた男
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

みなさん、
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか??

天気も良く、Facebookなどを観ると
旅行に行っている人がたくさんいるようです(^^)/。

そんな中、私は先ほどまでこの本の世界に
どっぷり浸かっていました。

◎海賊とよばれた男

【上】
http://www.amazon.co.jp/dp/4062175649


【下】
http://www.amazon.co.jp/dp/4062175657/



昨年、本屋大賞を受賞して話題になったため、
多くの方がご存じではないでしょうか?

戦後の出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにして、
いち商店が企業・国・海外を争いながら大企業に
成長する過程が描かれた歴史小説です。

この本・・・、私がいかにも好きそうな話で
あることはわかっていましたが(汗)、

読み始めた途端に夢中になって、登場人物の言動に
いちいち震えながら一気に読んでしまいました。

この本の魅力を一言でいえば、主人公である
国岡鐡造(出光佐三氏)の信念・生き方が
ひたすらがかっこよく描かれることです。

作中に何度も、

「会社ではなく、日本全体の利益を考え、
  日本人として行動しろ!」

という言葉が出てきますが、現代にこのような
考えを持って働いている人が何人いるでしょうか?

自分よりも大きな枠組みの利益を優先することは、
言うのは簡単でも実践する人はわずかでしょう。

更にそれが、
戦後の不況(というより食糧・物がない)時で
あればなおさらです。

国に対する奉仕の姿勢、
仕事に対する向き合い方、
従業員や協力者への接し方、

いまの時代に合うかはわかりませんが、
人と人との信頼関係をすべての土台に置く
彼の生き方には、多くの人が感化されるでしょう。

少しだけ、
彼の生き方や信念が現れる台詞をご紹介します。


===(引用ここから)=================================

▼終戦の2日後。
  社員を集めて訓示した時の言葉。

「愚痴をやめよ」

「愚痴は泣きごとである。亡国の声である。
  婦女子の言であり、断じて男子のとらざるところである」

「すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、
  この国は必ずや再び立ちあがる日が来る」

「昨日まで日本人は戦う国民であったが、
  今日からは平和を愛する国民になる。
  しかし、これが日本の真の姿である」

「日本は必ずや再び立ち上がる。
  世界は再び驚倒するであろう」

「しかし―――その道は、死に勝る苦しみと覚悟せよ」


▼商売に関して

「どちらかだけが得をする商売は間違ってます」

「うちの店の一番の財産は人だ。人こそが資産だ。
  うちの店員はどこにも負けない」

「三年であかんかったら五年やってみいや。
  五年であかんかったら十年やってみいや」

「どうしてもあかんなら、一緒に乞食をしようや」

「作戦を立てた者が前線に立つ覚悟が無くて、
  どうして人がついてくるのか」

「夫の苦労を一緒に背負える嫁を貰えたら、
  本当の果報者や。けどな、それだけではあかん。
  夫もまた、妻の苦労を背負ってやる覚悟やないとあかん」

「たとえ九十九人の馬鹿がいても、
  正義を貫く男が一人いれば、けっして
  間違った世の中にはならない」


▼日本に関して

「ヨーロッパは物を中心とした世界ですが、
  日本は人を中心としたた世界です」

出勤簿もなければ、組合もない、定年もないというルールが、
なぜ他の会社が出来ないのか?と聞かれたとき、

「社員に対する信頼がないからです」

「あらゆることにあてはまります」

「私は、人間を信頼するという考え方を広めていくことこそ、
  日本人の世界的使命と言っています」

===(引用ここまで)=================================

第2次世界大戦を巡る時代背景、
石油にまつわる企業・海外との利権争いなど、
歴史好きにはたまらないストーリーです。

こういう本を読むと、

現代の日本がどんな時代を経て成り立っているのか?
そこにどんな人の思いや、犠牲があったのか?

などを少しだけ実感することができ、
背筋が伸びる思いがします。

この骨太な歴史小説、長期休みにはピッタリです。
ぜひ読んでみて下さい!


□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
〔3〕 編集後記
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

先日、生まれて初めて石川県の金沢に行ってきました!

出張だったのであまり時間ありませんでしたが、
名物の海の幸を少しだけ摘まんできました(^^)/。

▼その場で剥いて食べた生の岩かき!

日本にはまだまだ美味しいものがたくさんありますね。

ぜひ次回は観光で行きたいと思います(^^)/。
みなさんも、よい休暇を!

今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿