2013年9月23日月曜日

●● 観光後進国:日本の現実

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┃◆2013.9.23 ┃ vol.165 観光後進国、日本の現実
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みなさん

こんばんは。
今年は3連休が多くて嬉しいですね(^^)/。

私はこの3連休、世間に遅ればせながら、
「半沢直樹」に夢中になっていました。

できるビジネスマンの堺雅人、かっこいいですね。
あんな30代中盤を目指して私もがんばります(笑)。


さて、前回までベトナム・バンコクについて書いて
きましたが、今回は私が海外旅行に行くと必ず感じる
「観光後進国」である日本の姿を書きます。

海外に何度も行っている方であれば、
共感してくれる部分があるのでは、と思います。

少しでも楽しんでもらえると嬉しいです。


最近はときどき新聞・ニュースで、
「日本を訪れる海外の観光客が増えた/減った。」
などの話題が出ます。

どこの国でも、外国人観光客がどれくらい自国を
訪れてお金を落としてくれるか?

が大切な指標になっているのです。

日本でも将来が少子高齢化することが決まっていて、
人口が減っていくことが明確なため、

「日本は観光立国にならなくてはいけない!!」

という論調が高まっている気がします。

しかし、残念ながら、

自分が海外旅行に行けばいくほど、
「いまの日本で、観光客が爆発的に増えるはずがない!」
と確信をもちます。

なぜならば、

私が東南アジアの発展途上国に行ったときでも、
観光客にとって日本よりも便利だな~、と感じる
インフラが沢山あるからです。

そう、

日本は「観光」という分野においては、
圧倒的に遅れているのです。

では、どんなところが遅れているのでしょうか?

私は下記の5点について、明らかに観光客向けに
サービスが遅れていると感じます。

【 日本が観光後進国である5つの理由 】

1、(外貨の)両替所が少なすぎる

なんといってもこれが大事です。

海外のお金を日本の「円」に変えられる両替所を、
駅ごとに設置するべきです。

海外に行くと、日本のコンビニと同じくらいの数の
両替所が、駅前や観光地にはあります。

最初から観光でかかるお金を全て両替してから
行くわけではないので、両替所がたくさんあることは、
観光客にとってはとても大切なのです。

にも関わらず、
日本は両替をいまでも銀行に頼っている有様m(_ _)m。

少なくとも新宿や渋谷などの主要駅では、観光客がいることが
当たり前なので、一刻も早く両替所を増やすべきです。

2、お店でドル払いができない

これは1にも通じますが、どんなお店でも
世界の基軸通貨であるドルで支払いができるようにすべきです。

飲食店、コンビニ、小売店、デパートなど、、
すべてのお店で、ドル払いができるようにならないと、
観光客に開かれた場であるとはいえません。

ましてやクレジットカードで支払いができないなんて、
時代遅れにもほどがありますよね(*_*)。

3、Simカードがフリー化されていない

右も左もわからない、言葉も通じない海外において、
より重要になるのは「情報」です。

観光スポットや、近くの飲食店の、ホテルの場所など、
様々な情報を調べるようになります。

そんなときにネットへの簡易接続は必須です。

にも関わらず・・・、

日本は通信会社の利権によって、
Simカードがフリー化されていません。

Simカードがフリー化されれば、自分が支払った分だけ
その国で繋がるネットが使えるため、非常に便利に、
様々な情報を取得できるようになるのです。

ネットのインフラなんて、
日本以外のどこの国でも当たり前のこと。。

自分の会社の利益確保を優先した仕組みは、
そろそろ無くすべきですね。

4、一般の人が英語ができない

これは私も自戒すべき点ですが、、
やはりある程度、英語はできるようになるべきですねm(_ _)m。

先進国として教育水準を早い段階から上げていたにも
関わらず、道行く人に英語で話しかけたら答えられない、
という現実は、とっても残念です。

気軽に現地の人と交流ができる環境は、観光客にとっては
とっても安心するので、多くの人が英語を当たり前に
話せるようにすべきだと思います。

5、食べ物に配慮すべき

世界には宗教があることが常識で、
食べられる物・食べられない物があります。

お肉が食べられない、
魚が食べられない、
野菜しか食べない、
豆しか食べない、

など、さまざまな習慣・主義があります。

しかし日本は島国で、一貫して無宗教で過ごしてきたため、
このような人たちの感覚を理解することができません。

ただ観光において「食」は非常に重要な要素なので、
もっと外国人に配慮したお店が沢山できるべきですね。。

その他にも、「駅・看板表記が日本語ばかり」や、
「タクシーが高い」など、細かいことを言い出したらキリが
ありません。

私が数回海外に行っただけでも、日本の観光という分野が
いかに遅れているか、これだけわかるのです。

出張など仕事で何度も海外に行っている方は、
すでに日本の閉鎖的な姿に呆れているのではないでしょうか?

現状は遅れに遅れている日本ですが、7年後に決まった
東京オリンピックでは、世界中から人が集まってきます。

その時に、「この国をどれだけ好きになってもらえるか?」
は私たちの世代が、これからどんな社会を作るかにかかっています。

「世界中から好かれる日本」を目指して、
私たちの力で変えていきたいですね(^^)/。

私はもっと「日本の現実」を知るために、海外の勉強を
したいと思います。

興味のある方は、ぜひ一緒に考えましょう!


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先日から「ジブリの歴史」と言っても過言ではない
この本を読んでいました。

◎風に吹かれて
http://www.amazon.co.jp/dp/4120045293


スタジオジブリといえば「宮崎駿」が有名すぎて、
他の人の名前が霞んでいます。

しかし、実際に彼の作品を映画にし、お金に換え、
会社としてまわしているのはこの本で語っている
鈴木敏夫という男がいてこそなのです。

その過程では、お金にまつわる苦悩や、
「宮崎駿」という天才と一緒に仕事をする上での
難しさなど、様々な思いが綴られています。

宮崎駿、そして高畑勲という二人の天才を支え続けてきた、
鈴木敏夫が語る、ジブリの30年。ナウシカから風立ちぬまで。

制作の裏話がたくさん読めてとっても面白いので、
ジブリファンの人はぜひ読んでみてください(^^)/。

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

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