2011年8月7日日曜日

●● もし米国がデフォルトしていたら。

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┃◆2011.8.7┃ vol.38 ●● もし米国がデフォルトしていたら。
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〔1〕 もし米国がデフォルトしていたら。

〔2〕 きんきょー報告「 邪悪なハンコ屋~クリエイターズカフェ」

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〔1〕 もし米国がデフォルトしていたら。
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みなさん

こんばんは。浅羽です。

今週から「経済」について私が知っていること、
学んだことを少しずつシェアしていきたいと思います。

先週も書いたとおり、誤っている点もあるかと思いますが、
今後10年仕事をする、お金を稼ぐという人にとって、
「経済」の知識は少しでも多い方がいいと思います。

どなたかの参考になれば、嬉しいです。


さて、本来は「経済」についての話をするのであれば、
全体像を提示して、その上で重要な要素ごとに
「原因⇒現状⇒今後の展望」を書くのがいいと思います。

しかし、今日はなんといってもタイムリーな出来事である、
先週の米国のデフォルト回避について、少し書きたいと思います。


先週の8月1日の夜(日本時間は昼)、期限の1日前に米国の
デフォルト回避がオバマ大統領から発表されました。

今回のデフォルト回避に対しての個人的な感想は、
とりあえず、「本当に良かった・・・」と安堵しています。。

市場の見方としては「今回はなんとか合意するだろう。」
という意見が多かったようですが、それにしても1日前まで
もつれたことは、米国は世界に失態を曝したと言えるでしょう。

その証拠に、その直後から「株価は下がる」「ドル安は進む」で
市場は大混乱。日本からするといい迷惑以外の何物でもありません。

実は私は、この「米国がデフォルトするかもしれない」という
事に対して、2週間くらい前までよく分かっていませんでした。

その理由は、
「デフォルトしたら自分の生活にどう影響があるのか?」
がまったくわからなかったからです。

私が仕事をして、お金を稼いで、生活をしていく。

この中の何に支障が出るのか、まったく実感が掴めないのです。
ここらへんが、いまの「経済」の難しいところですね・・・。

みなさんは、今週の頭(8月2日前)に、
この「米国デフォルトの可能性」について、どの程度
考慮していたでしょうか?

本来、「どんなことが起こりうるのか?」という重要な情報は、
その役割を担う日本のマスメディアがしっかりと伝えるべきことです。

しかし、残念ながら現状では、
そのような大事なことは、一切伝えてはくれません。

(それはあたかも、福島原発の時と同じように・・・)

国民の全員が、米国がデフォルトした時にどんな状況になる
可能性があるのか?を把握したら、「国」にとって都合が悪いため、
メディアは報道しないのです。

そういう意味で、私たちはマスメディアだけに
頼って情報収集をしていては、いまの時代、
自分の身を守れない気がしてします。


それはさておき、
「もし、米国がデフォルトしたらどうなっていたか?」
を少し考えてみたいと思います。

そもそも「国がデフォルトする」ということ自体がわかりずらい
ため、一旦もう少し小さい枠組みで考えてみます。

「デフォルト=債務不履行」を個人レベルに置き換えてみると、
『自己破産』のようなものです。

「借金が多すぎて一生かけても払えません。」
と借り手に対して、宣言することです。

これを個人がした場合には、クレジットカードが使えなく
なったり、職業や資格の制限、住所の移転と旅行の制限などで、
一定の自由を差し出せば済みます。

しかし、「国が自己破産(デフォルト)する」ということは
どういうことか?それによって与える影響が、個人レベルとは
まったく異なります。

特にそれが、世界おけるNo.1の経済大国、
米国がデフォルトするということは・・・。

少し考えてみただけでも、“私たち”にはこんな影響が
あった可能性があります。


◎ 米国がデフォルト宣言を出していたら・・・、

(1)日本が持っている米国の国債71兆円が紙くずに。

日本はいま現在、71兆円の米国の国際を保有しています。
これが全て、紙くずになります。

71兆円という大金は、日本の税金による収入の2年分です。
要するに2年間、収入なしで日本を運営するしかなくなります。

まぁ要するに、日本も高確率で同時に破綻する、ということですね。。


(2)そして、まず大手金融機関が破たんする。

米国の国債は、日本のメガバンクを始め、生保なども保有して
います。普通の企業が何兆円という巨額の負債を抱えられるはず
もなく、破綻することが考えられます。

それによって起こることが、私たちの生活に降りかかってきます。


(3)私たちにとっては・・・

メガバンクの破たんによる預金閉鎖。引き出し金額の制限など。
また、公務員などの大量リストラ。

円の暴落による輸入の一時ストップ。
それによる食料危機、医療機関の停止・・・、

などの「リーマンショックの数百倍の大惨事」を
引き起こす可能性があったのです。


そう、今週あたかも何もなかったかのように過ぎた
8月2日(火)は、これほどの危険性を孕んでいたのです。

上記を理解していると、
・預金を引き出しておかなくては・・・!
・家族の食料を確保しておかなくては・・・!
・変化が起こった時に、すぐに避難できるようにしなくては・・・!

などの対策をしておく必要が、あったと思います。

このような事態が起こる可能性すら、しっかりと認知されて
いないことに、危険性を感じませんか・・・?


しかし、今回は、デフォルトは回避されました。
混乱はありながらも、一時的に、平安を取り戻したわけです。

ただ・・・、根本的な問題はまったく解決されていません。

今回のデフォルト回避の為に米国がしたことは、いままで
自分たちで決めていた「この金額以上に借金をしてはいけない!」
という法律による上限を、引き延ばしただけのこと。

しかも、その引き延ばした期限が、
次の大統領選が終わるまでの1年半程度だというのですから、
どこまで米国の財政状況がひどいかがわかります。

個人的には、今回のような
「自国がデフォルトぎりぎりの状態であることを世界に曝す。」
ということを、再び米国がするとは思えません。

そう考えると、来年の末までには世界の基軸通貨であるドルに、
大きな変化がある可能性が高いと考えています。

またギリシャをはじめとしたユーロ圏でも、
今後、国のデフォルトが続出する可能性が高くなってきています。

資本主義の先進国たちが、次々と奈落の底に落ちていくこの現状。
そして止めるための解決策がない現在・・・。

この事実だけを見ても、時代は変わらざるを得ないと思います。。

来週からは、なぜこのような事態になってしまったのか・・・、
現在の世界の経済全体を踏まえて、説明していきたいと思います。


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〔2〕 きんきょー報告「 邪悪なハンコ屋~クリエイターズカフェ」
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今回は、“少し変わったお店”を2つご紹介します。

今日は、この炎天下の中、
日暮里(谷中)から始まって、上野~秋葉原を散歩してきました。

最初の目的は、
このお店の「かき氷」を食べることだったのですが・・・

◎ ひみつ堂
http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13126796/

お店に行ってみたら、1時間は待つであろう長蛇の列。

そう、考えてみれば、
いまは子供たちの夏休みで人が溢れかえっているのです。

非常に悔し思いをしながら、谷中の商店街を歩いていたら、
ふと、おもしろいお店を発見しました。

その名も「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」。

◎ 邪悪なハンコ屋 しにものぐるいHP
http://www.ito51.com/


▼スタンプ台なしで、ポンポン押せるらしいです。
















▼ゆる~いネコがマスコットです。
















▼こんなハンコが自分の名前で出来上がります。
















▼むしろ会社で使え!(笑)
















なんとこのお店、ハンコ屋でありながら、
「オフィスや日常に遊び心と個性を加えたら?」という
コンセプトで、邪悪なハンコを作っているというのです。

実際に作っているハンコを覗いてみても、
たしかに他ではできないような、かわいいような、
怖いようなハンコが沢山並んでいました。

時間がなくて買えなかったのですが、次に行った時は、
自分用の“キレる”ハンコを買いたいと思います!


その後、日暮里を後にしてダラダラと歩いていたらところ・・・、
秋葉原に到着。

そこで、「メルマガが書きやすいカフェ」発見のために、
少し気になっていたお店に行ってみることに。

そのお店は、元々「漫画家が原稿を書くための場所」と
してオープンをし、週末は24時間営業をしているという
特殊なカフェなのです。

◎ 秋葉原製作所-クリエイターズカフェ-
http://www.seisakujo.com

▼店内の様子。















▼全てのPCにイラストレーター・フォトショップが入っています。















カフェの中では、様々な方が自分の原稿を持ち込んで、
イラストレーターやフォトショップを使って加工していました。

プリンターや製本機械などもあるため、
メルマガを書く私には過ぎた設備でしたが(汗)、

漫画を作っているところが生で見ることができて、
新鮮な空間でした。自分の本を作りたい!と言う方には
最適な場所ではないでしょうか。

ただ、来ている人達が少し怖かったです(笑)。
やはり秋葉原は、奥が深いですね・・・。


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今回は以上です。

実は、明日から会社の出張で東日本大震災の被災地である
「気仙沼」に行ってきます。

震災から5カ月経っていますが、いまどんな状態なのか。
そこにいる人達がどんな気持ちなのか。

自分の目と体で、しっかりと確認してきたいと思います。

それでは、今回も最後まで見て頂いて、
本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

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