2011年7月10日日曜日

●● ノートで「悩みの循環」を抜け出す。

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┃◆2011.7.10┃ vol.34 ●● ノートで「悩みの循環」を抜け出す。
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〔1〕 ノートで「悩みの循環」を抜け出す。

〔2〕 きんきょー報告「 デジタルが変える社会:電子出版EXPO 」

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〔1〕 ノートで「悩みの循環」を抜け出す。
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みなさん

こんばんは。
今回も「ノート」の話題を続けます。

そろそろ興味がない人には「もういいよ!」と
言われてしまいそうですが・・・。

私が書きたいので、みなさん我慢してください(笑)。

ただ、少しは変化をつけようと思い、
自分が書いたノートを画像で公開しようと思います。

とっても汚い字ですが(笑)、興味がある方は見てみて下さい。

※このメルマガを考えるために書いたノート。
















さて、前回はメリットの1つである、
「感じるから考えるへ」について書かせて頂きました。

今回は、それ以外に多くある
「ノートを書く習慣」のメリットをご紹介します。

ぜひご参考になれば幸いです。


早速ですが、「ノートを書く習慣」のメリットについて、
いま私が説明できる範囲で書き出すと、下記のようになりました。

===============================================

ノートを毎日書くと、

(1) 「自分なりの意見」を構築しやすい。
(2) 「覚えるストレス」から脱却できる。
(3) 「悩みの循環」から抜け出し「解決」の方向にエネルギー使える。
(4) 「自己認知」が深まる。

===============================================

上記について、1つずつ説明していきます。

(1) 「自分なりの意見」を構築しやすい。

これは私の勝手な持論ですが、
いまは「多くの人が同じ意見を持ちやすい時代」だと思います。

その理由は、わからないことがあれば
「Google先生」ですぐ調べて、情報を入手することができるからです。

もちろん、知らないことを自分で調べること自体は、
まったく悪いことだとは思いません。

しかし、「Google先生」で調べた情報には、
往々にして『事実』だけではなく、発信者の出来事に
対する“解釈”や“感想”が入っていることが多いと思います。

(それがたとえ偏っていたとしても・・・。)

そんな、「誰が」「どんな立場で」情報を発信したかに
無頓着なまま、あたかもその意見を『自分が考えた意見』の
ように、また人に伝える。

そんな「意見のコピー&ペースト」のようなことが、
頻繁に行われているような気がして仕方がないのです。

「意見のコピー&ペースト」が習慣化されてくると、
他人に影響を受けやすくなり「他人の意見=自分の意見」と
なってしまい、自分だけの意見を持たなくなってしまう・・・。

私は、このパターンには絶対にはまってはいけない、と思っています。

なぜならば、
「多くの人」と一緒の意見を持った人って・・・、

すっごくつまらなくないですか?


それよりも、

どれだけ人とズレているか、
どれだけ周りの人と比べて偏っているか、
そして、そこにどんな背景(論理)を持っているのか。

それこそが、人の面白さだと思うのです。


ではどうすれば、「人と違った自分の意見」を持つことができるのか?
そう、そこで「ノート」の出番なのです。


その日に新しく知ったこと、興味を持ったことをノートに
書いていると、自然とそれを知った時に

「自分がどう感じたか?どう思ったか?」

を書くことになります。

その自分の感情に対して「なぜ?」という問いかけを
することで、自分の価値観や体験と混ぜ合わすことができ、
「自分の意見」を構築しやすくなる、と考えています。

少なくとも、100%他人の言ったことを、
無自覚に自分の心に置くことは無くなり、自分独自の世界観を
持つことの助けとなってくれます。

「Webの便利さ」は活かしながらも、それに負けない
「自分の軸」をノートを書くことで作れると思います。


(2) 「覚えるストレス」から脱却できる。

話はすこしズレますが、
人間の脳って、パソコンに似ている気がしませんか?

言葉を記憶したり、風景をイメージしたり、
キーワードに関連することを検索(思い出す)したりできる。

人間の脳の方がダンゼン性能がよく、感情がある分だけ面倒だと
思いますが、どこか似ている部分があります。

そんな脳にとって、「ストレス」とはなにか?

少なくとも私の脳にとっての「ストレス」はこれです。

「~~(いつ)までに、~~(何を)しなくてはいけない。」
ということを、頭の中に沢山記憶していること。

これが、他の仕事の生産性を下げ、
生活に余計な不安をかきたてる“犯人”だと思うのです。

パソコンで言うと、デスクトップやCドライブに
メチャクチャ容量の重いデータを置きっぱなしにして、
起動から処理まで全ての動作を遅くしてしまうイメージです。

仕事では「To Doリスト」として書き出している方も
いると思いますが、「(いつ)までに(何を)する」という
ことは、プライベートでも起こってくること。

それを毎日「ノートを書く」ということで、
自分に『忘れていい環境』を作ってあげる。

これは、自分の能力を活かすために、
大切な「環境設定」であると思っています。

「毎日ノートを書く」という習慣は、
自分の持っている能力を有効活用するためにも、
役に立つと思います。


(3) 「悩みの循環」から抜け出し「解決」の方向にエネルギー使える。

先週書いたことと被りますが、思考の上での苦しみとは、

「不安に思ったことを頭の中で考えて、結論もヒントも浮かばない・・・。
  少しすると忘れるが、また次に考える時にはゼロから考えて、
  結局グルグル回っているだけ・・・。」

だと思っています。
ええ、私もこの「悩みの循環」にだいぶやられましたとも。。

私が特にこれに苦しめられたのは、転職活動をしていた時です。

「自分が本当にやりたいことを探したい。。」という
抽象的な概念を求めていた私は、この「悩みの循環」に入って、
まったく出口が見えなくなっていました。

毎日、同じ思考回路をグルグル回って、最終的には、
「自分が何に行き詰っているのか、わからなくなる。」
という状態になり、とりあえず気晴らしに行くしかなくなります(汗)。

結局、本質的なところは何も進んでおらず、
1週間後、1カ月後には自己嫌悪が待っています。

完全に悪循環です。。

この「悩みの循環」ですが、「ノートを書く習慣」を身につけた
からと言って、解決されるわけではありません。

(いまも私の中では毎日、ものすごい循環しているので・・・)

しかし、「ノートを書く」ことで、
この「悩みの数」が減ることと、「解決の方向にエネルギーを使う」
ことができるようになると思います。

まず紙に書いて、自分が感じていることを客観的に見るだけでも、
気持ちが楽になりいます。

そこから、どこで自分が行き詰っていて、
どの部分を考えたり、勉強することで先が見えるのか、
が明確になると「解決の方向」が見えてきます。

ずっと同じところで思考を循環するのではなく、
一歩ずつでも、自分の課題を前に進ませることができる。

そんな効用が「ノートを書く」ことにはあると思います。


(4) 「自己認知」が深まる。

みなさんは1日の終わりに、今日の自分が、

「何が嬉しかったか」「何が楽しかったか」
「何が苦しかったか」「何が悲しかったか」

を思い出し、認識することができるでしょうか?

もちろん、とても印象的な事件であれば覚えていますが、
私は基本的に夜になると、その日の出来事を忘れています(笑)。

「今日なにがあったの?」と言われると、
「いや、別になにも。。」としか言えないのです。

実際には多くの「怒り」「落胆」「悔しさ」があったにも
関わらず・・・。

これは、私が内面の変化に無頓着すぎた例ですが、
私たちは日々、外的な出来事によって感情が変化しています。

その変化は、ある意味自分を知るチャンスであり、
ヒントでもあります。

その感情の変化を、毎日「ノートを書く」ことで、
どんな出来事に対して、自分がどんな感情を抱いたか、
を少しずつ知る努力が必要だと思うのです。

普段、心の中で感じていることを言語化することで、
自分がどんなことを「嫌だ」と思うのか、
どんなことを「楽しい」と思うのか、がわかってきます。

「自分の価値観を知る」ことを重要視している私には、
毎日を「自分を知る機会」としてくれる、
大切な思考の再編集の場が「ノート」なのです。


長くなりましたが、
以上が私が感じている「ノートを書く習慣」のメリットです。

沢山書かせて頂きましたが、私にとってはそれくらい
『メリットだらけ』と言える、費用(時間)対効果が
抜群の習慣なのです。

最初は「面倒くさい・・・」と感じると思いますが、
習慣化されてくると、

・自分の意見を作りやすくなる。
・ストレスを軽減してくれる。
・悩みの相談相手にもなってくれる。
・自分の価値観がわかる。
・なぜ自分がそう「感じる」のか、わかる。

という、「辞められない・止まらない」状態に
入ること必至です。

何かを変えたい、と思っている方、
ぜひ「毎日ノートを書く」習慣を、検討してみて下さいm(_ _)m


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〔2〕 きんきょー報告「 デジタルが変える社会:電子出版EXPO 」
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いまの社会が、変化の時であることは間違いないでしょう。

少子高齢化、エネルギー問題、資本主義経済の崩壊などなど。
様々な局面で、変化を迫られているのだと思います。

そんな中、この分野も大きく転換期を迎えています。

『出版物』です。

本が最も代表的ではありますが、「紙からWebへ」の流れが、
ここ数年で一気にくることが予想されています。

そこで昨日、「デジタルが今後社会をどう変えるのか?」を
少しでも知ろうと、東京ビックサイトに行ってきました。

目的は、これです。

◎ 電子出版EXPO
http://www.ebooks-expo.jp/ja/


▼場所は東京ビックサイトです。
















▼入場口からすごい人でした!
















約1万人を超える出版社の人間が集い、電子出版に
おける商品・サービスのデモンストレーションをする場と
なっていました。

出版業界における代表的な企業が集まっていたため、
現在、電子出版に参入している企業がどんな動きをしているのか?
が非常にわかりやすい展示会でした。

▼様々なデモンストレーションを見ることができます。
















▼体験できるサービスも沢山あります。
















私がこの展示会で面白いと思った商品が、2つあります。

まず1つ目は「O-RID KYBER」です。

◎ O-RID KYBER
http://www.o-rid.com/jp/











このサービスを簡単に説明すると・・・、

ノートやホワイトボードに書かれた手書き文字、名刺、文字情報を
含む写真等を、イメージ画像として送ると、デジタルデータに
変換してくれるオンラインストレージサービスです。

もう少し簡単に言うと、
「手書き」で書いた文字を携帯で取って送ると、
デジタルデータに変換して送り返してくれるサービスです。

しかもなんと・・・、
送ってから“数分で”デジタルデータ化してくれる、というのです。

これ、すごくないですか?

例えば、今回上に張り付けたノートなどのデータを送ると、
約3分後にはデジタルのテキストデータになるということ。

これは・・・倉庫などに紙で保管している書類を、
一気に減らす可能性がありそうです。

デジタル技術は、まだまだ社会を変えてくれる可能性を感じました。


そしてもう1つは「電子書籍の自動販売機」です。

◎ 電子書籍の自動販売機
http://topics.jp.msn.com/digital/general/article.aspx?articleid=633440

▼実物が置いてありいました。





















これは非常にわかりやすい、
電子書籍が「駅や道にある自動販売機で買える」というもの。

早ければ来年にも、様々な駅で見ることができるようです。

今後はジュースやお菓子だけでなく、
本、雑誌、映像まで、駅で買える時代がやってくるのかも
しれません・・・。

その他にも、普段は見られない本や、
海外企業の展示、変な置物(?)などもあり、素人の私でも
存分に楽しんでくることができました。

電子出版に関しては、まだまだインフラ整備の段階で、
サービスの方向性を模索している、といった状態。

しかし、電子書籍が普及することで、コンテンツを
生み出せる人間にとっては、より自由で、より働きやすい
社会が来ることを、応援したいと思いました。

東京ビックサイトは、ちょくちょくこういった面白い展示会を
やっているため、目が離せません。

みなさんもぜひ、東京ビックサイトはチェックしておいてください!

◎ 東京ビックサイト
http://www.bigsight.jp/

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■ブログはこちら
http://anweekly.blogspot.com/
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今回は以上です。

今回の「ノート」の画像を見た方はわかるかと思いますが、
私は字が下手です。

えぇ、それはもう病的に下手くそです。

そんな私の字を見かねて、いまの会社の上司であるMさんが、
私にこんな本をプレゼントしてくれました。

◎ 書き込み式ボールペン字 実用練習帳 和田 康子(著)
http://www.amazon.co.jp/dp/441502842X





















なんだか小学生の宿題を思い出すような気がしますが・・・。
せっかくなので、これを機会に字がきれいになる努力を
してみたいと思います。

「字は人格を表す。」

字とともに、人格もきれいにしたいと思います・・・。


それでは、今回も最後まで見て頂いて、
本当にありがとうございました。

来週も、どうぞお楽しみに。

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