2012年10月21日日曜日

●● とある女性の転職相談

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┃◆2012.10.21┃ vol.118 とある女性の転職相談
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みなさん

こんばんは。

突然ですが、人生の方向性を決める
決定的な要素って、なんでしょうか?

ゼロベースで考えてみると、

「国籍」
「人種」
「宗教」

または、

「家族」

など、生まれつき自分にはどうにもできない部分で、
人生を決定づけているものもあります。

一方で、私たちが主体的に選べる重要項目として、

「仕事」
「恋愛」
「友人」
「住む場所」

なども、自分の人生に大きな影響を与えるでしょう。

私が最近感じているのは、年齢を重ねるごとに、
この重要項目についての相談が増える、ということです。

具体的には、私のような人間でもここ数年、
「仕事(転職)」や「恋愛(結婚)」の相談が増えました。

今日はその中から、とある女性から「仕事(転職)」の
相談をされて感じたことを書きたいと思います。

転職やキャリアについて悩んでいる方の、
参考になれば幸いです。


「相談があるんだけど。。」

という電話を受けたのが、先週の火曜日でした。

その人とは半年ほど連絡を取っていなかったので、
「何かな?」と思いながらも、昨日の夜19時に
新宿の南口で待ち合わせをして会うことに。

約束の時間になって再会を懐かしがりながら、
ルミネ1の中にある喫茶店「アマティ」に入りました。

◎ カフェ アマティ
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13031028/


そして結果的に、
この喫茶店に4時間滞在することになり、

「転職をするなら、どんな会社が行くべきだと思うか?」

について相談をされ、更には、

「そもそも、自分は本当に転職すべきかどうか?」

という悩みを聴くことになりました。。

みなさんは、上記のような悩みを抱えたことはありますか?

私は仕事を始めてから、上記の質問を考え続けていた
気がしますが(汗)。。

しかし、「仕事(転職)」に関する悩みは、
年齢や職種によっても異なります。

今回私が相談された方は・・・

年齢:30代後半
性別:女性
職業:小売店の販売員・店長代理(主に化粧品担当)
私との関係性:10年来の友人

上記のような人です。

ちなみに、本人はこのメルマガを読んでいないため、
絶対に名前がわからない形で、以下の文章を書きます。

話を聴いてみると、
彼女が「転職をしたい」と思うに到った経緯は、
下記のような流れでした。

「昨年、会社が合併・吸収をされてから、
 会社の労働環境・条件がひどすぎてついていけない。」

 (実際にひどかったです。)

     ↓

「1年間がんばったけど、このままだと身体を壊す
 可能性が高いことと、会社のやり方についていけない。」

     ↓

「ずっと前から考えていたが、40歳になる前に、
 なんとか転職したい。」

     ↓

「だけど、年齢的にきついのはわかっている。
 また、「私はこれが出来る!」という明確なものがない。」

     ↓

「いままでの経験を活かしても・活かさなくてもいいが、
 自分はどんな会社に転職することができるか?」

こんな相談でした。

みなさんが上記の相談を受けたら、
どんなアドバイスをしますか??

私は決して、人に対して「キャリア」を
アドバイスできるほどの経験も持っていないですし、
仕事を紹介できるわけでもありません。

また、今回のケースでいうと、本人がまだ、

「やっぱり、転職しないほうがいいだろうか・・・。」

という悩みを持っていたので、
色々な話を聞きながら、履歴書や職務経歴書、
転職活動の仕方などを簡単に話すにとどめました。

しかし、私は今回の相談を受けて、
強く感じたことがあります。

それは、

「将来の自分も、同じような状況になる可能性がある。」

ということです。

非常に現実的で、少しきつい言い方かもしれませんが、
現在の仕事の中で、

自分の強みを主体的に選び、
得られるスキルを習得し、
専門性を高める努力をする、

という時間を重ねていない場合、年齢が上がるほど
仕事は厳しさを増していくと感じました。

若いうちは、

仕事に対して、
「がんばってやります。」

必要なスキルは、
「これから努力して身につけます。」

わからないことは、
「教えて下さい。」

が通用します。

しかし、年齢が上がると、
「今までの時間で、何を積み重ねてきたか?」
が何よりも重要になります。

その時に、人や企業に対して、
「私は●●ができます。」と言える分野がないと・・・、

必然的に、

仕事がキツくて、
いままでの経験の延長線上にあって、
あまり人がやりたがらない仕事、

をやることになってしまいます。

もちろんこれは一般論なので、
その悪循環からの抜け方はいくらでもあると思います。

ただ、自分の将来の仕事・キャリアが価値の高い
ものにするためにも、

「主体的に仕事を選ぶ。」
「意図を持って現在の仕事をする。」

ことは大事だと、改めて感じました。

もう少し具体的にいうと、

1、30代前半までに自分の専門性を確立する。

→どんな業種の、どんな仕事で、自分は成果を出せるのかを、
 明確にしておく。

2、仕事において信頼し合える人脈を、社外に作る。

→会社に何かあった時に、自分に仕事を出してくれたり、
 仕事を紹介してくれる人を時間をかけて作っていく。

3、自分の仕事は、他業種から見てどんな価値があるのか、
  客観的な視点を常に持つ。

→いまの社会では、産業ごと無くなる可能性もあるため、
 他業種の仕事に価値を転用できないかを考える。

上記の項目を、人の信頼を得ながら形成していくことは、
今の時代には非常に重要だと思います。

これさえあれば、何歳になっても人に仕事を紹介して
もらえたり、転職活動をしている中で興味を
持ってくれる人は出てくるでしょう。

私自身も、早くその領域に自分を持っていかなくては、、
と刺激を受けました。

そして・・・、

この相談を受けながら私が一番強く感じた、
何よりも大事なことは、、

「自分の中にある問題を、先送りするとロクなことがない。」

ということでした。

私は上記の方の相談を受けながら、

「この人が20代後半なら紹介できる仕事があるのに。。」
「いや、せめて30代前半で決断していれば、もっと違ったはずだ。」

と、つくづく感じました。

本人は、

「ずっと転職を考えていた」というものの、

「いまの生活にもそこそこ満足しているし、
 仕事に不満はあっても、ある程度の給料は貰える。」

「だから、転職というリスクを冒すのが怖い。」

という思考で、自分の中の違和感や不満に直面せず、
課題を先送りにするという決断が、

「いまの現実」 = 「仕事に困る状態」

を作っているように思えてならなかったのです。

自分の中に湧き出てくる違和感や課題は、
早ければ早いほど多くの選択肢を選ぶことができて、
解決しやすいものです。

「緊急ではない」けれども、
「重要度が高いこと」に手をつけないでいると、

後々が厳しい状況になってしまいます。。

現在の仕事・生活がどれだけ忙しかったとしても、
先を見据えて「自分の人生に重要なこと」に取り組ま
なくては、いずれ行き詰まってしまいます。

私も「先送り」している課題を多数抱えているため(汗)、、
時間と意識の使い方を、変えていきたいと思います。


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昨日は、前職でお世話になった会社のイベントに
お邪魔してきました。

◎ 増販増客コンファレンス2012
http://home.kjnet.co.jp/home/information/2012/09/post-29.php


いま振り返ってみると、この会社で学んだことは、
自分の仕事に大きな影響を与えています。

お世話になった人にしっかりと御返しするためにも、
もっともっと、仕事ができるようになりたい。

そんな思いが湧き上がりました。

K社のみなさん、ありがとうございました!
またお邪魔します!!

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

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