2011年4月17日日曜日

●● 『言葉のチカラ』を操る達人

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┃◆2011.4.17┃ vol.22 ●● 『言葉のチカラ』を操る達人
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〔1〕 『言葉のチカラ』を操る達人

〔2〕 きんきょー報告「 おススメ漫画!『進撃の巨人』 」

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〔1〕 『言葉のチカラ』を操る達人
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みなさん

こんばんは。

先週の火曜日(12日)、お客様になってもらうべく
営業をしている方に、素敵なお店に連れて行ってもらいました。

そのお店は横浜の馬車道駅の近くにあり、
落ち着いた雰囲気の、少し珍しい「紅茶専門店」でした。

◎ サモアール 馬車道店
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14002270/

私は「アイスストロベリーティー」を飲んだのですが、
ストロベリーと紅茶が、絶妙にマッチしていて美味しい。

営業もしやすい(笑)、ゆっくりできるお店でした。
みなさん、横浜に行った時にはぜひ使ってみて下さい。


さて、今回の内容は、ある雑誌を読んで、
深い深い感銘を受けたので、紹介させて頂きます。

本物の『言葉のチカラ』とは、どんなものなのか・・・。
超一流の達人になると、やはりモノが違いますね。

どなたかの参考になれば幸いです。


突然ですが、
私の“情報”に対する基本的なスタンスとして、
“無駄な情報は出来る限り入れない”というものがあります。

知っていることは多い方がいい!
色々な分野の知識があれば、色々な人と話ができる!
という意見はもっともだと思いますが・・・。

私はテレビや雑誌に流れる、世間を賑わすような
事件・スキャンダルはあまり知りたくない、自分の頭に
入れたくない、と思っているのです。

もちろん、『広く・浅く』情報を仕入れる、
ということにもメリットはあるし、それが時として
人との話を盛り上げたりすることも知っています。

仕事の上でも、人間関係を作る上で役に立つこともあるでしょう。

しかし、私は自分が処理できる範囲の、本当に重要な
情報・知識だけを取り込んで、“行動”をしたほうがよいという思い
から、『広く・浅く』情報を取るということはしない、と決めています。

(まぁ要するに、不器用だから選択と集中をしたい、ということ。)


そんな考えもあり、雑誌はほぼ買わない私ですが・・・、

先週の土曜日、ふとコンビニで目に入った雑誌を、
衝動買いしてしまいました。

その雑誌とは・・・これです。

『BTUTUS 4月15日号 今日の糸井重里』
http://magazineworld.jp/brutus/706/






















『糸井重里』という人に関しては、
様々な側面を持ち、多方面で活躍している人なので、
名前を知っている方も多いと思います。

現在は「ほぼ日刊イトイ新聞」というホームページを
運営している会社の社長であり、「ほぼ日手帳」などは、
発売されるたびに話題を巻き起こしています。

「ほぼ日刊イトイ新聞」
http://www.1101.com/index.html

「ほぼ日手帳」
http://www.1101.com/store/techo/index.html


雑誌の内容としては、2011年1月12日~3月5日までの
『糸井重里』の行動を追うことで、「糸井重里は何者か?」という
質問に迫る、密着ドキュメントになっています。

私にとって『糸井重里』という人物は“コピーライター”
という職業を広めた人として認識しており、とても有名な広告を
いくつも生み出した人物として知っていました。

特に代表的な広告といえば・・・、

(西武百貨店)
「不思議、大好き。」

(となりのトトロ)
「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん」

(千と千尋の神隠し)
「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」

などなど、いくつもの代表的なコピーがあります。


コンビニで衝動買いをしてから、2~3日かけて読んだのですが、
読み終わった感想は・・・、

はっきりいって“脱帽”です。

私が書く文章とは、「言葉」に宿る『チカラ』が違いすぎる、
というのが、素直な感想でした。

もともと私が、「言葉」や「文章」に興味を持ったのは、
それらには『人を動かす力』があると思ったから。

もっと極端に言うと、
『一人の人生を変える力』を感じたからです。

自分の中にある勝手な偏見や、社会の認識を壊してくれる『言葉』、
いまの自分の状態を気づかせてくれる『言葉』、
自分に明るい希望を持たせてくれる『言葉』、

私は、間違いなく『言葉』には人を変える『チカラ』があると思います。

実際に、私がこのメルマガを書き始めたきっかけにも、
人から教わったある『言葉』が存在していて、「やらなければ!」と
思ったからこそ、メルマガを続けているのです。

その「言葉」に宿る『チカラ』が、
『糸井重里』という人物から出たものは段違いに凄いのです。

同じような言葉、同じような文字数を使っても、
彼が紡ぎだす「言葉」には明確なメッセージと、雰囲気と、
そして人に夢を持たせる“チカラ”がある。

私などが、1回のメルマガで何百文字を使って伝えている
ことの何万倍ものメッセージを、たったの何十文字で
伝えられる力量がある・・・。

この雑誌を読んで、強くそう感じました。

特に『糸井重里の言葉』の凄いところは、“感性”だと思います。

私が文章を書いていると、
「論理がしっかりとしていないと、人に伝わらない。」
「感性が人と少し違ったり・鋭くないと、面白くならない。」

と、いつも感じるのですが、糸井さんの『言葉』には、
飛び抜けた“感性”があります。

社会の構造や、みんながボンヤリと感じている不満、
窮屈さを、シンプルな言葉で紡ぎだす感性。

そしてそれを支える表現力。
本当にわずかな『言葉』で、人に気づきを与えられる『チカラ』・・・。

叶わないなぁ~~。

まぁ少しずつ、近づいてみせますが。。

今の段階では少しでも糸井さんの『言葉』に触れて、学びたい
と率直に思わせてくれる『言葉』が満載でした。


今回は、読んだ雑誌の中から、
私が感銘を受けた『言葉』を少しだけご紹介します。

私が勝手に「いい!」と思った『言葉』なので、
みなさんがどう思うかはわかりませんが、面白い!と
思って頂けると嬉しいです。


それでは、どうぞ!

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◎『BTUTUS 4月15日号 今日の糸井重里』で紹介されている言葉


【コンテンツの作り方】

コンテンツって、何か違和感のあるものを一つ混ぜると形になるんです。
例えば、不幸のどん底みたいな人が人生相談をしてきたとする。

その時「落ち込むなよ」とか、色んなアドバイスがあるんだけど、
そこで、

「電気を消して、部屋の隅に座って何時間でも納豆を混ぜるんだよ。」

というと、納豆のところで気持ちが“飛ぶ”でしょ?
その納豆に当たるものを発明するのが、面白いんだ。


【スカイツリー】

この間、「もし自分がスカイツリーだったら大きすぎて恥ずかしい。」
って書いたらけっこう反響が大きかった。

あれは僕の芸なんだけど、
芸に達したところにやっぱり人は反応したいんだよね。


【知的の条件】

自分がどういうふうに見えているか、
自分の思っている自分と人が考えている自分との距離がほとんど近くて、
自分が今いる場所がどういう場所で、
どうしていきたいかってことを知っている・・・

それが知的ということなんだと思います。


【夢を持つよりも】

よく「夢を持った方がいい」って言う人がいますが、
僕は信用していないんですよ。

つまり、そういうことを言っている人は、ずっとそういうこと
言ってると思うんです。

こういうこというと嫌われるんですけどね。
見返りがないのにやってて、それを面白がれるっていうのが何よりです。


【才能】

なまじ才能のある子は高をくくって、「このへんだろう」って
いうところでやめちゃうんだって。

で、いちばん伸びるのは、才能のある子を横で羨ましそうに
見ている子なんだって。


【道の選び方】

僕は「ああなりたい」って思って選んできた道よりも、
「ああなりたくない」って思って選んできた方が多かったんだと思う。

夢に向かって進んだんじゃなくて、それは嫌だと思うところで
自分の道を決めてきたんですよね。


【日本社会のストレス】

ニホンザルの研究をしている人が言っていたんですけど、
ニホンザルを怒ると、怒られた猿は相手に反撃するんじゃなくて、
別の猿を怒るんだって。

で、そこで怒られた猿はまた別の猿を怒る。
それをするのは、猿の中でもニホンザルだけらしいよ。


【楽しくても稼げる】

みんな“つまらない”ことをして働いた方が儲かると
思ってるんですよ。

つまり、苦しいことの方がお金になると思ってる。(中略)

その幻想がすごいんじゃないですかね。
それは違うって言うために、僕は小さく燃えていて。
「違う」って言う側がうまくいってるのを見せたくなるわけですよ。


【その企画は転がるか】

なにか企画を考えるときには、
それを人がどう話題にするか、つまり、どう「転がるか」と
いうことまで想像するべきなんだ。


【認めてもらいたい】

認めてもらうことを目的にしてはダメだよ。

うまいラーメンを作っていると、「誰、これ作ったの?」
っていうのはある。

でもそれは、認めてもらうためにラーメンを作ってるんじゃなくて、
ラーメンを一生懸命おいしく作っただけだから。


【できない】

「できない」と思っているということは、
「できたらいいな」と思ってるということ。


【進化】

人は、少しでも向上すると知っていたら、
けっこうしっかりと努力をするものなんです。

だけど、うまくいったじぶんの方法を、
変えたり捨てたりするのは、ほんとに難しい。

進化には「否定」の要素があるんですよね。


※※※その他※※※

実は、私がこの雑誌の中で、最も感銘を受けた『言葉』は
「イチローとの対談」の中にある『言葉』でした。

その『言葉』とは・・・、内緒です(笑)。

糸井重里とイチローという、超一流同士の対談・・・、
気になる方は、ぜひ雑誌を読んでみて下さい。

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本当はまだまだ紹介したい『言葉』が沢山あるのですが、
膨大な量になってしまうので、これくらいにしておきます。

もし「これはいい!」と感じる言葉が多かったら、
ぜひBRUTUSを買って、読んでみて下さい。

また、上記の文章の中で、何か感じるものがあった方は、
ぜひ感想を教えて下さい!


『本当にいい言葉』は、
多くの人の人生を変える可能性を持っている。

この『言葉』を信じて、私も今後メルマガを書き続けたいと思います。


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〔2〕 きんきょー報告「 おススメ漫画!『進撃の巨人』 」
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今回は、最近とびっきりオススメの漫画を紹介します。

その漫画は“新世代を象徴する作品”と言われ、
電車などでも広告されることで、いま非常に注目を集めている
『進撃の巨人』です。

『進撃の巨人』
http://www.amazon.co.jp/dp/4063842762



この漫画は、『別冊少年マガジン』という
マイナーな雑誌で連載されているにも関わらず、

◎ わずか1~4巻で400万部突破!
   (4巻は先週、発売したばかりです。)
◎ 2011年『このマンガがすごい!』オトコ編で第1位を獲得!
◎ 2011年『書店員が選んだおすすめコミック2011』第1位!

という、破竹の勢いで人気を伸ばしている漫画です。

最近は本屋の店頭に並んでいることも多いため、見たことが
ある方もいると思いますが知らない方のために、少しだけ
内容をご紹介すると・・・、

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世界に現れた謎の巨人たちにより捕食され、存亡の危機に
瀕した人類。生き残った人々は、巨大な壁の内側に生活圏を
確保することで安全を得るに至った。

しかし、圧倒的な力を持つ超大型巨人の出現によって、
安全を確保する壁が壊された人類は、またしても存亡の危機を
かけて、巨人と闘うことになるのだが・・・。

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分類で言うと、ダーク・ファンタジーの分野になると
思うのですが、読んでみると他の漫画とは一味違うことが
わかります。

私がこの漫画を好きな理由は、

◎ 作品全体を覆う絶望感がいい!

   とにかく巨人の圧倒的な強さと不気味の悪さが、
   作品全体に絶望感を漂わせています。もう希望なんて
   ないんじゃあないか・・・と思わせる苦境に立った人類。

   そんな圧倒的な存在に立ち向かわなければならない人間の、
   生々しい感情表現、そしてその中で大切なものを守るために
   闘いに向かう人の姿が非常に魅力的です。


◎ 謎が気になる!

   この漫画、まだ4巻が発売されたばかりということも
   あり、全体のストーリーの中ではまだまだ序盤。
   設定に沢山の謎があるのです。

   ◆ 巨人はなぜ人を食べるのか?
   ◆ 主人公の父親が突き止めた真実とは何か?
   ◆ 超巨大巨人はどこから出現したのか?

   などなど、

   今後気になる展開が目白押しです!
   次の巻が出るのが待ち遠しくてたまりません。。


そして最後に、何といってもこの作品の特徴は・・・

◎ 作者の成長を応援したくなる漫画であること!

   この漫画の一番の特徴はコレです。
   「読者が、作者の成長を見守っている作品であること。」

   これが「進撃の巨人」が
   “新世代を象徴する作品”と言われる由縁です。

   はっきり言って、この作者、一流の漫画家に比べたら
   まだまだなのです。

   特にひどいのは、絵。
   お世辞にも上手いとは言えない絵に、最初は読みづらさを
   感じる人も多いでしょう・・・。

   ↓巨人はこんな感じです。


バキバキと人を食べてしまいます。























   (一言でいうと気持ち悪い。。)

   しかし、web上にあるみんなの感想は、
   「この作者、頑張ってほしい!」「今後成長してほしい!」
   という声が圧倒的に多いのです。

   作者の年齢が24歳という非常に若いこともあり、
   「今後、すごい漫画を書いてくれるんじゃあないか?」
   という期待感と、応援しよう!という雰囲気が溢れています。

   もちろん私も、作者を応援する人の一人です。


これらの理由で、最近私はこの漫画がとても気に入っているのです。

まだ読んでいない方、読んでみようかな?と思っていた方、
漫画が好きな方は、読んで損はない作品だと思います。

今後の時代に人気を集める作品・商品とは何か?
というヒントも、垣間見えますよ。

私と会える方は、言って頂ければいつでも貸しますので、
ぜひ一度お試しください!!


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■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
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今回は以上です。

上記の『糸井重里の言葉』に興味を持って頂いた方は、
ぜひこの動画も見てみて下さい。

『羊どろぼう。』という毎年糸井さんが出している、
「小さなことば」シリーズのスライドショーなのですが、
とても心温まる、ほのぼのとした動画です。

◎ 羊どろぼう スライドショー (4分11秒)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=y5Y_Nzy-ftk

やっぱりある分野で飛び抜けた結果を残している人からは、
学ぶことが多いですね。

それでは、今回も最後まで見て頂いたみなさま、
本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。



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