┃◆2012.7.29┃ vol.101 【タイ探訪記】バンコクの活気は東京以上!
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みなさん
こんばんは。
今回から全5回に渡って、
私が現地で見た・聴いた・感じた、
「タイ(バンコク)」
「ミャンマー(ヤンゴン)」
について、書いていきます。
今回はその第1回目。
「タイ ~市場・街中編~」です。
タイに行ったことがある方も・ない方も、
どうぞお楽しみください!(^^)/
【 タイ (バンコク) ~市場・街中編~ 】
「・・・危ない!」
成田空港から飛行機に乗って約6時間・・・。
バンコク空港に到着してから、ホテルに向かう
タクシーの中で、私は何度も叫びそうになりました。
信号で停車すると、乗っているタクシーと
前の車の間を、バイクがどんどん横切っていくのです。
市内に入って、ひどい渋滞で道が車で溢れていようが、
関係ありません。少しでも隙があれば、車と車の間、
歩道までも、バイクが入り込んできます。
バンコクでは当り前の光景に、私は驚かされました。
▼とにかく車・バイクの交通量が多い。車に乗っていても怖いです。
そして、タクシーから見える外の「風景」も、
私には印象的に移りました。郊外~市内にかけて、東京のような高層ビルの隣に、
戦前のような汚い工事現場が広がっているのです。
あたかも30年前の日本に、渋谷ヒカリエのような
最先端のビルが立っている不思議な風景が、
そこにはありました。
「国の活力は、その国の建設業の勢いを見ればわかる。」
という言葉がありますが、バンコク市内~周辺は、
まさにいま、経済が発展しているという熱気があります。
▼高層ビルの隣には、汚い工事現場。街全体が騒がしい雰囲気です。
「東南アジアに来たんだなぁ・・・。」
タクシーの中からそんな実感を持った私は、
ホテルに到着して荷物を預け、とりあえず市内を
歩いてみることにしました。
外を歩いてみると・・・、
異常に、、、暑い。
ジメジメとした湿度と、異様に強い日当たりで
外を歩く気力をすぐに奪われました。。
よく、「南の国の人は働かない。」と言われますが、
そりゃあそうだ。
こんなに暑かったら、頭なんて動かないですよ。。
しかも、それだけではありません。。
バンコクの市内は、暑い上に・・・臭い。
道で果物や野菜などを売っているため、
生臭さと、ゴミと、排気ガスが混じり合った匂いが、
街中に漂っています。
横断歩道もほとんどなし。
あっても、誰も守らない。
そんなゴチャゴチャの雰囲気が、慣れてくると
楽しく感じられるところが、タイは不思議です(笑)。
▼タイはとにかく熱い。いままで浴びたことのない日差しの強さでした。
そんな雰囲気の中、街中を10分ほど歩くと、
バンコク市内で最も人が多い「サイアム駅」に着きます。
そこで、構想1年、建設3年、60000人の労働力を持って
「バンコクのプライドをかけて作られた」と言われる、
百貨店に行ってきました。
http://www.bangkoknavi.com/shop/38/
私はこのパラゴンで、
タイの中で最も大きな衝撃を受けました。一体、何が衝撃的だったのか・・・?
それは、
来店しているお客の数・顧客層。
そして・・・、
その人たちが醸し出す「熱気」が、
東京の百貨店の比ではなかったのです。
誤解のないように言っておくと、
私はいままで、「東京はアジアの中で一番すごい!」
などと思ったことはありません。
しかし、それにしても「熱気(=消費意欲)」に、
差がありすぎました・・・。
まず、来店しているお客の数が圧倒的に多い。
日本の百貨店で、これほどお客様が入っているところを
残念ながら思い出すことができませんでしたm(_ _)m。
▼とにかくお客様が多い・・・。これなら、百貨店は儲かるでしょう。
みんな・・・若いのです。
20~30歳の顧客層が多数来店しており、
その人たちから、
「いい生活がしたい!」
「美味しい物が食べたい!」
「ブランド物が欲しい!」
という意欲が溢れているのです。
日本はすでに、経済が成長から成熟の時期に入っている
ため、「物」に対する欲求は比較的少なくなっています。
しかし、タイはいま経済発展の真っ最中。
人々が百貨店の中を歩く活気がまったく違うのです。
「経済が発展することが、人の幸せにつながる。」
そんな、日本が高度経済成長時代に体験したであろう、
右肩上がりの世界が残っているのです。
ある意味、発展途上国としての上昇していく「熱気」を
初めて感じた私は、とても衝撃的でした・・・。
その他にも、
ブランドは一流どころが揃っていて、
フードコートには世界から出店があり(大戸屋・ココイチも!)、
3Dの映画館まで入っている、
という施設においても、
パラゴンは世界でトップレベルの百貨店でした。
その光景を見て、私が感じた感想は、
「もし自分が投資するなら、日本よりはタイにするかも・・・。」
「東京はすでに、特別な場所ではないんだ・・・。」
悔しいですが、それが正直な意見です。。
驚きと同時に、悔しさを感じる。
そんな感情を、パラゴンから持ち帰ることになりました。
パラゴン以外にも、現地の人たちがどんな買い物を
して生活をしているか?を知るために、いくつかの市場も
歩いてみました。
◎ チャトゥチャック ウィークエンドマーケット
▼週末の土日のみ開催されているバンコク最大の市場の一つです。
▼服や雑貨、タトゥーを入れる店まで、上野のアメ横のような市場でした。
▼肉・野菜・揚げ物・ゲテモノ系まで・・・色んな食材がありました。
◎ サイアム・スクエア
▼バンコクでも有名な市場。日本でいう「原宿」のような場所です。
▼雑貨や洋服を、ガラの悪いお兄ちゃんたちが売っていました。
▼日本でいうストリートミュージシャン??
市場には、
世界中の国から来た観光旅行客、
本当にこれ売り物か?という汚い物、
物乞いをしているおじさん、
などなど、とても一言では言い表せないくらい、
世界中から色々なものが集まっていました。
私はお腹を下すのが怖くて、
買い食いはできませんでしたが・・・、
「日本人だから高いものを売りつけてやれ!」
という声掛けを何とか振りほどきながら、
市場を無事に見て回ることができました(汗)。。
それにしても、市場も百貨店も、
バンコク市内はどこもかしこも、とにかく人が多い。
そしてなにより、
人々の『消費意欲』が非常に高い。
その熱気が、世界中から人と企業を呼び寄せて、
国全体が急成長している真っ最中・・・。
そんな“昇っていく(成長している)”感覚を、
バンコクでは味わうことができました。
現在タイは、日本の10分の1の所得水準と言われ、
物価も安いため、海外観光客が多数訪れています。
しかし、いま20~30歳の彼らが中間所得者層になり、
お金の余裕ができれば、莫大な消費をするでしょう。
そしてその時には、より大きなマーケットとして、
世界中から人とお金と技術が集まる。
そんな将来像が、描ける国です。
それに反して、少子高齢化していく日本は、
経済発展の先にある、
「物の豊かさを追求する社会」の次のモデルを、
先進国の役割として作り、現在の発展途上国に
示していく必要がある。
そんな確信を得て、帰ってくることができました。
▼電車もとってもキレイです。日系企業の広告が沢山出ていました。
経済成長をしている国の雰囲気を知りたい方、
バンコクは、とってもオススメです。
私は20代の内に、この「熱気」を感じられて、
本当によかったと思っています。
ぜひみなさまも、「アジアの熱」を感じに行って下さい。
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