2013年8月18日日曜日

●● ジレンマを抱えながら。

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┃◆2013.8.18 ┃ vol.160 ジレンマを抱えながら。
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みなさん

こんばんは。

多くの方がお盆休みが今日で終わりですね。
みなさん、充実した夏休みを過ごせましたか?

私は9月の頭に夏休みをとる予定なので、
今週は月曜日以外は仕事でした(>_<)。

そんな中、昨日は先週ご紹介した映画、
「パシフィック・リム」を再び観に行きました!!

2回観ても興奮と感動の嵐。。
素晴らしい映画ですので、ぜひみなさんもご覧下さい!

◎パシフィック・リム
http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/


さて、前々回のときに組織の中間管理職に
あたる人間が感じていることについて書きました。

●● 中間管理職の苦悩。。
http://anweekly.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html

この記事を書いた理由は、

自分が部下だった時に感じていたことと、
自分が上司になって感じること、

の「ギャップ」があまりにも大きかったからです。

今回は中間管理職が抱える苦悩の1つである、
『ジレンマ』について詳しく書こうと思います。

上司の立場の方も、部下として働いている人も、
少しでもご参考頂けると嬉しいです。


みなさんは、自分が上司から指示されたことで、
こんな風に感じたことはありませんか?

「この人、現場のこと全然わかってないな~。」

「なんでそんなことをしなくちゃいけないの?
  やる意味がわからない!??」

「少しは俺たちの意見を聴いてから決めればいいのに。」

私は自分が部下として働いていた時に、
ずっと上記について、不満を感じていました。

「自分たちがしている仕事への理解【現場の理解】」
を上の人にしっかりとして欲しかったし、

「その仕事をしなくてはいけない理由【説明責任】」
を、説明してほしいと常に考えていました。

しかし、自分が上司という存在になってみて、
上記が簡単そうに観えて、いかに難しいことかを
実感することになりました。

なぜ難しいしいのか?

1つ目の理由はシンプルに、
「時間がない」からです。

中間管理職という立場は、メンバーからは
観えない部分で非常に多くの業務を抱えています。

上への報告、
メンバーへの仕事の割り振り、
他部署とのコミュニケーション、
情報が少ない中での意思決定など・・・、

下手をすると仕事をさばくだけで1日が終わって
しまうくらい、業務量が多いのです。

その中で、【現場の理解】を完璧にできるはずが・・・、
ありません。とても時間が足りないからです。

メンバーの要望はもっともだとも思いますが、
それを実現するのは明らかに業務が多く、時間が
足りないのが、現代の中間管理職の現実だと思います。

2つ目の理由は、「ジレンマ」です。

「ジレンマ」という言葉の意味は、
「二つの相反する事柄の板挟み」になることです。

つまり、組織の間にいる人は常に、

会社(上)の決断と現場(下)の意見、
他部署の思惑と自分のチームの方向性、
顧客の利益と自社の利益、

など、複数のことに板挟みになっているのです。

特に日々さらされるジレンマは、
「上(経営層)と下(メンバー)の間」の関係でしょう。

会社の決定として何かの仕事をしなくては
いけなくなった場合、中間管理職は、部下に
「~~をしろ」と言う必要があります。

しかしここで1つ、こういう時の上司の心理を
頭に入れておくといいと思います。

それは、

「指示を出している上司自身も、その指示が正しいとも、
  納得もしていない場合が多々ある。」

ということです。

メンバーからすると、上から降ろされる仕事には、

「なんでそんなことやるの?」
「本当にできると思ってるの?」

という疑問がわくことが多々あるでしょう。

そう・・・、

実は上司も、同様の思いを抱えているのです。

メンバーがいない会議の場では、上に反発をし、
現場がわかっていないと発言し、会社(社長や経営層)との
間で口論になっているのです。

しかし、それを会社としてやらなくてはいけないと
意思決定をした場合、そんな態度をメンバーの前で
一切出すことはできません。

「部下に指示をする上司だって、納得をしていない。」

「でも、組織で動く以上はやるしかない。」

その『ジレンマ』を常に抱えながら仕事をしているのです。

そして、自分が納得していないにも関わらず、
部下に仕事の指示をするのですから、下のメンバーが
100%納得させることは、果てしなく難しいわけです。

『自分が納得していないことでも、やらなくてはならない。
  そして、部下にやらせなくてはならない。』

この「ジレンマ」を抱えていることを理解した上で、
上司と付き合ってみると、いままでとは違った会話が
出来るかもしれません。

私も、もう少し大人な部下になれていれば、、
以前の上司との関係も変わっていたのかもしれない。

そう思うと、もっと賢くふるまうべきだったと、
反省しています。

上司には上司の、部下には部下の事情と立場がある。

お互いを尊重して働くことが、これほど難しい関係性も
ないかもしれませんね。m(_ _)m


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9月の初めに夏休みをとって、
タイとベトナムに行くことが決まりました!(^^)/

昨年に引き続き、東南アジアの熱を感じながら、
将来の仕事の展望も含めて観てこようと思います。

現地で働いている人の話をできるだけ多く聴きたいと
思っているので、どなたかタイやベトナムに
知り合いがいたら、ぜひ紹介して下さい!!

それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

来週も、よろしくお願いします。

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