┃◆2013.7.8 ┃ vol.154 踊る転職活動
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みなさん
こんばんは。
梅雨が一気に明けて、猛暑がやってきましたね(>_<)。
天気予報をみると、明日も35度くらいになるとのこと。。m(_ _)m
季節の変わり目は体調を崩しやすく、多くの方が
熱中病になったり、風邪を引いたりしているようです。
みなさんも、体調には気をつけてください。
今回は、先週に引き続き「企業にとっての採用活動」、
「個人にとっての転職活動」について書いていきます。
今回は特に、これから転職活動をしようと思っている人、
考えている人の参考になれば嬉しいです。
ぜひご覧ください!
私はいままでに2回、転職をしました。
また以前、求人広告の仕事をしていたこともあって
企業の採用活動を少しは知っているつもりでした。
しかし、それでも自分が実際に「採用する側」に
まわってみると、
「自分は転職に必要なことが何もわかっていなかった・・・。」
と思い知らされます。
いま転職活動をしている人の中で、
「自分はどんな企業から求められるか」
「自分の年齢・キャリアで何を望むか」
「面接で何を伝えればいいか」
を客観的に理解できている(採用側のニーズがわかる)人は
何%くらいいるのでしょうか?
私の実感値では、10%もいないと感じます。
一言でいうと、多くの人が(自分も含めて)、
「転職という幻想に踊らされている」と感じるのです。
私がそれを強く感じたのは、多くの求職者と面接をして、
志望・転職理由を質問したところ、同じような回答を
数百回と返されたからです。
その回答とは、
「自分がやりたい仕事をしたい」
「違う業界を体験してみたい」
「興味のある業界で働きたい」
「いまの仕事は自分に合わない」
「もっとスキルアップしたい」
など、、、
上記の答えは全て、選考をする側としては、
「あぁ~、またいつものパターンだ。」と思う解答です。
上記の理由を言う人ほど、
「いや、ぶっちゃけあなたの雰囲気を観れば、
いまの会社が嫌で・つまらなくて・つらくて、
辞めたいのが滲み出てますけど・・・。」
とわかるのです。
そして、そういう人が「転職」に持っているイメージは、
・ 新しい仕事を始める個人的なチャレンジの機会
・ いまとは違う自分に合った仕事・会社に出会う機会
・ 自分がスキルアップする機会
と言うことが多いのです。
しかし、ハッキリ言ってしまうと・・・、
(冷たい言い方になるかもしれませんが、、)
「採用する側」からすると、あなたが転職する理由や、
会社を志望する理由は、“整合性”があれば十分で、
「会社に入ったとしたら、どんな貢献ができるか?」
ということさえ聴ければいいのです。
転職者を受け入れる理由は、現業が忙しくて人が
足りないので、可能な限り即戦力としてチームに加わって
もらい、結果を出して欲しいという場合がほとんです。
そのためにどんなスキルを持っていて、
何がいま出来るのか、またはすぐにでも出来る
ようになるのか。
それが、知りたいんです。
にも関わらず、自分の“要望”や“希望”を出発点にして
転職活動をする人がなんと多いことか・・・。
ハッキリ言って、そんな話は面接お場ではあまり
意味がないと言っても過言ではないでしょう。
もちろん、個人が違うステージに立つために、
「転職」という機会はとてもいいきっかけだと思います。
事実、私もその道を通ってきました。
しかし、果たすべき役割の順番として、
まず自分ができること(=会社に貢献できること)を
優先しない限り、転職活動がうまくいくことはないでしょう。
結局のところ、
「相手(採用する企業)の立場をどれだけ考えて動けるか?」
という話になります。
違う仕事がしてみたい。
昔から興味のある分野で働きたい。
あんな人間になりたい。
その希望はもちろんないと、長く働けないでしょう。
しかし、「転職者」として企業と会う時には、、
【まず最大限、会社に貢献するつもりがある】
ということを伝えない限り、何も進みません。
いまでも転職の広告を観ると、
「転職で差をつける」
「転職があなたを救う」
「踏みだす転職、見つかる天職」
などの良いことばかりが書いてある広告が多いですが・・・、
決して踊らされることのないよう、
地に足をつけていきましょう。
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今日は猛暑の中、最近評判がいいと聴きつけた
インド映画を観に行ってきました。
▼きっと、うまくいく
http://eiga.com/movie/77899/special/
はじめは新宿で観る予定だったのですが、、
映画館に着いてみると、
「チケット売りきれ!」の看板が。。
ここまで来て観ずに帰れるか!
と思い、結局は六本木まで行って観ることができました。
噂に違わず、内容がとってもよかった。
決して派手ではありませんが、人情・友情を感じる
物語で、インド人の天性の明るさ(?)もあって、
上映時間3時間弱があっという間でした。
この映画のように、あまり知られていないけど、
内容が素晴らしい映画を見つけると得した気分になります(^^)/。
みなさんも気になった方は、ぜひ観てみてください。
それでは、今回は以上になります。
今回も長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
来週も、よろしくお願いします。
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